ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山 幸恭)は、オフィスビル等のオーナーに対し、建築情報データベースを建物管理業務(Facility management、以下「FM」という。)に活用する日本初の「BIM(※)を活用したFMサービス」の提供を、2015年5月7日(木)より開始いたします。
本サービスは、設計・施行で使われているBIMデータを建物管理データベースに連携させた「BIM−FMシステム」の利用と建物管理業務をセットでご提供するものです。これまでの実証実験で、「BIM−FMシステム」を活用した建物維持管理業務により、保全・修繕・更新にかかわる費用を10%から20%程度抑えられることが確認できました。
ALSOKはBIMを活用した新しいFMサービスの提供により、建物維持管理の品質向上はもとより、業務の効率化や、保全・修繕コストの削減等、さまざまな価値をご提案してまいります。
1 従来の施設管理との比較
従来の施設管理では、図面や報告書等が紙ベースで個別に管理されており、修繕のつど設備台帳を調べたり、過去のデータとの照合作業に時間がかかったり、保管場所の確保など、さまざまな課題が生じていました。
本サービスでは、これらの課題を、設計・施行で使われているBIMを運用・維持管理においても活用することで解決を図ります。また、BIMにFMを連携させることで、保全計画の最適化、管理手法の共有化や一元管理を行います。
効果の具体例と想定効果
(1)通常管理
(2)複数拠点管理
(3)視覚的・操作的に分かりやすい管理画面
2 実証実験について
BIMデータを直接FMデータベースに適用した「BIM−FMシステム」の実用化に向けた開発は、日本を代表する組織設計事務所である安井建築設計事務所(本社:大阪府中央区)と、BIMとFMを連携させるシステムを開発研究する熊本大学大西研究室が、産学連携で取り組んでまいりました。ALSOKは、本システムに建物維持管理業務を付加し、1年間実証実験を行いました。
3 提供開始
2015年5月7日(木)
4 提供エリア
首都圏(1都6県)、名古屋、大阪エリア
(その他エリアについてはご相談ください)
以 上