綜合警備保障株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 村井 温、以下「ALSOK」という)は、 法人向け情報漏えい対策サービス「PC Auditor」(ピーシーオーディター 以下「本サービス」という)を 平成21年12月10日に販売開始いたします。
従業員のPCからの情報漏えいは、従業員への社内教育と本人からの申告だけでは防ぎきれません。 本人が認識していないところで情報漏えいが発生することがあるからです。
家族で共有のPCを使用している場合や、無意識のうちにWinnyなどのファイル共有ソフトを保存してしまう ケースがあります。ある事例では、従業員の自宅PCを検査したところファイル共有ソフトが発見されました。
そこで、ALSOKでは従業員のPC検査を1台あたり数百円(契約期間3ヶ月、期間中は何度でも検査可能)で 検査できるサービスを開始いたします。
従業員は、オフィスまたは自宅の検査対象のPCから専用サイトにアクセスし、 検査ツールをダウンロードしてPCの検査を行います。検査結果は、管理者が直接データでダウンロードできますが、 ALSOKが管理者に取りまとめて報告することも可能です。また、共有ソフトだけでなく、自宅に持ち帰った 業務ファイルの有無の検査も可能です。更に、新型インフルエンザ対策として、感染が蔓延した場合に備え多くの 企業は従業員の自宅勤務の検討を始めていますが、その情報漏えい対策としても活用できます。
ALSOKは、2008年6月に「情報警備事業」を立ち上げ、お客様の「情報」を守るサービスを提供しています。 抑止のための監視サービス「PC監視」、ネットワークの情報を監視する「ネットワーク監視」、防御のための 入退−PC連携システム「GateSync」、そして今般、PC内の安全を確認する「PC Auditor」を構築いたしました。 今後も、情報と物理警備を組み合わせトータルでお客様を守るサービスを展開して参ります。
■サービス特徴
(1)社内PCおよび自宅PCの安全性の確認
従業員が、会社や自宅のPCでファイル共有ソフトを使用していないかを確認できます。
(2)持ち出し禁止データの保存確認
自宅へ仕事を持ち帰る、インターネット接続専用PCで業務上のファイルの編集を行なっている等の、 不用意なファイルが保存されるルール違反の発見が可能です。
(3)パンデミック時の自宅勤務対策
自宅のPCで業務をせざるを得ない時、業務開始前にPC内にファイル共有ソフトがないこと等の安全性を確認し、 業務終了後には業務上のファイルがPCに残っていないか点検できます。
■サービス概要
注)「PC Auditor」はS&Jコンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表者 三輪 信雄)が 提供するサービスです。
利用者はインターネット経由で検査ツールをダウンロードし、PCの検査を行ないます。 検査内容は、ファイル共有ソフトや業務ファイルの有無、Windowsの更新設定等です。 検査結果は、自動的にサーバーへ送信され、導入企業の管理者はその結果(CSV形式)をまとめてダウンロード できます。
導入企業の管理者は組織のPCが最新状態に保たれているか、自宅のPCに業務ファイルが持ち出されていないか 等のPCの利用状況を容易に把握することができます。 また、検知されたファイル共有ソフトは起動しないように無効化することも可能です。
さらにお客様のご要望に応じて、24時間対応のテクニカルサポートや検査結果報告書の提出等、 お客様の運用をALSOKがサポートいたします。(運用サポートサービス)
■ 導入効果
本サービスはSaaS型のサービスなので、お客様はシステムを自社で構築する必要がなく、 費用を抑えてサービスを導入することが可能です。
また、運用サポートサービスをご利用頂きますと、検査手順書の作成やツールの利用方法などのお問合せ対応、検査結果の集計業務は、お客様に代わってALSOKにて対応しますので、 お客様の業務負担を約40%※削減することができます。
※モデルケースにおけるALSOK試算によります。
■ 標準価格
初期費用:不要
サービス料(税込み):
※上記料金は1ユーザー(使用者)あたりの金額です。1人で複数台のPCをお持ちでも1ユーザーとします。
※上記料金で3ヶ月間サービスをご利用頂けます。期間中複数回の検査実行が可能です。
※ご利用は100ユーザーからとなります。
※運用サポートサービスの価格については個別見積となります。
■ 主な販売対象
(1) 金融機関(銀行、信用金庫、生損保等)
(2) Pマーク取得企業、など
■ 販売開始時期
平成21年12月10日(木)
■ 販売目標
販売開始後1年間で25社へ販売し1億円の売上げを目指しています。
■ 先行導入実績
先行販売にて、本サービスを数社でご導入頂いております。そのうちの大手金融機関のA社では、 従業員の自宅のPCや事務所のインターネット接続用PCを対象に検査を実施されております。 その結果、従業員の自宅PCで予想以上の割合で各種ファイル共有ソフトが発見されました。 PCを子どもと共用利用している場合に検出された例が多かったようです。 A社では、改めて、情報漏えいの脅威は本人が意図せずとも忍び寄る身近で危険なものだと認識し、 本サービスを従業員のセキュリティ教育の一つとして継続して利用したいとの意向を示しておられます。
■背景
昨今、情報漏えい事故が後を絶たず、2008年では700万人以上の個人情報が漏えいしています。 事故の中でもネットワーク経由の情報漏えいは、1件の事故で漏えいする情報の件数が多くなる傾向があり、 漏えいの原因としてWinnyなどのファイル共有ソフトの利用によるものが依然として多い状況です。 (JNSA 2008年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書より)
このような情報漏えい事故発生状況や、最近のインフルエンザ対策として自宅で業務を行なうことを 検討している企業の増加を背景に、個人情報や機密情報を取り扱うパソコンのセキュリティ状態検査に対する ニーズが高まっております。
◆本サービスに関するお問い合わせ先◆
(販売関係)営業推進部 ブロードマーケット営業室 TEL:03-3470-5633
(技術関係)開発企画部 ソリューション室 TEL:03-5634-7021
以 上