ALSOKのマテリアリティ4

積極的なコミュニケーションによる地域社会への貢献

 ALSOKの基本精神である「ありがとうの心」を形にするため、企業市民として、それぞれの地域社会が抱えるさまざまな課題を解決する活動を積極的に展開しています。

地域貢献活動についての考え方

 ALSOKの基本精神である「ありがとうの心」を体現し、地域社会の「安全・安心」に対する要請や期待に応えるため、本業を活かした地域貢献活動を行っています。

 さらに、経営理念である「社会の安全・安心の確保」という言葉には、年齢や性別、国籍や宗教、障がいの有無に関係なく、すべての方が安全・安心に生活できる未来を守るという意味が含まれると考えています。こうした考えに基づき、事業活動だけでなくボランティアや寄付活動に参加し、さまざまな社会的課題の解決に寄与するとともに、スポーツ・文化振興、次世代を担う子どもたちに対する教育機会の提供などにも取り組んでいます。

本業を活かした地域社会の「安全・安心」への貢献

 ALSOKでは、本業で培った防犯、防災、介護・介助などに関するノウハウと日本全国に広がる人的ネットワークを活用し、地域社会の「安全・安心」に関わる様々な活動を行っています。

主な活動内容

スポーツ振興活動

 ALSOKは、スポーツを通じて社員相互の団結心向上を図り、社業の発展に努めています。

 社技としている柔道、剣道および綜警防護術の全国大会を毎年(剣道と防護術は隔年)開催するとともに、柔道をはじめ、レスリング、ウエイトリフティング、射撃、陸上など10の運動部が活動しており、グローバルな大会での活躍を目指す選手たちを応援しています。

 数多くの日本代表選手、国際大会優勝者を輩出しており、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会においては、ALSOKグループ所属の選手、9人が出場し、3人のメダリストが誕生するなど、わが国のスポーツ振興にも貢献しています。

 また、各支社・グループ会社においても、地域の子どもたちに向けた柔道教室・剣道教室等の開催やフットサル、バスケットボール、陸上競技等の指導を行い、子どもたちの健全な育成支援とスポーツ推進に取り組み、地域社会の発展にも寄与しています。

 スポーツ振興の拠点は海を越え、海外においても、スポーツイベントにおける警備員の配置やAEDの提供などを行っています。

ALSOKベトナム スポーツイベントでの警備員の配置とAEDの提供

次世代への支援、文化・芸術活動

子どもの支援

 2017年より賛同している「子供の未来応援国民運動」では、ホームセキュリティの一部収益を寄付することで、NPOを通じて貧困状況にある子どもの生活支援を行っています。

 そのほか、こども食堂でのボランティアや取引先企業への支援呼びかけ、地域の学生による企業訪問、職場実習の受け入れ、「村井順記念奨学財団」を通じた経済的理由により就学が困難な大学生・大学院生に対する奨学金の給付など、次世代を担う子供たちに対する様々な支援活動に取り組んでいます。

 2022年3月には、独立行政法人国立青少年教育振興機構と連携し、青少年への命の大切さの意識涵養、食品ロス削減の観点を踏まえた防災備蓄食品の活用といった分野において、子どもたちに体験の場と機会を提供しています。

メセナ活動

 文化・芸術活動への参加による伝統行事の継承に取り組んでおり、地域の芸能文化に根差した太鼓、三味線、踊り等の活動が全国の事業所で行われています。

 なかでも、ALSOK獅子舞部の活動は「This is MECENAT2023」に認定されており、社員が披露する獅子舞の演舞は多くのお客様に喜ばれています。

お客様にも関心を持っていただけるよう、子どもの支援活動について、ホームセキュリティユーザー向けの季刊誌にも掲載されています。

災害支援・寄付・ボランティア活動

災害ボランティア

 災害発生時に社員が支援活動に参加できるようボランティア休暇制度を設けており、豪雨災害や地震の発生時に社員有志によるボランティアを行っています。また、災害備蓄品や発電機の提供、停電に伴う契約先の巡回強化、ATMからの現金回収など、会社を挙げて災害支援を行っています。

ALSOKありがとう運動財団の活動

 「ALSOKありがとう運動財団」は、当社の基本精神の一つである「ありがとうの心」を体現することを目的に、賛同するALSOKグループの役員や社員、その他有志からの寄付で運営されています。集まった寄付は、社会福祉法人などへの活動助成金や福祉車両の寄贈、被災地への災害義援金といった形で、社会福祉・災害救済支援などの活動をサポートしています。

寄付活動

 ウクライナおよびその周辺地域への人道支援のための支援金として合計9,273,500円を、トルコ・シリアで発生した大地震の被害に対する義援金として合計8,304,000円を、特定非営利活動法人国連UNHCR協会を通じて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ寄付しました。
また、令和6年能登半島地震の被災地支援として、ALSOKグループ各社、および役員、社員ならびに「公益財団法人 ALSOKありがとう運動財団」による義援金として1,000万円を寄付しました。

企業献血の定期開催

 ALSOKグループでは輸血を求める方のお役に立ちたいという考えのもと、本社ビルをはじめ、複数の地域で企業献血の開催に協力しています。2021年10月にはこれまでの取り組みを評価いただき、日本赤十字社東京支部より感謝状を授与されました。

感謝状