ALSOKみんなが作る!防犯何でもランキング
部屋選びで一番優先するのは、安全な暮らしを手に入れるための「周辺の治安」という結果に
あなたは新しい部屋を探す時に、何を優先して決めていますか? 家賃、間取り、築年数、日当たり……。いい条件が揃った部屋を探そうと思えばキリがありませんね。そこで、最も重視する条件をアンケートで聞いたところ、47.4%の方が「周辺の治安」と答えました。安心して住むために、多くの人が防犯を意識していることが証明されました。続いて、「間取り・階数」が26.3%、「賃料」が15.8%、「オートロックの有無」が5.3%、「駅までの道のり」が5.2%でした。そして、引っ越しにはかなりの労力と資金がかかりますから、後悔しないためにもオートロックや防犯カメラなどの防犯設備やセキュリティ付き物件を選ぶことをおすすめします。
4月からの新年度に向けて、進学や就職、転勤の方はそろそろ部屋探しや引っ越しの準備を始める時期ではないでしょうか。新生活のスタートに夢が膨らみますが、「引っ越しをした早々に空き巣の被害に遭った」「治安が悪くて、帰り道が不安になった」など、実際に住み始めてから気付くことも多く、失敗をするケースも。警察庁の『平成22年の犯罪情勢』によると、侵入強盗の発生の21.4%が住宅ですが、そのうち9.5%が一戸建てに対し、共同住宅は11.9%という高い確率。そこで、空き巣に狙われにくく、防犯を意識した共同住宅の部屋選びをアドバイスしましょう。
オートロックや防犯カメラなどの設備もチェック!
必ず実際の部屋を下見に行くこと。簡単によじのぼって部屋に侵入する経路はないか、洗濯物が盗まれたり、部屋の中を覗かれる危険性はないかを確認しておきましょう。また、角部屋なら死角にならずになるべく見通しの良い場所であるかを確認してください。建物の設備には、オートロックやエレベーターに防犯カメラが設置してあると比較的安心ですね。でも、オートロックはドアが開いている間に犯人が入ってきてしまう“共連れ”の被害が発生しているのも知っておいてください。また、玄関は人通りの多い通りに面している方がいいでしょう。泥棒が侵入しにくいですし、何かあった時にすぐに助けを呼ぶことができます。
治安の情報収集も安心した暮らしを手に入れるための大切なポイント
地域の治安をチェックしておく必要もあります。始めて住む地域のことはなかなか情報が入りにくいものです。一番いいのは自分の帰宅時間に合わせて、実際に歩いてみることです。極端に人通りが少なかったり、暗い道を通らなければいけない場合は、候補からはずしましょう。夜間でも人の顔が判別できる明るさが保たれている環境を選ぶことが大事です。地域のことは不動産会社の担当者や交番の警察官に尋ねてみるのもおすすめの方法です。
このように部屋選びの時には、室内だけを見て決定するのではなく、客観的に外から建物を見たり、周辺を調べることも大切なのです。しかし、安心できる部屋選びができたからといって、住み始めて油断していたのでは被害に遭ってしまいます。常に用心を怠らないようにしましょう。
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