遠隔点呼導入支援ソリューション
点呼業務をリモートで行う「遠隔点呼制度」によって点呼業務の負担が軽減されます。
また、遠隔点呼の導入を検討しているが、必要な機器・システムがわからない、導入までの手続きがわからない等の課題はありませんか?
ALSOKでは、遠隔点呼に必要となる機器・システムをパッケージでご提供し導入をサポートします。
このような課題はありませんか?
夜間や早朝などの時間帯にも点呼執行者を営業所ごとに配置するのではなく、本社など一箇所に集約できるため人員確保が容易になります。
遠隔点呼によって実施記録が自動で記録されるため実効性が担保されます。点呼記録の記載不備や点呼の未実施等の法令違反を防ぐことができます。
遠隔点呼導入支援ソリューションの特長
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承認実績のある機器・システムをパッケージで提供
「遠隔点呼実施要領」に定める各種要件を満たした国の承認実績のある機器・システムを取り扱っており、遠隔点呼開始に必要な機器・システムをパッケージでご提供します。
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利用申請に向けた支援
遠隔点呼を実施するには、要件を満たす機器・システムを導入のうえ国へ申請し、承認を受ける必要があります。ALSOKは申請手続きのアドバイスや書類サンプル等のご提供等、各種サポートいたします。
※お客様による通信環境の確保など施設環境の整備等も必要なため審査における承認を確約するものではありません。
(令和5年度から申請制から届出制に変更となることが予定)
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初期コストを抑えたレンタルプラン
承認実績のある機器・システムをレンタルでご提供できます。初期費用を抑えられるほか、会計上オフバランス処理(費用計上)も可能となります。
- 別途購入や準備が必要な機器等もございます。
また保守契約のご利用が必要となります。
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豊富なオプションをご用意
「ALSOKガードシステム」と連携することにより、遠隔での車両鍵保管箱の解錠や入退出・勤怠管理も行えます。
遠隔点呼とは
遠隔点呼は、モニター越しに離れた場所から点呼を行うものです。
バス、タクシー、トラック事業を営む自動車運送事業者は、輸送の安全確保のため、営業拠点ごとに運行管理者等を配置し、原則対面により運転者に対する乗務前後の点呼を行うことが求められています。
平成19年度からは、ICTの発展等をふまえ、前身となる「IT点呼」が始まりましたが、優良事業所の認定を受ける必要があるほか、利用できる期間に制約がある等、必ずしも使い勝手が良いとは限りませんでした。
令和4年度から、本人確認や情報共有の確実性を担保する高度な点呼機器・システム、監視カメラを用いることを前提に、営業拠点間でリモートの点呼が認められる「遠隔点呼」制度が開始されました。本制度は必要な機器・システム等を導入し、国に申請(令和5年度以降は届出)すればすべての緑ナンバー事業者が利用できます。
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遠隔点呼に利用する機器・システムについて
モニター越しに離れた場所から点呼を行えるように、点呼を実施する側、点呼を受ける側にそれぞれ遠隔点呼用の機器を設置します。
また、「ALSOKガードシステム」により機器の盗難監視を行うとともに、オプションで遠隔での車両鍵保管箱の解錠や入退出・勤怠管理を行うことも可能です。
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遠隔点呼導入支援ソリューションのイメージ
- ① 遠隔点呼機器一式のレンタルにより初期費用が低減され、導入しやすくなります。※1
- ② 盗難の被害や故障時は、保守サービスや保険により速やかに復旧させ利用を継続できます。
- ③ オプションで点呼終了後に遠隔で車両鍵の鍵保管箱を開けることが可能です。
- ④ 警備エリアの拡張、勤怠管理や出入管理も可能です。(オプション)
- ⑤ 利用申請の際の面倒な書類の準備をお手伝いします。※2
- 別途購入が必要な機器やお客様にて準備が必要な機器(PC等)がございます。
- お客様による施設・環境要因の整備等も必要なため審査における承認を確約するものではありません。
(令和5年度から申請制から届出制に変更となることが予定)
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遠隔点呼利用のメリット

点呼執行者が、遠隔地の点呼場所(車庫等)まで移動せずに済みます。点呼を受ける側も、点呼執行者の移動を待たずに済みます。

夜間や早朝など、本社等に遠隔点呼を任せることで、営業所等の点呼執行者を、わざわざ点呼のために出勤させずに済みます。

夜間や早朝など点呼執行者を本社や特定の営業所等に集約できますので、営業所ごとに置く必要がなくなり、人件費の節約が可能です。

点呼の実施記録が、自動的に記録されます。点呼の実行が担保されるため、点呼実施義務違反を防ぐことができます。
「遠隔点呼」と「IT点呼」の違い
遠隔点呼に似た制度に「IT点呼」があります。
IT点呼が認められる営業所は、いわゆる優良な営業所とされ、実施できる範囲も限定されています。
区分 | 事業者 | 営業所の条件 | 営業所内 | 営業所間 | グループ企業間 |
---|---|---|---|---|---|
IT点呼 | トラック事業者 | Gマーク認定営業所 | ○ | ○ | ☓ |
以下の4条件を満たす営業所
|
○ | ☓ | ☓ | ||
バス、 タクシー事業者 |
以下の3条件を満たす営業所
|
○ | ☓ | ☓ | |
遠隔点呼 | バス、タクシー、 トラック事業者 |
いずれの営業所でも可能 | ○ | ○ | ○※ |
※100%株式保有による支配関係にある親会社と子会社又は100%子会社同士
このようにIT点呼は、優良な営業所に限定、実施できる範囲も限定という制約がありました。
一方で、令和4年度からスタートした遠隔点呼は、要件を満たす機器・システムの導入により、いずれの営業所においても実施可能となり、実施範囲も拡大となりました。この機会に遠隔点呼の導入をご検討ください。