ニュースリリース

【警備×鑑定】全国対応の「リモート立会鑑定」サービス開始
〜DXで保険事故鑑定業務の円滑化を支援する新たな協業モデル〜
2025年
2月
28日

ALSOK(本社:東京都港区、代表取締役社長 栢木 伊久二)と、内山鑑定株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 内山 真。以下、内山鑑定)とは、火災保険等の保険金支払いのプロセスの中で重要な位置を占める現場調査鑑定において、リモート・アシスタンス・ツールを活用した損害確認により、損害保険会社と保険契約者双方の課題解決に貢献できる「リモート立会鑑定」サービスを2025年3月1日より全国で開始いたします。


本サービスは、ALSOKの全国対応力と、内山鑑定の専門的な損害鑑定力とを融合させることにより、これまでよりも円滑な現場調査鑑定を実現します。さらに、損害保険会社と保険契約者との顧客接点を適切に設けることにより、両者の負担や不安を軽減し、迅速な保険金支払いに貢献します。


1. 背景

近年、激甚化・頻発化する自然災害の影響で、火災保険の請求件数は年々増加しており、全国どこでもタイムリーに現場調査鑑定ができる体制づくりが、損害保険業界の大きな課題となっています。

火災保険の年間支払件数は約91万件(2023年度)※です。これに対して、専業者として稼働している損害保険登録鑑定人(以下、鑑定人)は1,000名程度にとどまり 、全国どこでもタイムリーな現場調査鑑定ができるとはいえない状況です。特に、遠隔地では鑑定人の配置が手薄であり、現場調査鑑定まで数週間待たされることや、現場調査鑑定が望ましいにもかかわらず、書類のみでの損害鑑定となってしまう場合もあります。

このような状況の中、ALSOKの全国対応力を活用し、内山鑑定の専門的な損害鑑定力と組み合わせることで、業界全体の課題解決に貢献し得る新たな「リモート立会鑑定」サービスを構築し、全国に展開することとなりました。

※ 「損害保険料率算出機構」出典 統計資料より抜粋


2. サービス概要

■提供開始日: 2025年3月1日

■サービス内容:

・ALSOKの警備員が鑑定人の代わりに現地へ赴き、保険契約者等から損害についてのご説明を聞き、損害状況の写真・動画を撮影。

・リアルタイムで、内山鑑定の鑑定人が、リモート・アシスタンス・ツールを通して映像と保険契約者のご説明を確認し、適正な損害鑑定を実施。

・損害鑑定と保険金支払いに必要な資料をALSOKが撮影・送信し、迅速な保険金支払いをサポート。

・ALSOKの全国ネットワークにより、遠隔地域にも円滑に対応。


■サービス対象地域:全国


【サービスのイメージ】

写真

3.メリット:

・保険契約者等:ALSOKと内山鑑定が連携した「リモート立会鑑定」サービスにより、安心感と納得感のある損害鑑定プロセスが得られる。

・損害保険会社:タイムリーな損害鑑定により迅速な保険金支払いとお客様サービスの向上を果たすことができる。


4.本サービスの有効性と今後の展望

ALSOKと内山鑑定は、今回のリリースに先立ち、2021年からの4年間にわたり試行実績を積み重ね、サービスの有効性を確認しております。

ALSOKと内山鑑定は本協業における「リモート立会鑑定」サービスの普及により、損害保険業界のサービス向上とDX化に貢献してまいります。


以 上

この件に関するお問い合わせは
ALSOK 広報部

mail : koho@alsok.co.jp
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