ALSOKみんなが作る!防犯何でもランキング
スリ対策をしている人が半数以上。無警戒の人は要注意!!
「鞄を抱えて持って歩く」「お金をあまり持ち歩かない」の回答を合せて52%の方がスリ対策をしていました。また、「その他」の回答でもポケットのボタンやジッパー等をするというコメントがありました。反面、「あまり意識していなかった」「(財布を)ズボンの後ろポケットに入れている」の無警戒な方も合せると24%と少し高めです。スリに狙われないためにも、警戒心を持つことはもちろん、ズボンのポケットに入れるときは、手ですぐに押さえがきく前側に入れるか、チェーンなどでお財布と衣服を繋げるようにしましょう。
慌しく忙しい年末年始は、スリやひったくり(窃盗)に遭う危険が一気に増えます。混雑した繁華街や商店街、初詣の神社では、スリが人ごみに紛れて獲物を狙っています。他にも、忘年会・新年会の飲酒で前後不覚にも電車やホームで寝ている人や、たくさんの荷物を抱えての帰省等、とかく外出する機会が多い年末年始、人ごみでの油断は大敵です。
男性はお尻のポケット、女性は口の開いたバッグが格好の標的に!
お尻のポケットにふくらんだ財布を入れている男性は多いですが、これはやはり危険です。上り階段やエスカレーターの後ろにスリがいる場合、財布を獲ってくださいと言っているようなものです。財布をポケットに入れるなら手ですぐに押さえがきく前側に入れるのが無難でしょう。また女性で狙われやすいのは、口の開いているバッグです。しかも、財布を取り出しやすい見える位置に入れていませんか。この状態では、当然スリも仕事をしやすいため、財布を入れたバッグの口は必ず閉じて、体の前で抱えましょう。
増えるひったくり。しかも被害の9割が女性!!
警視庁の発表によれば、ここ数年減少傾向だった都内のひったくりが、最近増え始めています。平成21年度のひったくり認知件数は2,304件で前年度より321件(16.2%)も増加しています(警視庁『都内におけるひったくり認知件数の推移』より)。しかも、被害者の92.9%が女性なのです。道路を歩いているとき、後方からひったくられないよう、車道側の腕や肩にバックをかけないようにしましょう。女性はファッション性から「たすき掛け」を好まない傾向にありますが、防犯面では優れた方法といえます。また、万が一ひったくりにあってしまい、転倒の危険を感じたら、負傷しないよう素早くバックを手放すなど臨機応変な対応で自ら身の安全を守りましょう。
財布にチェーンをつけるなど、少しの気遣いや工夫が大切。
この時期、コートのポケットに財布を入れる方も多いと思いますが、喫茶店などでポケットに財布が入ったコートをそのまま席に置いて離れたり、脱いだコートを抱えて電車で寝てしまうのは危険です。貴重品は肌身離さず大事に所持するよう心掛けましょう。財布と衣服をロープやチェーンでつないでおくとスリ防止に効果的です。他にも、財布が盗まれてしまった場合、被害を最小限に留めるために現金とカード類を別個にして持ち歩くことは有用です。クレジットカードや運転免許証などが盗まれると悪用されかねませんので、ぜひお勧めします。人ごみでは、スリやひったくりが一瞬のスキを狙っています。お出かけ時は十分気をつけて、良い年末年始をお過ごしください。
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