新築戸建てにおすすめの防犯対策まとめ!
新築戸建てに引っ越すなど住環境が変わるときは、防犯対策を見直す良い機会となります。
警察庁の発表によると、令和4年侵入窃盗の発生場所として最も多いのは「一戸建て住宅」であるため、新築戸建ての防犯対策は特に重要です。
大切な家族や安全安心な暮らしのために何ができるでしょうか。
ここでは、新築戸建てにおすすめの防犯対策を方法や注意点を含め場所別に詳しく解説します。
目次
新築戸建てにおすすめの防犯対策まとめ
新築戸建てでは、下記のような防犯対策がおすすめです。
新築戸建てにおすすめの防犯対策 |
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① 防犯性能の高い(CPマーク付き)窓ガラスを設置する |
② 防犯性の高いクレセント錠・補助錠を取り付ける |
③ 鍵が上下2カ所についた雨戸やシャッターを取り付ける |
④ サムターン回しやこじ開け防止対策の施されたCPマーク付のドアを選ぶ |
⑤ 玄関ドアにはディンプルキーを使用したり補助錠をつけたりする |
⑥ 勝手口が死角にある場合はセンサーライトや音の出る砂利、防犯カメラを設置する |
⑦ 垣根は表からの死角を作らないようにし、トゲのある低木などにする |
⑧ 庭・裏庭には上階への足場となるものは置かず、死角には音の出る砂利やセンサーライトを設置する |
⑨ 死角となる場所には防犯カメラを設置する |
⑩ 室内には人感センサー付きの防犯カメラを設置する |
⑪ その他、ホームセキュリティを設置する |
これらの防犯対策について窓・出入口・外周・庭・室内に分けてご説明します。
新築戸建て「窓」の防犯対策
窓は室内の空気を入れ替えたり、外観を楽しんだりすることができる、家屋のなかでも重要な設備のひとつです。しかし、同時に外から中の様子を確認できるほか、不法侵入の経路のひとつとなってしまいます。令和3年に実施された警察庁の調査によると、一戸建て住宅における侵入窃盗の最も多い侵入口は、51.6%で「窓」です。
侵入窃盗に狙われる前にを窓からの侵入を防ぐための手段を講じましょう。
防犯性能の高い(CPマーク付き)窓ガラスを設置する
大抵の窃盗犯は、無施錠のドアを開けて、もしくはドライバーやバール、火などを使ってガラスの一部分を破り、クレセント錠(施錠金具)を開錠し、サッシを開けて室内に侵入します。そのため、新築戸建てにおける窓の主な防犯対策は、ガラスの強化とクレセント錠部分の強化です。窓ガラスはすぐに破られない防犯性能の高い合わせガラスを設置することをおすすめします。
防犯性の高いクレセント錠・補助錠を取り付ける
クレセント錠は、暗証番号ダイヤル付きのものなど解錠に時間がかかるタイプを選びましょう。上部に補助錠を取り付けるのもおすすめです。
特に、庭の木などに隠れて外から見えにくい1階の掃き出し窓や、腰壁があって隠れやすい2階ベランダの掃き出し窓などは注意しましょう。
新築戸建てなら、掃き出し窓周辺は見通しの良い構造がおすすめ。ベランダへ上る足場になる可能性のあるものは取り除いておくことも大切です。ベランダの手すりを高めにしたり、トップガードを付けたりするのも良いでしょう。
鍵が上下2カ所についた雨戸やシャッターを取り付ける
雨戸やシャッターも高い防犯効果を得られます。新築戸建てならできるだけ取り付けることをおすすめします。
雨戸を付ける場合は、雨戸錠が上下に2カ所あるか、雨戸外れ止めがあるかも確認しておきましょう。もちろん、雨戸やシャッターを閉めている場合でも、内側の窓の施錠を忘れないでください。
トイレや浴室の窓、高窓などには、頑丈な面格子を取り付けるのも良い方法です。
さらに、窓の開閉やガラス破りを検知するとアラーム音が鳴る防犯センサーも人気があります。たとえ小窓でも、ドア付近にある窓の防犯対策も忘れないようにしましょう。
新築戸建て「出入口」の防犯対策
こちらでは、新築戸建てに設けられている出入口に施す防犯対策をご紹介します。
サムターン回しやこじ開け防止対策の施されたCPマーク付のドアを選ぶ
令和4年の警察庁の調査によると、一戸建て住宅における侵入窃盗の侵入口として2番目に多いのは「出入口(表出入口とその他の出入口を含む)」で36.7%となっています。(※)ピッキング(鍵穴に工具を入れて鍵を開ける)やサムターン回し(穴やドアの隙間から工具を入れてドア内側のロック用つまみをまわす)、ドアの隙間に工具を入れてドアを無理やりこじ開ける手口などが良く使われます。
そのため、新築戸建ての出入口の防犯対策には、頑丈なドアと防犯性能の高い錠前の使用が欠かせません。たとえ狙われても5分以上抵抗できるCPマークの付いたドアを選びましょう。
※警察庁 住まいる防犯110番
玄関ドアにはディンプルキーを使用したり補助錠をつけたりする
新築戸建てにするのであれば、鍵にもこだわりましょう。
ピッキングに時間がかかるディンプルキー(鍵シリンダー部分の表面に複雑なくぼみがある)を使用したり、補助錠を付けたりする防犯対策があります。ドアの隙間や鍵穴の周辺部分にプレートを取り付けて補強したり、サムターンカバーを設置したりするのもおすすめです。
鍵の閉め忘れを防ぐためドアが閉まると自動的に鍵も閉まる設定や室外からのテンキー操作等による解錠操作を無効化する錠もあります。
二重認証対応やダミー暗証番号、ワンタイム暗証番号機能を搭載した鍵などもあり、複数の防犯対策を組み合わせて実施するとより効果的です。
また、ホームセキュリティに加入し、セキュリティステッカーを玄関ドア付近に貼っておくと、より防犯効果がアップします。
勝手口が死角にある場合はセンサーライトや音の出る砂利、防犯カメラを設置する
建て売りなどの新築戸建てを購入するときに勝手口がついている場合は、出入口のひとつとして、勝手口の防犯対策も忘れないでください。勝手口は死角になっているうえに、玄関よりも防犯性能が劣るドアや鍵を使用している場合があるため注意しましょう。
玄関のドアと同様、頑丈なドアと防犯性能の高い錠前が必要です。勝手口まわりの見通しを良くしたり、人影に反応するセンサーライトや歩くと大きな足音が鳴る防犯砂利、警報ブザーなどを導入したりすることも役立ちます。
しかし、どんなに頑丈なドアや高性能の鍵を持っていても、無施錠では意味がありません。
ゴミ出しなどの短時間でもしっかり施錠する習慣を身につけることが防犯対策となります。
新築戸建て「外周・庭」の防犯対策
外周や庭は不法侵入者が様子をうかがったり、侵入後に自宅の様子を確認したりする可能性があります。
新築戸建ての外周や庭には、下記のような防犯対策を行いましょう。
垣根は表からの死角を作らないようにし、トゲのある低木などにする
塀・柵・生け垣は、見通しが良く、簡単には乗り越えられず、すり抜けられず、上方への足場にならないような構造・材質・形態・高さにしましょう。
柵を建てる場合は、適度な高さのある縦格子のものだと足がかけにくく乗り越えにくいのでおすすめです。
生け垣には、通りにくくするためにトゲのある低木が効果的です。
侵入者が身を隠せないよう、周囲からの見通しを良くするために、庭木の手入れはこまめに行いましょう。中が完全に目隠しされてしまうような生け垣や塀は、防犯上はおすすめできません。
庭・裏庭には上階への足場となるものは置かず、死角には音の出る砂利やセンサーライトを設置する
侵入者が身を隠すことができないよう、外部からの死角がなるべくできないようにします。
また、庭木、物置、室外機、ガレージなどが2階の屋根やベランダなどに上がる足場とならないよう気をつけましょう。
表からどうしても死角となってしまうような場所には歩くと大きな足音が鳴る防犯砂利などを敷き詰めておきます。
死角となる場所には防犯カメラを設置する
敷地・建物への侵入口になりそうな場所には防犯カメラを設置して、侵入しようとする者を威嚇しましょう。特に表から死角となってしまう場所などには、センサーライトと併設する形で設置すると効果的です。
新築戸建て「室内」の防犯対策
室内に侵入された場合、その時点で犯罪が成立しますが、それよりも身の安全を確保しなければなりません。
早急に犯人を捕まえてもらうために、室内には下記の防犯対策を行いましょう。
室内には人感センサー付きの防犯カメラを設置する
新築戸建ての防犯対策は、侵入口だけでなく室内でも対策することが大事です。
防犯カメラを設置すれば侵入抑止効果だけでなく、外出先でも室内の様子を確認できるので安心です。特に人体検知センサーが搭載されているタイプは人気があります。センサーが反応すると自動で録画を開始したり、スマホに異常を通知したりできる機能があります。
その他、スマホなどでモニターを遠隔操作したり、スピーカーで室内にいる人に話しかけたりする機能を持っているものもあります。
また、目隠しカーテンなどを活用して外から室内の様子(間取りや家具の位置など)がわからないようにすることや、部屋のすぐ目につく場所にバッグや貴重品を置きっぱなしにしないようにすることも有効な対策です。
その他、ホームセキュリティを設置する
留守の時間帯や長期不在期間を特定されないように、遠隔操作やタイマーなどで室内の電気を点けたり、ラジオを作動させたりするのも良いアイデアです。カメラ付きインターホンを利用して、普段から不審人物の有無を確認しておくのも良いでしょう。長期不在の場合はポストの中に郵便物が溜まらないようにするのも有効です。
また、SNSを利用する場合は住居や生活スタイル、休暇の予定などの情報発信に注意する、普段から近所の人たちと情報を共有し協力し合う、などの防犯対策も効果があります。
家族みんなの防犯意識を高めて、防犯対策に取り組みましょう。
そのほか、ホームセキュリティを設置するのも防犯対策につながります。ホームセキュリティは住宅にセキュリティシステムを設置し、住宅を24時間365日体制で見守るサービスです。設置されたセンサーが侵入や火災を検知した時、ホームセキュリティシステムの非常ボタンが押された際にはガードマンが駆け付け被害の拡大防止に努めます。ホームセキュリティもさまざまな種類があり、価格を抑えたいという方に向けたお手頃価格プランもあります。自身にあったホームセキュリティプランを選ぶと良いでしょう。
ALSOKで新築戸建ての防犯対策を強化しよう
新築戸建てでは、窓や出入口などのセキュリティを強化することが大切です。
特に、ALSOKのロゴ付き防犯グッズは機能に優れているだけでなく「防犯対策をしっかりしている家」という印象を与えられるためおすすめです。
死角を作らないネットワークカメラ「HOME ALSOK Connect Eye」
ALSOKの屋外対応無線式ネットワークカメラ「HOME ALSOK Connect Eye」は、人感センサーが動きを感知すると自動的に録画が開始される動体検知機能を搭載しています。
また、バッテリー駆動、Wi-Fi接続なので配線工事が不要、低コストで手軽に導入することが可能です。
映像は無料の専用アプリで視聴・管理できるので、外出時いつでもご自宅の様子を確認できます。
ALSOKのホームセキュリティを導入すれば、いざという時にガードマンが現場に急行!
さらに強力な防犯対策として「ホームセキュリティ」を導入すれば、24時間365日セキュリティシステムがご自宅を監視してくれます。また、施錠確認センサーで空き巣の侵入経路となりやすい窓の鍵の閉め忘れを防ぐことも可能です。万一のときには専門の訓練を受けたプロのガードマンが駆けつけ適切な措置を行います。在宅中も警備をセットできるので、就寝中や一人での在宅時にも安心です。
「HOME ALSOK Connect Eye」導入すると、オプションで「駆けつけサービス」を月額1,100円(税込)で利用できます。防犯カメラを設置しようと考えている場合は、セットでホームセキュリティを導入するのがおすすめです。ぜひ、ご自宅の防犯対策強化にALSOKのセキュリティシステムを役立ててみてください。