ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山 幸恭)は、2018年8月31日から、警備会社として初めてコミュニケーションアプリ「LINE」が提供するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」※1、中国で普及するQRコード決済サービス「Alipay」※2、「WeChat Pay」※3等での決済が可能な「ALSOKマルチQR決済ソリューション」の提供を開始します。これにより、増加傾向が著しい訪日外国人を含めた店頭での決済の利便性・効率性向上、決済に関わる店舗運営のさらなる効率化、生産性向上を実現し、これらを通じて安全安心な社会の構築に貢献してまいります。
記
1 背景と狙い
近年、日本国内では少子高齢化や人口減少に伴う労働力減少の時代を迎え、各方面において生産性の向上が求められています。このような中、経済産業省が「キャッシュレス・ビジョン」※4を策定するなど、キャッシュレス推進の議論が加速しています。先般発表された政府の「未来投資戦略2018」においても、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催等を視野に入れてキャッシュレス社会の実現がうたわれています。また、訪日外国人(インバウンド)はますます増加しており、2018年1〜6月集計では、前年同期比15.6%増の1,589万9千人となり、過去最高を記録しました。この訪日外国人で最も多いのが中国人旅行者であり※5、中国国内では現金を持ち歩かず、店頭にてQRコード決済することが広く普及しています。
一方で、ALSOKはこれまで、小売店や飲食店向けに生産性向上と資金効率アップに貢献する集配金サービスや入(出)金機オンラインシステムを提供してまいりました。こうした現金管理サービスに加え、QRコード決済サービスを提供することにより、キャッシュからノンキャッシュまでの幅広い決済手段に対するワンストップなサービス提供を可能にし、さらなる生産性向上やインバウンド需要の取り込みに貢献します。
2 サービス概要
一つのアプリで複数のQRコード決済(LINE Pay、Alipay、WeChat Pay、ほか順次拡大予定)を可能にしたマルチペイメントゲートウェイアプリ「StarPay」※6を搭載した端末の販売と同決済サービスを提供します。これにより、店舗利用客がQRコード決済での支払いが可能になると同時に、キャッシュレスによる決済業務の簡略化によって店舗運営の効率化に貢献します。また、ALSOKグループの持つ国内最大級のセキュリティネットワーク、24時間365日の運用体制を活かした保守サービスの提供により、安全で、販売機会を逃さない、マルチ決済ソリューションを提供します。
3 サービス開始時期
2018年8月31日
4 サービス提供エリア
全国
5 価格(税別)
(1)QRコード決済端末販売価格 : 35,000円/台
(2)システム利用料(月額) : 利用台数に関係なく、振込先1口座につき500円
6 今後の予定
今後は、対応する決済サービスの拡大とともに同端末を活用したセキュリティ等のサービスを拡充することで、店舗運営を総合的にサポートするサービスへの発展を予定しております。
参考
以 上