ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山 幸恭)は、通行車両の移動方向を検知するセンサーと工事用信号機を組み合わせ、交通誘導業務の品質向上および生産性向上に寄与する「ALSOK交通誘導システム」を開発しました。2018年3月より埼玉県内にて試行運用を実施し、順次試行エリアを拡大しております。
記
1 開発背景
マンパワーへの依存度が高い警備業務は、少子高齢化による労働力不足の影響を受けて有効求人倍率が増加の一途をたどっており、生産性向上が業界の課題となっています。また、警備業務の中でも交通誘導警備は、屋外で従事する場面が多く、また、通行車両の近傍で業務を行うため、受傷事故の防止や熱中症の予防など、安全対策が必要です。
そこでALSOKでは、これらの課題を解決すべく、高精度に通行車両の有無や移動方向を検知するセンサーと工事用信号機を組み合わせた「ALSOK交通誘導システム」を開発しました。
本システムは、実際の交通誘導員が行う判断手法を搭載しており、システムが工事区間内を安全と判断しなければ進行指示(青信号)を表示せず、また、誘導無視(信号無視)が発生した場合は、即座に警報を出力し、後続車の進入を抑止する機能を搭載しています。
本システムにより、交通誘導の品質確保と交通誘導員の安全確保が図れ、さらには、交通誘導員の省力化が期待できます。
2 「ALSOK交通誘導システム」概要
3 試行エリア
埼玉県(他エリアについても調整中)
4 今後の予定
各エリアでの試行運用を進めるとともに、より短時間かつ円滑に設置が可能な仕組みなどシステム改善を図り、即戦力となる交通誘導システムの実現を目指します。
以 上