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ライフサポートコラム
親世代とはこんなに違う!? イマドキの子ども防犯事情
2022年03月14日時点の情報です
4月になると、入学や進級など、新たな環境に飛び込んでいく子どもたち。登下校時や遊んでいる時の子どもを狙った犯罪が後を絶たない昨今、我が子を学校へと送り出すご両親の心配もひとしおです。今回は実際に報道されたニュースなどを交えつつ、最新の防犯事情をご紹介します。
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というのも最近、愛知県や広島県など、多くの県が「声掛け事案」の認知件数が増加したと発表しているのです。 たとえば、埼玉県の調べ では、平成30年では、全体(18歳以下)への声掛け事案が3,180件、小学生以下への声掛け事案が1,770件だったものが、令和元年には全体(18歳以下)への声掛けが3,312件、小学生以下への声掛け事案が1,865件件に増加しています。
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★声掛け事案とは 「声掛け事案」とは、犯罪には至らないが、18 歳以下の者に対し「声を掛ける」「手を引く」「後をつける」などの行為のこと。「欲しい物があったら買ってあげる」、「家まで送ってあげる」などと誘う手口のことです。 |
「声掛け事案」は、 性犯罪や誘拐事件などの凶悪犯罪に発展する恐れがあるため、大阪府では子どもに対する「声掛け」への罰則を条例に盛り込んでいます。
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実際にあった話として、ある男性が下記のエピソードをツイッターに投稿した。
20時頃、住宅街で小学生低学年らしき女の子が泣きながら1人で歩いているのを目撃。迷子だと思ったが、不審者扱いや誤認逮捕を危惧。110番通報し、早く警察官が来るようにと促してその場を立ち去った――。 |
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グラフからもわかる通り、共働きの家庭は年々増加しています。なかには、下記のような防犯面の悩みを抱えている家庭もあるようです。
★共働き家庭の悩み 子どもが通う小学校の登校時間は朝8時。しかし父母は、勤め先の始業の関係で家を出るのは7時20分。子どもが登校するまで1人で家に置くのは心配だが、収入を考えると転職にも踏み切れない……。 |
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お子さんのお留守番がやむを得ない場合は、留守番中の防犯についてよく話し合いましょう。
●いざという時に助けを求めることができるよう、ご近所さんにお願いする
●電話があった時、インターホンが鳴った時の対応を決める
電話や来客があったとき、居留守を使うと空き巣に狙われる恐れがあります。かといって、一人で対応すると襲われてしまう危険も……。そのため、お留守番の基本は、誰が来てもドアをあけないこと。さらに、「家に大人がいるらしい」「ひとりきりではない」と相手に思わせる対応ができればベストです!
では、具体的にどう対応すると良いのか。ドア越しなら、「お母さんは今、手が離せません。後でまた来てください」。電話なら「お母さんは今、忙しいと言っています。後でかけなおします」などと答えましょう。
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ほかにも、各自治体はあの手この手でこどもの防犯に取り組んでいます。 特徴的なものをいくつかご紹介しましょう!
●東京都・練馬区: 「安全・安心パトロールカー」を貸し出し(令和4年時点で実施中) 練馬区は、パトロールカーを使用した区内巡回パトロールを毎日実施。地域住民の自主的なパトロール活動を支援するため、町会や自治会、商店会、PTAを対象にパトロールカーの貸し出しも行っている。区内巡回中はパトロールカーの放送設備を使い、「こちらは、練馬区役所です。小学生の下校時間が始まります。皆さん、気を付けて下校しましよう。地域の皆さま、子どもたちの安全のために、見守りをお願いします」のように防犯に関する呼びかけを行っている。 |
●大阪府・守口市:ランドセルにICタグ、「登下校ミマモルメ」導入(令和4年時点で実施中) 大阪府守口市の公立小学校全18校で導入されている「ミマモルメ」は、ランドセルなどにICタグを装着し、登下校時に校門を通ると自動的に保護者へメールを配信。守口市では、2013年2月から同市内の小学校4校で試験導入を行い、アンケートが好評だったため導入を決めたという。 |
●東京・渋谷区:ハチ公ステッカーの「こども110番の家」(令和4年時点で実施中) 子どもたちが登下校時の通学路や公園などで「声かけ」「痴漢」「つきまとい行為」などの被害を受けたり、身の危険を感じた場合に助けを求めたりすることのできる緊急避難場所。 区民の協力のもと、区施設や一般家庭、商店、事業所などに設置している。協力員は子どもが助けを求めた際、保護したり事情を聞いたりして、自宅や学校、警察に通報する。渋谷区はステッカーにシンボルキャラクターの「ハチ公くん」を採用。「子ども110番の家」の活動自体は、PTAや自治体などを主体として各地域で展開されている。 |
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更新日:2016.08.03
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