ALSOKグループのALSOKベトナム(ALSOK VIETNAM Co.,LTD、本社:ホーチミン市、社長:安立 光孝)は、7月よりベトナムにおいてAED(自動体外式除細動器)の販売を開始します。日本でALSOKがご提供するAED販売と同様の管理体制を実現し、AED管理上のお客様のご負担を軽減いたします。
記
1 取り扱い開始日
2015年7月1日(水)予定
2 ベトナムにおけるAEDの必要性
他の東南アジア諸国と同様に、ベトナムにおいても救急医療サービスは十分に整備されていません。特にAEDは、日本では当然のように設置されている場所(医療機関、公共交通機関、公共施設、官公庁、教育機関、観光地等)においても、いまだ未設置が通例となっています。
さらに、緊急車両(救急車等)の絶対数も少なく、慢性的な渋滞により到着までに時間を要すほか、一般市民によるファーストエイド(応急手当)も周知されていないため、結果的に救命率も低い数値に留まっています。
3 アジアに広がるALSOK−AEDのサービス網
ALSOKは、2005年12月のAED発売開始以降、10年間に渡って消耗品の管理支援やトレーニングサポート等、様々なサービスを展開してまいりました。グループ会社であるALSOKベトナムは、2014年のALSOKタイランドに続き、ベトナムにおけるAED販売を開始し、国内におけるAED 普及やその周知、ファーストエイドの啓蒙に貢献するべく、活動を開始いたします。
また、定期消耗品の交換時期等、日本で培ったお客様にとって使いやすい管理システムをベトナムにも導入し、お客様が安心してAEDを設置していただけるように様々な支援を行ってまいります。
ALSOKは、2011年9月に「ALSOK AEDハートマーク」を商標登録し、AEDに関係するオリジナル商品等に使用しています。海外でのAED販売においても、本マークの周知を行って参ります。
4 販売商品
販売するAEDは、フィリップス社(Philips)製の「ハートスタートFRx」です。
バッテリー装置時でも、ご年配の方や女性、お子様でも持ち運びが可能な1.5kgと軽量コンパクトボディでありながら、高い防塵・防水性能(IP55 ※)と耐衝撃・耐振動性能を実現したAEDです。また使用時には、明朗な音声ガイダンスによるCPR(心肺蘇生法)コーチングも、救命率の向上に貢献します。このように、初心者にも扱いやすく、プロフェッショナルにもご納得いたけるモデルとなっています。
販売にあたり、定期交換品(電極パッドとバッテリー)の費用を含んだパッケージ購入プランもご用意しております。また、ご要望が多いことから、納品時にはAEDの使用方法を含めた一連のCPR(心肺蘇生法)についてのレクチャーを、無料で実施いたします。
※IP
IEC規格で規定されている機器の保護構造を記号で示したもの。IECとは、国際電気標準委員会のことで、国際的な標準規格。
【商品内容に関する問い合わせ先】
以 上