なるべく失敗しないための新築住宅の選び方
新築住宅の購入を検討し始めたばかりのあなた、「これだけ膨大な物件の中からどうやって選べばいいんだろう」って頭を抱えていませんか?まずは頭の中を整理して、自分なりの優先順位をつけていくことから始めましょう。ここではなるべく失敗しないための新築住宅の選び方をお伝えします。
新築住宅の種類
まずは冷静になって、新築住宅にはどんな種類があるかを考えてみましょう。新築住宅は概ね以下の3つに分けることができます。
- 1.新築マンション
- 2.新築一戸建て・建売
- 3.新築一戸建て・注文住宅
戸建て・マンション、それぞれのメリット
マンションと戸建てとでは大きな差があります。まずはそれぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。
予算を一定と考えた場合、立地の利便性という点では大抵の場合、戸建てよりもマンションに分があります。たとえば駅から徒歩10分圏内という希望がある場合、同じ価格で比べると、マンションなら余裕の3LDKが購入できても、戸建ての場合は狭小敷地に急な階段の3階建てということになりがちです。また、都心の場合は主要駅の徒歩圏内にそもそも購入できる土地がないということもしばしばあります。
一方、戸建てのメリットとしては、なんといっても騒音などの問題で肩身の狭い思いをせず伸び伸び暮らせるということです。とくに小さなお子さんがいる家庭などではこのポイントは大きなものがあります。
また将来的にリフォームや建て替えが自由にできるというところもメリットといえるでしょう。加えて注文住宅の場合は、なんといっても自分の思い描いている住宅を作ることができるというのがメリットとなります。
戸建てのデメリット
では今度はデメリットを考えてみましょう。
戸建ての場合はまずマンションとちがって、建物の修繕などをすべて自分でやらなければならないということがあげられます。また、敷地内の管理ついてもすべて自己責任となります。たとえ小さくても庭や通路等のスペースがあれば必ず雑草は生えてきますし、予期しない小動物が迷い込んで巣を作ったりすることも考えられます。さらに重要なのは防犯です。戸建ての場合はどうしても死角となる場所ができやすいので、空き巣や放火などへの防犯対策が必要となってきます。
マンションのデメリット
マンションの場合のデメリットは、まずは好きなように増改築することができないということがあげられます。どうしても自分好みの部屋をデザインしたいという場合は新築ではなく、古い中古マンションでスケルトンからリフォームできる物件を探すことになります。それでも玄関扉や窓枠などは共用設備にあたるので、通常では自由に変えることはできません。内装を思う存分自分好みしたために却って外装とのギャップができてしまったのが残念というケースも少なくないようです。また、先にも述べましたが、マンションの場合は生活音に常に気を使う必要があるというのも一戸建てとの大きな違いといえるでしょう。小さなお子さまがいるご家庭ではなおさらです。さらに一戸建てとの違いでいうと、管理費・修繕費などの定期的な支出が必要ということや、ゴミの出し方やペット飼育など、いろいろと規制が多いという点が挙げられます。
新築住宅選びの失敗で多いのは?
住宅選びになるべく失敗しないために、ここですでに住宅を購入した人たちがどんなことに後悔しているかのアンケート調査の結果*をみてみることにしましょう。
まずマンションでは、1位が「もっと他の部屋も検討すればよかった」で、2位が「事前に住まいのイメージを入念に確認すればよかった」、3位は「もっとよく入居前の引き渡し内覧時に建具や建物の状態を確認すればよかった」となっています。
一戸建て・建売では、1位が「事前に隣人やご近所の人について確認すればよかった」、2位は同率で「事前に住まいのイメージをもっと入念に確認すればよかった」、「事前に雨の日の土地の状態を確認すればよかった」となりました。
一戸建て・注文住宅では、1位が「事前に住まいのイメージをもっと入念に確認すればよかった」でダントツ。2位が「事前に採光について確認しておけばよかった」で、3位は「もっとよく入居前の引き渡し内覧時に建具や建物の状態を確認すればよかった」となっています。
住宅の種類によって少しずつ後悔のポイントが異なっていることがわかります。
これら3つの住宅の種類のうち、もっとも後悔している人の割合が高いのは注文住宅で51.4%、次が新築一戸建て・建売で39.8%、最後が新築分譲マンションで38.4%となっています。自身の好みを反映させやすい=自分の判断で決めた要素が多いという図式で、あきらめのつきにくい注文住宅の後悔度が大きくなっているといえそうです。
*出典:不動産・住宅情報サイト『LIFULL HOME'S』調べ
https://www.homes.co.jp/cont/data/data_00080/
理想の生活スタイルをなるべく具体的にイメージすること
新築住宅の選び方のコツはまず理想の生活スタイルをできるだけ詳細に具体的な形で詰めておくことです。その際には今現在の生活だけでなく、5年後、10年後の生活のイメージも持っておく必要があります。購入する住宅を終のすみかにするのか、はたまたある時点で住み替えるのか、などのイメージもあらかじめ持っておいた方がいいでしょう。新築マンションなら30年以上は十分もちますが、一戸建てとなると建物は20年も経てば建て替えも含めた大規模なメンテナンスを検討しなければならないでしょう。これらを踏まえたうえで自分の理想の生活スタイルと予算のバランスを考えて選ぶのが正解です。
マンションにしろ、一戸建てにしろ、新築住宅を購入したら同時にホームセキュリティの導入も考えておきましょう。最近の機器のなかには空き巣被害で一番多い「施錠忘れ」を教えてくれる便利なものまで出てきています(ALSOKのホームセキュリティなど)。月額3,500円くらいからさまざまなプランが選べますので、まずは施工業者などに相談してみましょう。
新築マンションや建売の一戸建ての場合はすでに導入されている物件を選ぶという手もあります。有用な設備のひとつとしてぜひチェックしてみてください。
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