あぁ～　正月に飲む酒はうまいなぁ！

ボクもお正月にいただくオイルは一味ちがいマス！

おじいさん、いい食べっぷりですねぇ。お餅、お代わりしますか？

うん、お代りを……ゴホッ………。

ハッ。のどをギュッとつかむのは窒息のサインデス！　おじいちゃん、まさか喉にお餅が!?

えええ!?　おい、大丈夫か!?　咳をしてみな！

消費者庁によれば、平成30年から令和元年までの2年間で、65歳以上の餅などの窒息事故による死亡者数は計661人。事故発生月は1月が282件と最も多く、次いで12月が90人。この数値は全体の約半数を占めています。

また65歳以上の高齢者のうち、75～89歳の死亡者数が多いことが見て取れます。

咳きこむのは無理みたいですね……お父サン、このままだとおじいちゃんが窒息してしまいマス！　お餅の事故は軽傷じゃ済まないことが多いので、迅速な処置が必要デス。

わ、わかってるよ！！！　でもどうしたらいいんだ……。掃除機で吸いだせばいいんだっけか!?

イイエ、まず救急車を呼んで、次の方法を試しまショウ！

だめだ、出てこない！　救急隊はまだなのかーーー！！！

お父さん、落ちついテ。もう一つの方法を試してみましょう。内臓を傷つけるリスクがありマスが、正しく行えばもっとも効果的なのデス！

ああ、やっと出てきた！　おじいさんの喉のあたりに餅が見える！　これをとればいいんだな!?

そうデス！　指や箸などで取る場合は、ガーゼなどを巻いてお餅をからませて取るようにしてくだサイ。 おじいちゃん、大丈夫デスか!?

ゴホッ、ゴホッ。あぁ、三途の川じゃあ……。

まったく、新年早々……（ホッ）。ほら、救急隊がついたぞ。病院に行こう。