ALSOK(本社:東京都港区、代表取締役 社長:栢木 伊久二)では、夏休みを前に、家庭で取り入れやすい防犯のポイントや、子ども自身が危険から身を守るための行動例を紹介いたします。
共働き家庭の増加や地域のつながりの希薄化を背景に、子どもがひとりで過ごす時間の「防犯対策」への関心は高く、特に夏休みは、子どもの在宅時間が長くなることから、防犯意識の重要性が一層高まる時期です。
夏休み期間における親の心配事のひとつに、「子どもの安全確保」があります。子どもをひとりにさせないために、「夫と妻が時期をずらして夏季休暇を取る」、「サマーキャンプに参加する」、「祖父母の家にお泊まり」、「児童館・学童を利用する」、「幼稚園・保育園の預かりを利用する」、「地域の子育てと仕事の支援《ファミリーサポート》を利用する」、「ママ友に頼る」、「習い事・夏期講習に通わせる」などの工夫をしている家庭が多いと思います。それでも万が一、子どもひとりの留守番やひとりで外出することが避けられない時に備えて、親子で約束事を決めておきましょう。
参考)マンガでわかる防犯・防災:
https://www.alsok.co.jp/person/recommend/always/manga/manga05.html
子どもの防犯意識を高める日々の環境づくりのポイント
防犯標語は、安全について子どもと一緒に考えるためのよいきっかけになります。自分の身は自分で守るという防犯意識を幼少期から身につけることで、将来の安全につながるでしょう。しかし、防犯標語を覚えるだけではあまり効果は期待できません。危険な状況を具体的に想定してロールプレイなどを繰り返し行い、普段から意識しておくことが重要です。
1.防犯グッズを準備
子どもの身を守る代表的な防犯グッズとして、防犯ブザーがあります。持つとき、使うときには3つの約束を守るように教えましょう。緊急時に適切に使えるよう、持ち始めるときはもちろん、定期的に使い方の練習をしておきましょう。
【防犯ブザーを持つとき・使うときの約束事】
・すぐにならせる場所に着けておくふだん通学する時には防犯ブザーをランドセルに携帯していると思いますが、夏休みや放課後は、防犯ブザーを持ち歩いていないというケースが見受けられます。塾、習い事など、かばんが変わるたびに付け替えるのは、忘れるリスクがあります。複数個用意し、定期的に電池を確認し、いつでも防犯ブザーを使えるようにしておきましょう。
2.不審者訓練で練習
不審者対応訓練は家庭でも行うことができます。「いかのおすし」で教えた「危険を感じたときに取るべき行動」を実際に子どもたち自身で考えてもらい、知識と行動を結びつける練習を行うことで、危険な状況に置かれたときに反射的に正しい行動を取れるようにします。
ALSOKでは、より具体的にどういう場面を想定しているかを理解してもらうクイズ形式の例題を作っています。
A. もちろん、全員が知らない人のはずなので、正しい答えは「全員が×」です。しかし、実際に問いかけてみると、子どもたちは見かけだけで判断して、右上のニコニコしたおじさんには「ついていってもいい」と思いがちだということがわかります。どんなに親切そう、優しそうに見えても、知らない人には絶対についていってはいけないことを再度強調して伝えるようにしましょう。
参考教材:
防犯クイズ:https://www.alsok.co.jp/person/recommend/150/
防犯かるた:https://www.alsok.co.jp/company/society/ansin/kyouzai.html
お留守番約束シート:https://www.alsok.co.jp/company/society/ansin/rusuban_sheet.html
家全体の防犯ならホームセキュリティ
子どもが留守番している時の居空きや、留守中の空き巣などの対策には、住宅全体の防犯を行うホームセキュリティの導入が効果的です。ALSOKのホームセキュリティは、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2つからお選びいただきます。
セルフセキュリティでは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしものときには、ALSOKの依頼駆けつけが利用可能です。
オンラインセキュリティは、異常発生時には自動でALSOKが駆けつけます。さらにスマートフォンを持っているだけで、帰宅時に簡単に警備解除が可能なスマホゲートもご用意。また、防犯カメラとアプリ連携ができ、外出中でもリアルタイムで映像を確認できます。
ALSOKあんしん教室とは
小学校や児童を標的とした犯罪が社会問題となっていた2004年、ALSOKが企業市民、警備会社としての社会的責任を果たすため、守りのプロである当社社員を講師として派遣する防犯出前授業「ALSOKあんしん教室」を神奈川県内でスタート。2005年4月からは対象地域を全国に拡大し、一人でも多くの子を犯罪被害から守るため、社員有志にて活動を行っています。
「防災」や「救急救命」、「インターネット上の護身術」など、児童をとりまく環境の変化に合わせて授業内容の追加・改訂を重ね、これまでに、延べ60,628回、1,885,289人を対象に授業を行ってまいりました(2025年3月末現在)。
■ALSOKあんしん教室紹介ページ:https://www.alsok.co.jp/company/society/ansin//
ALSOKでは、防犯や防災、暮らしに役立つコラムを1,600件以上発信しています。
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