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ライフサポートコラム
川遊び、海水浴、プールetc.夏は子どもの水難事故に注意!
2014年07月02日時点の情報です
太陽がギラギラ照りつける暑い夏は、川に海にプールにと、水のレジャーが楽しい季節! みなさんも海水浴や渓流遊び、キャンプに釣りなど楽しい予定があるのでは? お父さんとぼっちゃんも、今年こそワイルドでスリリングなオトコの夏を過ごそうと大はしゃぎ! さっそく渓流へと出かける準備をしているのですが――。
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平成24年度に全国で発生した水難事故は約1448件。そのうち約5割にあたる714件が、6~8月までの3か月間に集中しています。
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平成25年度と24年度における7~8月に起きた子ども(中学生以下)の水難事故発生件数を見てみましょう。
注1:夏期とは、7~8月の2か月間をいう。
注2:子供とは、中学生以下の子供を内数で示す。
(出典:警察庁生活安全局地域課「平成25年夏期における水難・山岳遭難発生状況について」)
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水難事故全体で見れば「海」での事故が 51.9%で最も多いのですが、子どもの場合は「河川」が半数以上(55.7%)を占めています。
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冒頭でアルボがお伝えした「川の危険な場所」をまとめてみましょう。
●突然深くなる「淵」
川は、自分が立てるくらいの深さに見えても、急に深くなる地点がある。特に川が蛇行する地点には深い「淵」が多い。
●急流に足をすくわれる「早瀬」
全体の流れは緩やかでも、「淵」の手前では急流(早瀬)になりがち。うかつに近づくと足をすくわれ、流されてしまう恐れも……。
●増水すれば取り残される「中洲」
川は、源流近くで豪雨が降ったり、ダムから水が放出されると、急激に川の水位が上がる。中洲でのキャンプや休憩は避けること。
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●雨が降り始めたとき
●注意報や警報が出たとき
●水かさが増え、流木や落ち葉が流れてくるとき
●雨が降っているのに川の水かさが減るとき
●山鳴りやドンという音がするとき
なかでも、“川の水かさが急に減る”、“山鳴りがする”、は恐ろしい「土石流(鉄砲水)」のサインです。即刻避難してください。
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逆に空気を含んで浮力になる、体温の低下を防ぐ、ケガをしにくくするなどのメリットもあるため、基本的には脱がないほうがいいとされています。
また、下手に泳ぐと体力を消耗し、また大声で叫ぶと肺の空気が抜けて沈みやすくなってしまいます。着衣水泳においては、泳ぐことより、浮き続け助けを待つことが大切。落ち着いて、大の字で仰向けの姿勢になり、体の力を抜いて、ラッコのように「背浮き」をしましょう。
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1)溺れている人に声をかけ、落ち着かせる
2)助けを呼び、人を集める。一人で救助に向かわない
3)ロープ、浮き輪、長い棒などを差し出して救助する
一人で泳いで救助に向かうことは大変危険です。まずは付近の人に知らせて助けを求めることを心がけてください。
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離岸流とは、沖に向かう速い海流のこと。時間を問わず、天候によって突然発生します。海水浴中に強い流れに沖まで押し流されて溺れる、という海難事故がしばしば発生しするのは、この離岸流が原因とみられています。
離岸流の幅は、実はわずか10~30m。岸と平行に泳ぐことで脱出できます。抜けだしたら岸にむかって泳いでください。無理に流れに逆らうと、体力を消耗して溺れてしまうので気をつけましょう。
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プールの事故は「平成25年中における水難の概況」を見ても、わずか3.3%ほど。川(55.7%)と海(18.0%)に比べれば少ないといえるでしょう。
しかし、プールの水をろ過する「循環口」に体を引き込まれて死亡する事故、飛び込みでプール底に衝突する事故などが後をたちません。
循環口には柵や蓋があるものですが、ネジがゆるんだり、外れたりしていないとも限らないため、近づかないようにしてください。また、危険な飛び込みは避けるなどして、十分注意しましょう。
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●深い「淵」、流れが早い「早瀬」、増水時に取り残される「中洲」に注意すべし
●現地の気象情報や、川の状態を事前にチェックしてから向かうべし
●川で遊ぶときはライフジャケットやロープ、浮き輪などを準備しておくべし
●滞在中も、気象情報や川の状態のチェックを怠るべからず
●海水浴が禁止されている場所では、決して泳ぐべからず
●沖に向かって強く流れる「離岸流」に注意すべし
●波浪警報や注意報が発表されているときは、海に近づくべからず
●突然起きる大きな波や引き波、急に深くなっている場所に注意すべし
●循環口に近づいたり、危険な飛び込みをするべからず
●体調が悪いときはムリして入らず、休養をとるべし
●滑りやすいプールサイドは走るべからず
●病気の予防のためにも、遊んだあとはしっかりシャワーを浴びるべし
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更新日:2016.08.03
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