ためして、ALSOK!
あんしん家族の ためして、ALSOK!

あんしん家族の

ためして、ALSOK!

暴漢&変質者から身を守れ!“ALSOK護身術”を習ってみた

2014年2月26日時点の情報です

ALSOKの「ALSOK護身術」
痴漢や暴行、通り魔などの犯罪が絶えない昨今。夜道で怖い思いをしたことのある人も少なくないのでは? 不審者や変質者が出没しがちな春もすぐそこ。イザという時は自分で身を守らねば! というわけで、女性が知っておくべきALSOKの“護身術”を習いました!
アイコン
null
null

お姉さん、ようやく待ちに待った春が来ますネ~! ってアラ、変な顔……。

null
null

失礼ね、曇り顔って言ってよ。いいこと? 暖かくなると変な人がワサワサ出てくるのよっ。痴漢でしょ、露出狂でしょ……んもー、いやな季節よ!

null
null
アイコン
アイコン
null
null

そ、そういえば、お姉さん、昨年は露出狂の被害に遭ったんでしタッケ?

null
null

そうよ。見せられたあげく、○#×&▽?■%◇$●!!! ……今思い出しても気持ちワルイわ!

null
null
アイコン
アイコン
null
null

不憫デス。そうだ、じゃあ護身術を習いに行きまショウ! ALSOKでは、警備会社の社員に必要な能力として、新入社員研修などで護身術を教えているんですよ。

null

春の変質者に怯えるお姉さんは、アルボに連れられてALSOKの東京研修所へ! はたして、無事に護身術をマスターすることができるのでしょうか?

null

たのもうー!! アルボちゃん、見てて。私、変質者の一人や二人、軽くぶっ倒せるようになるからね。

null
null
アイコン
アイコン
null
null

ちょ……お姉さん。護身術は基本、逃げるためのものデス! 戦っちゃダメですヨ! さあ、本日指導してくださるのは、ALSOK教育・訓練部の新保克徳(しんぼかつのり)さんデス。

null
null

こんにちは。今回は、夜道などで「後ろから来られた場合」と「前から来られた場合」の2つのケースをメインに、ありがちなシーンごとの対処法をご紹介します!

null

私、あまりパワーがないと思うんですけど、大丈夫でしょうか?

null
null
アイコン

今日は、パワーのない女性はもちろん、男性も暴漢に絡まれた時に活用できる護身術をレクチャーしますね。

まずは、「後ろから来られた場合」。「急に肩を掴まれるケースの対処法」からいきましょう。

null

いきなり肩を掴まれたら……

null

掴まれた肩を真上にピンと伸ばす

null

クロールするように大きくターン。手刀をつくり、小指側から腕を下に振り降ろす。

null

わっ、離れた! これはカンタンだわ。

null
null
アイコン
アイコン
null
null

後ろ向きに引き倒されて馬乗りになられたりすると、よほどのスキルがない限り抜けだすことは不可能デス。そうなる前に対処するのが大切デス。

null
null

な、なるほど。気をつけなくちゃ。私、抱きつかれるのも怖いんですけれど……。

null
null
アイコン

同じ抱きつきでも、連れ去り目的なのか、胸を触るような痴漢目的なのかで異なります。落ちついて、まずは冷静に相手の手の動きを見ましょう。

null

連れ去り目的で、こちらを逃さないようにガッチリ手を組んでいるようなら、組まれた指同士を力いっぱい圧迫します。

null

もしくは、相手の手を固定して、人差し指を逆側にひねりましょう。パワーのかけかたによっては折れます。

持ち上げられそうになったら、体重を前にかけて、相手の足の甲を踏んでください。面で押すのではなく、ヒールのような点で押せればなお効果的です。

いずれも、痛みで相手がひるんだスキにすばやく離れてください。

null

じゃあ、胸を触られるような“痴漢系”の対処法は?

null
null
アイコン
null

胸元にある相手の左手を左手で握る(肩に移動させてもよし)。

null

そのまま体を右にずらし、自分の手のひらを上に向け、肘でみぞおちに一発!

null

左手で確保していた手を、右手に持ち替えて、相手の左手をしっかり自分の体に密着させる。

null

相手の脇の下をくぐって、体を抜く。

null

すると、手首関節がきまる!

アイコン
null
null

ポイントは、の「しっかり体に密着させたまま離さない」こと。こうすることで、より関節が決まりやすくなりマス。

null
null

次は「前から来られた場合」について教えてください!

null
null
アイコン

前から痴漢に襲われ、「突然手を掴まれるケース」はありがちです。

ほかにも、「胸倉を掴まれるケース」や通り魔事件のように「ナイフなどで襲いかかられるケース」も考えられますね。

そもそも前から来た人に何かされそうになった場合は、次のワザを覚えておくといろいろと防御の応用ができます。


●基本の構えは「パッシブスタンス」

まずは手をパーにして、指を顔の前に構えつつ、指の間から相手の動向を伺いながら相手に冷静になるように語り掛ける。

null

●近づかれたら「顔」&「股間」を狙え!

指を開いた状態で掌を顔に当てると、わずかな力でも大きなダメージを負わせることができる。

null
null
null

一歩踏み込み、すねを使って股間を蹴り上げる。

いずれも、中途半端な力では相手を逆上させてしまいます。一撃で相手の戦意を喪失させるつもりでやってください。


●腕が伸びてきた場合は「手三里」

null

相手の腕の「ひじから親指2本分」のところ(写真)に狙いを定めて……

null

ギュッと押す。これだけ!

これは腕の急所をつく方法です。ご自分のひじ付近を触って、ぜひ練習してみてください。

null

これが基本なのね。おぼえておこうっと。

null
null
アイコン

では、少しずつ難易度を上げていきますよ。まずは、「突然手を掴まれるケース」から!

null

引っ張られる力に沿って踏み込む。

null

踏み込み切ったら手をパーにして、足を踏ん張る。

null

一気に体勢を引き、パーにした手を耳の後ろに振り上げる!その時、勢いよく肘を曲げるのがポイントです。

突然手を掴まれる時は「体の一部を触らせようとしている」、もしくは「連れ去ろうとしている」ことが考えられます。つまり、“引っ張られる”わけです。ムリに逃れようと引っ張り返しても、力負けしてしまいます。いったん引っ張られる力に乗って、相手の手首を振りほどきやすい状況を作り出しましょう。

アイコン
null
null

手をパーにするのは、グーにしている時より腕が太くなり、相手側は握りにくくなるため(やってみて!)。また、パーにする時は、指をしっかり開くイメージでやってみてくだサイ。

null
null

なーるほど! では、次は胸倉を掴まれるケースね。

null
null
アイコン
null

襟首を掴む相手の手を、上からギュッと包み込むように握る。

null

相手にしっかりグーを握らせ、そのこぶしを自分の体に密着させる。

null

全身を使って、相手の体の外側に向けてお辞儀をするように状態を前に倒すと……

null

固定した相手の手首に対して巻き込む力が働くので、相手のバランスが崩れる!

アイコン
null
null

あとは、相手がひるんだすきに逃げる、防犯ブザーを鳴らす、大声で悲鳴を上げるなどの対処を行いまショウ!

null
null

じゃあ最後に「ナイフなどで襲いかかられるケース」! まれなケースだと思うけど、知っておきたいわ。

null
null
アイコン

不審者がナイフなどを持ち、勢いにまかせて襲いかかってくる場合、多くが一直線に向かってきます。襲われた方は驚きと恐怖で足がすくみますが、直線の上にいれば刺されてしまいますから、なんとしても避けねばなりません。

null

そこで、基本となる「避け方」はこうです。

null

片足を軸にして回転し、直線上からいなくなること!

null

可能なら、相手の体を払い、後ろから押せるとよい。

過去に発生した通り魔事件のように、「後ろで悲鳴が上がった。振り向いた時には、ナイフを持った犯人が目前に迫っていた」というケースも考えられます。

null

回転する暇もない。そんな時は、相手の足もとに潜る!

null

これならパニックになってもなんとかできそうね!

null
null
アイコン
アイコン
null
null

頭から行くと相手の脚が当たってしまうので、腰から潜るのがポイントデスヨ。

null

ここまでにレクチャーした護身術は、いずれも最悪の事態を避けるための“最後の手段”。一番いいのは、そもそも危険な場所に近づかないこと。「犯罪は場所で起きる」とも言われます。人目につきにくい暗い夜道や公園、トンネルはできるだけ避けるようにしてください。

「怪しい!」と感じたら、接近されるのをただ待つのではなく、小銭を取り出して数十枚一気に投げつけて逃げるのも有効です。

硬貨が散弾のように飛んでくれば、どんな相手でも一瞬の隙ができますからね。投げる時は、相手の顔面を狙うと効果的です。もちろん、防犯ブザーの準備もお忘れなく!

null
null

なるほど、勉強になったわ。知っておくのと、知らないのとでは雲泥の差がつきそうね。

null
null
アイコン
アイコン
null
null

なかにはちょっと複雑な技もありましたネ。みなさんも、あらかじめ友人や家族といっしょに練習してみてくだサイ!

null

コラム一覧