新築一戸建て購入前に考えるべきこと(超初級編)
夢のマイホーム。子どももまだ小さいし、できれば庭付きの新築一戸建てを買って、ゆったりとくつろいで暮らしたい。でもいざ家を購入するとなるといろいろと手続きも面倒そう…。お金の問題だってある。家を購入した人ってどんなことをしてるんだろう?一番の苦労って?そんなあなたのために新築一戸建てを購入するにあたってまずするべきことをまとめてみました。
夢を目標に変える
新築一戸建てに限ったことではありませんが、住宅を購入するためにはまず、ご自身が希望する家がどんなものなのかを具体化していく必要があります。これは漠然としたイメージを映像化していく作業です。ご家族のいる方であれば、ご家族ひとりひとり、そのイメージは異なるはずですから、みんなでそのイメージを出し合って、ひとつの共通したものに作り上げていかなければなりません。
コツは「目をつぶって今自分がその理想の家にいる状況を想像すること」です。
その情景は昼ですか?夜ですか?
今どこにいますか?居間ですか?寝室ですか?それとも書斎?
ご家族はどこで何をしていますか?
庭が見えますか?広さはどれくらい?インテリアはどんな感じ?壁紙は何色?床はフローリングそれとも…。
こうやって想像の世界にあるものを自問自答しながらなるべく詳細に具現化していきます。
ここで具現化された家のイメージこそがあなたが理想としている住み家なのです。
この理想を目標に置き換えるために、次に新築一戸建て住宅の売り物件に関する情報を収集します。
この段階ではSUUMOやat homeなどの不動産ポータルサイトをみるよりも、できれば冊子形式の住宅情報雑誌を入手されることをお勧めいたします。なぜなら不動産ポータルサイトではどんな物件があるかざっくり把握するために「俯瞰して」見るということが非常に困難だからです。できるだけ自分の理想に近い物件を探し、その物件がいくらくらいするのかの相場観をまず身につけていただきたいのです。自分の理想がいくらになるのか、大体の相場がわかれば、それが実現可能なのか、はたまた夢のまた夢なのかくらいは判断することができます。これを繰り返しているうちにあなた自身に、この物件は相場より安いとか、高いとか、を評価できる眼が養われていきます。不動産ポータルサイトはこうした眼を養った後に見にいくと非常に有益な情報源となります。
現実を知る
目標が定まったら次は自身の家計の状況でいくらのローンが組めるかを検討します。住宅ローンを組む際の目安としてよく「年収の5倍まで」とか、「返済額は年収の25%以内に抑える」とか、言われていますが、これを鵜呑みにするとたいへんなことになりかねませんので注意が必要です。
まず、ここでいっている「年収」は手取り額で考えるべきですし、5倍まで借りてもいいのは35年間ローンを払い続けられる年齢の方のみです。また、25%といったら1/4です。たとえば手取り年収400万円(年収だとだいたい500万円)の人なら年間100万円、月に直すと月収33万円のうち、8万3,000円がローンとなり、残りの手取りは25万円です。これで家族の生活費や将来の子どもの教育費などの貯蓄が十分にできるでしょうか?住宅ローンの額を考える際にはこうした観点でじっくり考えて決める必要があります。一番良いのは住宅ローン完済までにキャッシュフロー表を事前に作ってしまうことですが、不確定要素も多く個人ではなかなかむずかしいのが実情です。ちなみに子どもの教育費は大学までで、ひとりあたりざっくり1,000万円が必要といわれています。
こうしたことを十分に考慮して住宅ローンの借入額を決めたら、まずは希望の金融機関にローンの仮審査を出してみることをお勧めします。
これで審査が通るようならば、いよいよ買える物件がみえてきます。諸々の制約のなかで自分の理想にできるだけ近い物件を探す作業に入りましょう。この段階ではいよいよ不動産ポータルサイトなどが役にたってくるはずです。
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足しげく通う
ひと口に新築一戸建てといっても、建売か、注文住宅かによっても予算に合わせた選び方は変わってきます。土地単体を購入して、上物を建てる注文住宅を選択する方はなかなか掘り出し物物件を探すのは困難です。土地の価格は立地(駅からの距離や周辺道路、住環境など)によってほぼ決まっており、よほどのことがない限り同一の条件では価格差はでません。一方建売
住宅の方は立地の他にビルダーの置かれている状況(資金繰りに苦しくすぐ売りたいなど)などに価格が左右されることもあるので、タイミング次第では相場より安く手に入れることができることもあります。ただ、土地のみの場合でも建築条件つきで販売されているケースも多々あり、その場合はビルダーの状況に左右される可能性もあります。
ただ、どんなに掘り出し物だと思えても、たとえ販売会社にもう売れそうだとどんなにせかされたとしても、1回の訪問で購入を決めるのは絶対に避けたほうがいいです。
基本的には「朝、昼、晩」「平日、週末」の状況は自身の目で確かめたほうが賢明です。できれば雨の日や雪の日なども見てみたいものです。また、近所の人に住環境についてヒアリングができれば尚可です。「ここに越してこようと思っているのですが、住みごごちはどうですか」と聞けば大抵の人はきちんと答えてくれます。
また、当然ですが駅までの道のりは必ず一度歩いてみる、最寄りのスーパーなども必ず歩いて訪ねてみる、くらいはやっておきましょう。その際はこの土地で生活する自分たちの暮らしをイメージしながら実査するということが大切です。
いかがでしたでしょうか。まずは新築一戸建て購入までに考えるべきことについてまとめてみました。物件を決めたらあとは契約や建築発注などのプロセスが待っています。こちらについてはまた別の機会にお話しすることにしましょう。
一戸建ては集合住宅に比べるとどうしても人目の届かない場所できてしまうので、防犯にもより気を配る必要があるというのも大きなポイントのひとつです。せっかくの新築住宅、空き巣などに入られてしまったらとても嫌な気分になってしまいますね。新築一戸建てを購入したら、同時にホームセキュリティの導入も考えておきましょう。最近の機器のなかには空き巣被害で一番多い「施錠忘れ」を教えてくれる便利なものまで出てきています(ALSOKのホームセキュリティなど)。月額4,070円(税込)からさまざまなプランが選べますので、まずは施工業者などに相談してみましょう。
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