信頼される警備サービス
ALSOKの事業の原点は、「お客様に対して最高の商品・サービスを提供すること」にあります。お客様や社会から要求される信頼に応えるべく、さまざまな品質向上への取り組みを進めています。
品質向上についての考え方
ALSOKが展開するセキュリティ事業や綜合管理・防災事業、そして介護事業など、お客様の生命や財産を守る事業の性質上、信頼関係を基盤とし、お客様の意向に適う高品質なサービスを提供することが重要な経営課題と考えています。
集約されるお客様の声を業務改善につなげる取り組みや、社員間で切磋琢磨する社風づくり、各種マネジメントシステム認証取得やリスクへの備えなど、継続的な品質向上の取り組みを推進しています。
サービス品質の向上
品質管理部の設置
2023年度の本社組織改正により、グループ全体のサービス品質の管理機能強化を目的に品質管理部が設置されました。
2022年度までのサービス主管部と内部監査の体制から、品質管理部を加えた3線構造に強化し、グループ全体のサービス品質の管理・向上を行っています。
ビジョン
- 不正・不祥事の防止
- コンプライアンスの強化、誠実性の推進
- データ分析を活用したモニタリング強化
課題とニーズ
- 高品質なサービスの提供
- サービスの可視化・データ化
品質管理部の目指す姿
- 品質管理部は間接管理部門として独立した立場で事業主体である事業部門のモニタリング(牽制)や支援を行います。
- 事業の執行に対する管理・責任は各事業部と品質管理部が協働で担うことで事業の推進を目指します。
「運用品質No.1」を目指して
ALSOKグループでは、運用品質No.1を目指して、「現場にすばやく駆けつけ」、「迅速に対応する」をモットーに日々研鑽に努めています。品質向上に向けては、中期経営計画GD2025で掲げるオペレーション等のDX化や品質向上競技大会等を通じた、社員の能力開発の強化を一層推進していきます。
お客様満足と従業員満足の向上
お客様から頂戴するご意見・ご要望、苦情や感謝などの「お客様の声」は全社員に共有し、日々の業務改善につなげています。また、社員の活躍に対する賞賛や支援に対する感謝をカードに記して手渡す社員賞賛制度「GSTカード」、ES懇談会や社内表彰制度の充実などにより、お客様満足と従業員満足の向上を両立する社風づくりに取り組んでいます。
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お客様の声総数
- 4,120件
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苦情
- 861件
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感謝
- 3,259件
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配布総数
- 92,544枚
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① お客様感謝
- 19,369枚
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② 仲間感謝
- 73,175枚
リスクマネジメント
ALSOKは2002年に品質マネジメントシステム(QMS)の国際規格「ISO9001」の認証を取得し、2023年3月末現在、ALSOKグループ全体で65社が同認証を取得しています。また、情報資産を保護するための情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証の取得など、PDCAサイクルによる継続的改善を図っています。
マネジメントシステム認証状況
ALSOK単体
- QMS認証
- ISMS認証
- BCMS認証
- EMS認証
- PMS認証
ALSOKグループ※
- QMS認証 65社
- EMS認証 74社
- ISMS認証 20社
- ※綜合警備保障(株)を含む複数の会社での共同認証に参加している会社数
2023年3月末
BCP(事業継続計画)
事業活動の中断が多くのステークホルダーに影響をもたらすことを認識し、ALSOKでは大規模災害や事故などの有事に備え、事業継続計画(BCP)をベースとした事業継続マネジメントシステム(ISO22301)の認証を取得することで、取り組みの強化を図っています。
また、今後30年以内に70%の確率で「首都直下地震」の発生が予測されていることから、有事を想定した総合防災訓練を行っています。地震の発生から、災害対策本部の設置、各責任者による被災状況の情報収集や社員の安否確認、報告といった一連の流れの訓練を行い、被災事業所およびグループ会社との連携強化を図るとともに、防災意識の醸成とALSOKグループ全体の災害対応力向上を目指しています。
- BCPで想定するリスク:広域災害(地震、風水雪害、異常気象など)、局所被害(火災・爆発事故、生物・爆弾・サイバーテロなど)、システム障害(データ破壊、個人情報漏えい、システム停止など)
- 災害発生を想定した総合防災訓練の実施
- セキュリティインシデント発生への備え