ＡＬＳＯＫ（本社：東京都港区、社長：村井 温）と株式会社ラック（本社：東京都千代田区、社長：齋藤 理、以下「ラック」）が業務提携し、情報セキュリティサービスの提供を開始します。その第１弾として、標的型メール攻撃訓練サービス「ＩＴセキュリティ予防接種」を、２０１２年３月２７日（火）より販売開始いたします。

  本サービスは、昨今巧妙な手口で特定の企業や組織を狙い撃ちし、情報を窃取する新たな脅威として注目されている標的型攻撃への事前対策サービスです。社員が疑似的なメール攻撃を体験することによりセキュリティ意識を向上させ、実際の攻撃への対応能力を高めることができます。また、実際に攻撃を受けた際に想定される、被害に遭うリスクを可視化することもできます。
  ＡＬＳＯＫの情報セキュリティサービス・商品のラインアップである「情報警備」では、「ネットワーク監視」をはじめとしたシステム的な対策もご用意しておりますが、本サービスによる人的な対策を併せて行うことで、お客様のさらなる情報セキュリティ向上を実現します。

  ＡＬＳＯＫは、本サービスをはじめとして、ラックの「情報セキュリティ教育サービス」についても、今後提供サービスの一つに加えることを予定しており、より幅広いラインアップでお客様の情報を守るべく努めてまいります。

記

  １　サービス名
      標的型メール攻撃訓練サービス「ＩＴセキュリティ予防接種」

  ２　サービス概要
      社員に疑似的な標的型メールを送信し、添付ファイルの開封など社員の受信対応状況から会社の情報セキュリティ面でのリスク把握と、その体験を通じた社員の対応能力向上を目的とした情報セキュリティ訓練サービスです。訓練結果は、レポートにまとめてご報告いたしますので、その後の教育や対策の検討にご活用になれます。

  ３　サービスの特長
  （１）簡単利用
      訓練に必要な資料は、ＡＬＳＯＫが準備いたします。お客様にご用意いただく情報は訓練対象者のメールアドレスのリストのみです。

  （２）短期間
      およそ２週間の準備期間で訓練が実施できます。

  （３）利用しやすい価格
      販売価格は、訓練対象者１００名までの場合２１万円（税込）（注１）です。１００名の場合は、１人あたり２,１００円（税込）でご利用になれます。ラックの同サービスを、中堅・中小企業向けにスリム化（注２）し、利用しやすい価格を実現いたしました。
      注１　訓練対象者が１００名を超える場合の価格は、お問い合わせください。
      注２　疑似メール配信回数変更（２→１回）、疑似メール文の固定化、レポート内容の簡易化等を実施いたしました。

  ４　背景
      昨今、特定の企業や組織を狙い撃ちにした、巧妙な標的型メール攻撃により侵入され、機密情報やノウハウが窃取される事件が増加しています。標的型メール攻撃は、人を巧妙に欺くように仕組まれているため、不審なメールであることの判別が難しく、通常のメールとして送られてくることから、ウイルス対策など従来のセキュリティ対策で防ぐことが困難です。
      また、攻撃の対象は、大企業だけでなくその取引先企業や子会社である中堅・中小企業にまで及んでいます。中堅・中小企業においては専門のシステム担当者を置くことが難しく、十分な対策が講じられていないことが多いため、メールの送受信という日常のやり取りから、企業にとって見えないリスクとなっています。そのため、より巧妙になっている標的型メール攻撃を受けた事実を確認することは困難です。
      このような背景を受けて、ＡＬＳＯＫとラックが業務提携し、中堅・中小企業にも利用しやすい価格の標的型メール攻撃訓練サービスを企画・販売することといたしました。

  ５　ラックについて
      ラックは、情報セキュリティ分野におけるリーディングカンパニーです。１９９５年に国内初の情報セキュリティコンサルティングサービスの提供、情報セキュリティ事故の救急対応サービスの提供、そして国内最大級のセキュリティ監視センターＪＳＯＣ（ジェイソック）によるサービスなど、日本国内で１５年以上にわたる豊富な実績があり、セキュリティ関連事業に従事するエンジニア・営業員数は、国内最大級の規模を誇ります。

  ６　販売エリア
      全国

  ７　販売開始時期
      ２０１２年３月２７日（火）

  ８　参考 （※は、いずれも2011年3月31日現在）

  本件に関する問い合わせ先

【ＡＬＳＯＫ】

【ラック】

以　上