ニュースリリース

警備業務のロボットフレンドリー化を目指す取り組み
〜「ロボットとセキュリティシステムの連携」実証実験を実施〜
2025年
1月
22日

印刷用はこちら(PDF)


ALSOK(本社:東京都港区、代表取締役社長:栢木 伊久二)は、株式会社Octa Robotics(本社:東京都文京区、代表取締役社長:鍋嶌 厚太)、大和ライフネクスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:齋藤 栄司)と共同で、警備業務のロボットフレンドリー化*に向けた取り組み「ロボットとセキュリティシステムの連携」の実証実験を行い、一定の成果を確認しました。


なお、本取り組みは株式会社Octa Roboticsによる「RFA規格に基づくロボット・建物設備連携と標準化の推進」プロジェクトの一環として、経済産業省による補助事業「令和6年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業(ロボットフレンドリーな環境構築支援事業)」に採択されています。

【参考】https://www.octa8.jp/news/20240903/

*ロボットフレンドリー化とは、ロボット導入にあたって、ユーザー側の業務プロセスや施設環境をロボット導入しやすい環境へと変革することを指します(経済産業省HPより抜粋)。





1 背景

ALSOKグループでは、これまでも警備業務の効率化や、セキュリティレベルと施設の付加価値を向上させるために警備ロボット開発を続けてきました。その中で、オフィスビル、商業施設で警備ロボットが対象フロアに到着する度に、人による警備操作を行うという非効率的な運用となり、省力・省人化が図れないのが課題でした。又、清掃ロボットにおいて警戒の必要なフロアでは、人が監視する状態でフロア清掃を行う必要があることが課題でした。

これらの課題を解決するために、機械警備の制御と各ロボットの空間的移動について様々なシチュエーションを想定した実証実験を行いました。


2 実証実験の概要

(1)実施期間:2025年1月7〜9日の3日間

(2)場  所:大和ライフネクスト株式会社 本社オフィス(港区赤坂)

(3)目  的:ロボットとセキュリティシステムの連携確認

(4)各社役割:

・Octa Robotics:システム連携のための管理サーバーの新規開発・設置・プロジェクト管理

・ALSOK:警備システムのカスタマイズ・設置

・大和ライフネクスト:本社オフィス内での実証実験の遂行・導入時タスクの検証(ソフト・ハード)

(5)成  果:RFAで策定した規格を使い、REBORG-Zが清掃ロボットと連携して業務を行うことを確認できました。

実証の様子

3 ALSOKが目指す今後の展開

ALSOKは、「一般社団法人ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)」のセキュリティ連携テクニカルコミッティに参画し、ロボットがエレベーター/扉/機械警備と連携しながら、「空間でのサービス」を提供するための規格およびガイドラインの策定に取り組んでおります。また、警備ロボットと機械警備が緊密に連携して清掃ロボットの業務を支援しつつ、建物の警備レベルが低下しない仕組みについて検討してまいります。

本実証実験への取り組み後も抽出された課題に優先度をつけて課題を解決し、共通インターフェースをより洗練されたものにブラッシュアップすることで、より高レベルなサービス提供を目指してまいります。


【参考】

経済産業省ホームページ

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/robot/230929_robotfriendly.html


以 上

この件に関するお問い合わせは
ALSOK 広報部

mail : koho@alsok.co.jp

戻る

TOPへ戻る