CSRマネジメント

考え方・取り組み体制・綜警憲章

 ALSOKにとってのCSRは、お客様をはじめ、社会から何を求められているのかを常に考え、「ありがとうの心」と「武士の精神」に基づく経営理念を実践していくことです。
 CSR活動を通じて、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs) 」の達成にも貢献していきます。

ALSOKにおけるCSRの考え方

 ALSOKは、1965年7月の創業以来、「ありがとうの心」と「武士の精神」という2つの基本精神を掲げ、お客様と社会の「安全・安心」を守るという強い使命感のもと、警備業に邁進してきました。
ALSOKにとってのCSRは、お客様や社会が抱えるさまざまな課題を事業を通じて解決することで、お客様と社会の「安全・安心」に貢献していくことです。そのため、「経営理念」を軸に、「経営指針」「行動規範」「社内規程・社内ルール」を制定し、ALSOKとして取り組むべき活動をCSR理念体系として明確にしています。「経営指針」は、ステークホルダーに対する取り組み指針を謳い、「行動規範」では、役員・社員の日常の事業活動のなかでの行動を示しています。さらに、課題ごとに「社内規程・社内ルール」を定め、CSRを各業務に落とし込んだ活動を推進しています。
CSRの具体的な活動指針として、2014年よりCSRの4つの重要テーマを掲げ、持続的な企業価値向上と事業の発展に努めています。
また、世界が抱える課題を解決するために国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を踏まえ、よりグローバルな社会的課題解決に貢献する活動を推進していきます。

綜警憲章

経営理念

我が社は、「ありがとうの心」と「武士の精神」をもって社業を推進し、
お客様と社会の安全・安心の確保のために最善を尽くす。

経営指針

経営指針

1. 経営の基本精神
何事にも、常に感謝の心を忘れない
「ありがとうの心」と、強く、正しく、温かい、
「武士の精神」をもって取り組むとともに、
社徳のある会社を確立する。
2. 経営の優先順位
お客様に対して最高のサービス・商品を提供することを最優先とし、併せて社員にとって働きがいのある会社の実現に努めるとともに、収益の拡大を通じて株主の期待に応える。
3. 経営の基本戦略
常に変化する時代のニーズに適うべく、
警備業を中核としつつ、新たな分野に
おけるサービス・商品を幅広く提供する。
4. 社会・公共への貢献
安全・安心に関する公の施策に協力し、
社会の発展に貢献するサービスの展開と
商品の開発を行う。

行動規範

  1. 1我々は、常に「ありがとうの心」を基本におき、お客様へのサービスに誠心誠意、最善を尽くします。
  2. 2我々は、強く、正しく、温かい、「武士の精神」を体現し、いかなる困難にも正々堂々と立ち向かい、一丸となって目標を達成します。
  3. 3我々は、独立自尊の「野鳥精神」をもって、自ら考えて仕事に取り組み、自らの責任で必ず成果を出します。
  4. 4我々は、「誠実、正確、強力、迅速」をモットーに行動します。
  5. 5我々は、現状に甘んじることなく、仕事の質の向上と収益の拡大に向けて常に変革を求め、挑戦し続けます。
  6. 6我々は、真のリーディングカンパニーにふさわしい人材となるべく、コンプライアンスの意識を高く持つとともに、日々、自己研さんに努めます。

CSR取り組み体制

 ALSOKでは、CSR推進室を中心とした取り組み体制によってCSR活動を推進しています。

 CSRやESGの最新情報を社内報等で従業員へ配信するほか、e-ラーニングによる研修や、外部講師による事業所責任者に対するESG研修の実施など、グループ全体でCSRマインドの醸成につながる取り組みを行っています。

 さらに、毎年1回、本社・支社および全グループ会社に向けたCSR活動に関するアンケートを実施して、ESGに関する定量的・定性的な情報を収集し、冊子やコーポレートサイト上で開示しています。2015年3月期からは、ALSOKの事業とCSR活動の関連性をより統合的にお伝えするために、グループ全体の取り組みを財務・非財務の面からわかりやすくまとめた「ALSOKレポート」の発行を開始し、コーポレートサイトではCSR活動およびESGの取り組みに関する開示情報の充実を図っています。

 こうした取り組みの結果、外部機関よりESGの観点から社会的責任を果たしていると認められ、投資指標や指数の構成銘柄に選定されています。

関連リンク

サステナビリティ基本方針

 ALSOKグループは、「ありがとうの心」と「武士の精神」という2つの基本精神を掲げ、強い使命感のもと、リスクが多様化する社会の中で、拡大する安全・安心ニーズに対応してまいりました。
ALSOKグループは、サステナビリティを巡る課題への対応は、従来から基本的な経営課題であるとの認識に基づき取組みを進めてきたところではありますが、これからもお客様と社会の多様な安全・安心ニーズに応えるべく、警備ビジネスモデルの変革を推進し、強靭な「綜合安全安心サービス業」として、社会的責任を果たすことを宣言し、ここにALSOKグループサステナビリティ基本方針を定めます。

①社会的課題の解決に貢献する商品・サービスの提供

 ALSOKグループは、常に変化する社会の動きを的確に捉え、警備業で培ったノウハウを活かし、社会やお客様の課題解決に貢献する多面的なサービスを提供いたします。多様化が進むライフスタイルや高齢化が進む社会への対応、自然災害への対策サポートや自治体との協働による地域社会支援など持続的な社会の発展に貢献してまいります。

②倫理と公正取引

 ALSOKグループは、社会的責任を果たし、社会から信頼される存在であるために最高水準の倫理を継続いたします。反社会的勢力との関係は、一切持ちません。すべてのビジネス関係において優越的な地位の濫用を禁止し、公正、透明、自由な競争を阻害する行為をおこないません。また、ステークホルダーに対し、積極的に情報を提供し、開示をおこないます。

③企業の統治

 ALSOKグループは、地域や社会に開かれた存在であり、信頼され尊敬される企業であり続けるために、説明責任を果たし、経営の効率化と透明性を高めてまいります。お客様、従業員、株主、投資家、取引先、地域社会およびその他のステークホルダーとの対話を促進し、経営の透明性向上、監査の実効性向上、内部統制システムの強化を継続してまいります。

④人権と労働

 ALSOKグループは、人権に関する国際規範を踏まえ、あらゆるステークホルダーの人権を尊重し、尊厳を持って対応いたします。法に定める労働時間、休日、休暇、賃金を保証し、あらゆる差別、非人道的な扱いはいたしません。

⑤信頼される、強靭な綜合安全安心サービス

 ALSOKグループは、常に高い倫理観や規律性を求められており、特にコンプライアンス、情報資産の保護、事業継続計画(BCP)は、経営の最重要課題と捉え、各種研修や訓練で繰り返し教育しております。今後も提供するサービス品質の向上とお客様満足度の向上に継続して取り組んでまいります。

⑥人材育成と働きやすい職場づくり

 企業が持続的に成長するためには、優秀な「人財」が不可欠との認識のもと、ALSOKグループは社員が能力を最大限に発揮できるよう、研修制度を充実させ積極的なキャリア支援を行っております。ワークライフバランスの推進やダイバーシティへの対応など、働きやすい職場環境の体制整備に取り組み、企業活動の礎となる人財の育成に継続して取り組んでまいります。

⑦地球環境の保全

 ALSOKグループは、地球環境を守るために、CO2排出量の削減やリユース・リサイクル、自然保護活動などの取組みを継続していくとともに、社会やお客様の環境課題解決に貢献する商品・サービスを提供してまいります。

⑧地域社会への貢献

 国内外の地域社会が抱えるさまざまな課題に取り組み、ALSOKグループの基本的精神である「ありがとうの心」を形にしています。防犯パトロール、子どものスポーツ指導や国内外の災害支援などを行う「ALSOKありがとう運動」等を通じ、地域社会に貢献する活動に取り組んでまいります。

⑨危機管理の徹底

 ALSOKグループは、自然災害、テロやサイバー攻撃等の脅威に備えるとともに、有事においては、直ちに対策を実行し、ステークホルダーへの影響を最小限にするよう努めてまいります。

⑩経営陣の役割

 経営陣は、サステナビリティを巡る諸課題への対応が、経営上の重要な課題であることを強く認識し、実効あるガバナンス体制の構築を通じて、グループ内に周知徹底を図ってまいります。さらにサプライチェーンに対しても、サステナビリティへの取組みを促してまいります。

制定日:令和3年10月5日