賃貸住宅設備人気ランキング2018
春から新社会人となる人、上京して大学に入る学生さん、転勤であらたに転居する人、これから賃貸住宅を借りようとされている方々はお部屋探しに奔走されているのではないでしょうか。ここでは賃貸住宅業者を対象にしたお客さまに人気の住宅設備のアンケート調査結果から作成したランキングをみて、いいお部屋探しのヒントを得てみることにしましょう。
「この設備があれば周辺相場より高くても決まる」設備ランキング
単身者向け物件 | ファミリー向け物件 | ||
---|---|---|---|
1位 | インターネット無料前回1位 | 1位 | インターネット無料前回1位 |
2位 | 宅配ボックス前回1位 | 2位 | 追い吹き機能前回3位 |
3位 | エントランスの オートロック前回2位 |
3位 | エントランスの オートロック前回2位 |
4位 | 備え付け 家具・家電前回圏外 |
4位 | 宅配ボックス前回4位 |
5位 | 溶室換気乾燥機前回5位 | 5位 | システムキッチン前回5位 |
6位 | ホームセキュリティ前回4位 | 6位 | ホームセキュリティ前回6位 |
7位 | 独立洗面化粧台前回7位 | 7位 | ガレージ前回8位 |
8位 | 防犯カメラ前回9位 | 8位 | ウォークイン クロゼット前回9位 |
8位 | ウォークイン クロゼット前回5位 |
9位 | 溶室換気乾燥機前回7位 |
10位 | システムキッチン前回9位 | 10位 | 太陽パネル (入居者個人売電)前回圏外 |
出典:全国賃貸住宅新聞(2018年10月15日号)
インターネット無料や宅配ボックスが人気
こちらは「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる」設備ランキング、いわば賃貸住宅業者からみると付加価値の高い設備群です。賃貸物件を探す消費者側としては、逆にこうした付加価値の高い設備がついているお部屋を選ぶとおトクといえます。
栄えある第1位は無料のインターネット設備でした。単身者では4年連続、ファミリー向けでは3年連続の1位となっているようです。
インターネットは、もはやなければ生活が考えられないほど生活の必要最低限のインフラとなってきていますし、自分で手続きをすると意外に導入が面倒ですから、家賃の差額が2〜3,000円以内なのであれば、はじめからついている物件を選んだ方がおトクといえるのではないでしょうか。最近では有線だけではなく、配線が不要な無線LAN(Wi-fi)が最初から設置されている物件もあるようですので、好みに応じて選ぶようにしましょう。ただし、インターネットは回線のスピードも重要です。とくにNetflixやAmazonビデオのようなVOD(ビデオオンデマンド)サービスを利用しようとしている場合は、高速な光ファイバー回線でないと動きがカクカクしてしまうこともありますから注意が必要です。お部屋を選ぶ際には無料のインターネットが使えるかどうかだけでなく、回線のスペックも同時にチェックするようにしましょう。
単身者で2位、ファミリー層で4位に入っているのが宅配ボックスです。
ネット通販大盛況の昨今ですから、宅配ボックスはもはや不可欠なアイテムのひとつといってもいいでしょう。不在がちな共働きや単身者世帯でも宅配ボックスがあればいつでも商品を受け取ることができますので、物件探しの際にはついている物件を選ぶのが定石となりつつあります。ただし、最近は自分で購入して設置できるパーソナルな宅配ボックスも販売されています。こうしたものが利用できる環境なのであれば、他の条件を優先させることも可能です。
防犯関連設備の充実度も重要なお部屋選びの基準
「エントランスのオートロック」「ホームセキュリティ」「防犯カメラ」など、防犯関連の住宅設備の人気が単身者向け、ファミリー向けともに高くなっていることがわかります。また、この調査では同時に「この設備がなければ入居が決まらない」設備ランキングも発表されているのですが、そちらには「TVモニター付きインターホン」もランクインしています。
「TVモニター付きインターホン」は、昨年まで「この設備があれば周辺相場よりも高くても決まる」設備ランキングにも上位にランクインしていたのですが、2018年の調査から圏外となりました。ということはすでにこちらはあって当たり前の住宅設備になってきていることを表しています。
お部屋選びの際にはなるべくこうした防犯関連の住宅設備が充実している物件を選ぶようにしましょう。ただ、ここで注意が必要なのは「ホームセキュリティ」については色々な種類があるということです。オンラインで警備会社と繋がっていて、異常発生時には自動でガードマンが駆け付けてくれるもの、異常発生時に連絡がスマートフォンなどに届き必要に応じて自分でガードマンを呼ぶもの、単に異常連絡が届くだけでガードマンの駆け付けサービスはないもの、などがあります。ホームセキュリティを物件選びの条件とする際にはこうした違いも考慮に入れた上で、家賃の差額を検討するようにしましょう。一番サービス内容の高いガードマンの自動駆けつけがあるものなら周辺家賃との差額が5〜6,000円以内であればおトクといえるでしょう。
また、賃貸マンションなどでも後付けでホームセキュリティを導入することもできます。物件探しの際にホームセキュリティ付きの条件を泣く泣くあきらめたという方は、ぜひ自身での導入も検討してみてください。ALSOKのゼロスタートプランなら、初期費用ゼロ、月々9,350円(税込)から始めることができます。
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