9月1日は防災の日。ALSOKでは、ライフラインの復旧や避難所に移動するまでの1日を乗り切るために、最低限必要なグッズを厳選した「緊急キット」を発売しています。今回は、電気・ガス・水道が使えない想定で、「緊急キット」を実際に使用してみました!
マジックライスの味は、「えびピラフ」「しそわかめご飯」の2種類。説明書きには、水またはお湯を注ぐだけでカンタンにおいしいご飯ができあがる、とありますが――。
同梱されていた備蓄用保存水を使って作ってみました!
まず、袋をあけて、袋の中から調味料、スプーン、脱酸素剤を取り出します。それから、中に記された注水線をチェック!線は、ピラフ用と、リゾット用の2つがあります。今回はピラフを作ってみましょう!
水をピラフ用の注水線まで注ぎます。この時、付属のスプーンでしっかりとかき混ぜるのがポイントです。
袋のチャックをしめたら、60分間(熱湯を注いだ場合は15分)待ちます。完成品はこちら!
そのとおり! 一般のミネラルウォーターを長期間保存した際、いざ開けると腐っていた……ということが起こりえます。原因は混入している雑菌のせいなんです。
その点、この「備蓄用保存水」は、100%蒸留した無菌状態の水。赤ちゃんのミルクとしても、煮沸消毒ナシで使用でき、5年間(*)は腐りません。
(*) 緊急キットの消費期限は4年です。
これは、体温保持や断熱ができる「エマージェンシーブランケット」。
サイズは130×210 。アルミホイルのような形状で紙よりも薄く、そよ風にフワリと浮かぶほどの軽さです。素材の防風・防水効果により外気温を遮断します。
さらに体温保持する仕組みは、エマージェンシーブランケット自体に発熱効果はないものの、体を包むようにすると、体から放出される体温をブランケットが反射し、さらにブランケットと体との間にたまった空気の層で温度を保つというものです。
実際に巻いてみると、あ……暑い!! 日陰で巻いたにもかかわらず、暑い! 自らが発する熱でブランケットの中はサウナ状態です。
たしかに冬場に体に巻きつければ想像以上に体温を保持できそうですが、夏場は巻くより被るような形で日光を遮るように使うのがよさそうですね。
簡易トイレは、既存の便器に取り付けて使用できます。災害発生直後、ライフラインの停止によって使用不可能となった企業やご家庭の洋式トイレを利用して、衛生的に処理できるんですよ。
実際にためしてみましょう! 成人の尿量は1回に200~400ml とされています。青色をつけた水を用意し、400mlを注いでみます。
処理袋内部に接着された凝固シートが、水分をみるみる吸水していきます!
どんどん水を注ぎ続けた結果、600mlまで余裕で吸い取ってくれました。実際はまだまだ行けそうです。
ちなみに、ここで使用されているのは、防臭・防疫効果のある抗菌ポリマー 。臭いも気にならず、“燃えるごみ”で出せる素材だそうです。
そんな時は、「緊急キット」に入っている非常用ライトが役立ちます。ミュージシャンのライブなどでもおなじみのスティック状のライトです。
入っているのは、30分発光タイプと12時間発光タイプの2種類。どちらもアメリカ軍の軍事用として製作された本格的な商品です。
使用方法は……。
強く光っているのが30分発光タイプ、淡く光っているのが12時間発光タイプです。とはいえ、12時間発光タイプでも本が読めるほどの光量はあるんですよ。
このほか、マスクや軍手、携帯用ナップサックが同梱されています。避難時に持ち出すものとしては、これに加えて、ティッシュ、タオル、筆記用具、ホイッスル、ばんそうこう、ラジオなどを合わせて用意しておくと、より安心です。
ALSOKの「緊急キット」、ぜひご家庭や会社などでの防災準備にお役立てください。