信頼できるリフォーム会社の特徴とは?探し方・選び方を徹底解説
中古物件で住宅を購入した場合や持ち家の設備の老朽化に気づいた場合に、リフォームをしたいと考えるケースは少なくないでしょう。しかし、実際には何から手をつけて良いかがわからずなかなか実行できないという人も多いはず。
実際にリフォームを行った方たちはどうやってリフォーム会社を選んでいるのでしょうか。ここでは、リフォーム会社の探し方や信頼できるリフォーム会社の選び方についてご紹介します。
目次
リフォーム会社の探し方は?
リフォームをする際には、最適な業者を選定することが何より重要です。知り合いにリフォーム会社の人がいる、地域で評判のリフォーム会社があるなどの事前情報があれば選定も捗りますが、事前情報がなければインターネットか広告やチラシなどの宣伝を頼りにすることになるでしょう。
では、実際にリフォームを行った方は一体どうやって会社を選んだのでしょうか。
順位 | リフォームする会社を探すときの情報源[複数回答可] | |
---|---|---|
1位 | インターネット | 25.8% |
2位 | いつも工事を依頼している業者 | 24.9% |
3位 | 営業員 | 19.2% |
4位 | チラシや広告誌 | 18.1% |
5位 | 企業のショールーム | 17.7% |
6位 | 友人・知人 | 17.3% |
7位 | テレビ・ラジオ | 10.8% |
8位 | カタログ | 10.5% |
9位 | 新聞 | 6.6% |
10位 | 雑誌(月刊誌・リフォーム雑誌・住宅雑誌) | 5.5% |
11位 | 増改築相談員・マンションリフォームマネジャー | 4.1% |
12位 | 自治体等の公的機関相談窓口 | 3.8% |
13位 | 設計士・インテリアコーディネーター | 3.7% |
14位 | セミナー・講習会 | 3.1% |
その他 | その他 | 2.0% |
出典:一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会「2022年度 住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査 結果報告書」
一般社団法人の住宅リフォーム推進協議会の「2022年度 住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査 結果報告書」によると、リフォームを実施した人のリフォーム工事業者に関する情報源の1位は「インターネット」の25.8%でした。
情報収集できるWebサイトが増え、インターネット上において自力で業者を見つけることが容易になっていることが影響しているものと考えられます。
続く2位は「いつも工事を依頼している業者」の24.9%。すでに工事を依頼したことがある業者がもしあれば、まったく知らない業者に依頼するよりは安心ですので、これは当然と言えるかもしれません。
そして3位は「営業員」の19.2%。インターネットで情報収集することが一般的になった現在でも、営業員から直接費用感や見積もりの情報を集めようとする方々が多く存在していることが、このデータから分かります。
また、上記のランキングは1位から6位くらいまでの割合の差があまりありません。ということは「チラシで興味をそそられて」「インターネットで調べて」「友人・知人に相談もして」、さらには「企業のショールームに通い実際の設備を見比べて」、気に入った設備を「いつも工事を依頼している業者」に注文した方が多いということも十分に考えられます。規模にもよりますがリフォームは安い買い物ではありませんし、一度施工してしまったら容易に変更することはできませんから、これからリフォームをするという方はぜひできる限りの情報収集を事前に行い、検討しておくことをおすすめします。
選んだリフォーム会社の形態は?
さて次に、最終的に選んだリフォーム会社の形態のランキングを見てみましょう。
1位は「地元密着の工務店」の32.5%。続いて2位が「地元密着のリフォーム専業」の21.9%、3位が「全国規模のハウスメーカー」の18.0%でした。また、その会社を選んだ理由のトップ3は、「担当者の対応・人柄」「工事の質・技術」「工事価格が安いこと」となっており、デザインセンスや提案力以外の部分が重視されているということが浮き彫りとなりました。特に「担当者の対応・人柄」が重視される傾向にあることから、リフォームに関する相談や要望を投げかけやすい業者をパートナーとして、トラブルなくリフォームを進めたいという実施者の希望が見受けられます。
リフォーム実施に際しては作業が完了してから「話が違う」というトラブルが起こることも少なくありませんので、これからリフォームを実施される方々は、依頼しようとする会社の工事そのものに対する実績や評判を事前に把握しておくことをおすすめします。
順位 | その会社に依頼することを決めた理由 | |
---|---|---|
1位 | 担当者の対応・人柄 | 18.3% |
2位 | 工事の質・技術 | 14.3% |
3位 | 工事価格が安いこと | 12.9% |
4位 | 工事価格の透明さ・明朗さ | 7.4% |
5位 | 以前に工事を頼んだことがある・使い慣れている | 7.3% |
6位 | 的確な情報提供力 | 5.6% |
6位 | 会社の信用・知名度・評判・実績 | 5.6% |
8位 | 提案力 | 4.9% |
8位 | 信頼できる人からの紹介がある | 4.9% |
8位 | 地元の業者 | 4.9% |
11位 | 要望に対する理解力 | 4.6% |
12位 | アフターサービス | 2.8% |
13位 | デザインセンス | 2.6% |
14位 | 施工時の利便性(工事期間、時間など) | 1.1% |
15位 | 業者を選定する時の利便性 | 0.8% |
16位 | 減税や補助制度を提案・説明してくれる | 0.7% |
その他 | その他 | 1.4% |
出典:一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会「2022年度 住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査 結果報告書」
信頼できるリフォーム会社の選び方
リフォーム会社を探そうと思っても何を基準に選べば良いかわからない方も多いでしょう。大事な住まいのリフォームは信頼できる業者にお願いしたいですよね。そこで、リフォーム会社の選び方のポイントを解説します。
実績がある
信頼できるリフォーム会社かどうかを判断する方法の一つは、豊富な実績と経験があることです。ホームページを見れば過去の施工事例や実績を確認できます。多くの施工事例があるということは、それだけ実績や経験があるということです。特に自分の希望するリフォーム内容の実績があると安心ですし、リフォーム後のイメージもつきやすいでしょう。
業者によって得意分野は異なるため、施工事例や過去の実績を調べておきましょう。
要望を聞いてくれる
リフォームの際は、デザインや機能性、費用などこだわりたい部分がたくさんあると思います。一方的な意見を押し付けてくるような業者ではなく、寄り添った提案をしてくれる業者を選びましょう。要望を聞いてくれてかつ費用面も考慮した提案をしてくれるような業者が望ましいといえます。リフォームには何回か打ち合わせが必要となるので、担当者の姿勢から信頼できるかどうかを見極めましょう。
質問にわかりやすく答えてくれる
質問した際にすぐに答えてくれなかったり曖昧な答えしか返ってこなかったりすると、本当にお願いして大丈夫か不安になりますよね。
特に見積書は専門用語が多いため、一人で読んで全部を理解するのは難しいこともあります。詳細をわかるまでしっかりと説明してくれる業者を選びましょう。理解できないまま進むと後々トラブルが起こりやすくなります。
担当者が必要な資格を持っている
リフォーム工事には、規模や種類、費用によって資格や届出が不要な場合があります。しかし無資格ではやはり不安が残りますよね。その点、有資格者が多い業者は、知識や技術面における信頼度は高いといえるでしょう。リフォームに関連する資格保持者が在籍しているかを確認しておきましょう。
リフォームに関連する資格は、建築士(一級・二級・木造)、施工管理技士(建築・管工事・土木・電気工事)、増改築相談員、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター(一級・二級)、マンションリフォームマネジャーなど。他にもさまざまな資格があります。
リフォーム協会などの団体に加盟している
信頼できる業者を探すときは、リフォーム協会などの団体に加盟しているかも一つの指標となります。リフォーム協会に加盟しているということは、質の高いリフォームを行うための基準を満たしているという証です。リフォーム協会などへの加盟状況を参考にしつつ、会社の実績、担当者の姿勢、有資格者の在籍状況などを総合的に判断した上で、リフォーム会社を決定するようにしましょう。
リフォーム瑕疵(かし)保険に加入している
リフォーム瑕疵(かし)保険に加入していると、工事が終わった後に第三者機関による公正な検査が実施され、もし建築物に欠陥が見つかった場合、補修費用を保険で補償してもらえるので安心です。これはすべてのリフォーム業者で利用できるわけではなく、審査に通って事業者登録している業者のみで利用できるので、万が一に備えておきたいという方は登録事業者等の検索サイトなどで確認しておくといいでしょう。
住宅瑕疵担保責任保険協会 かし保険を利用する登録事業者等の検索
https://kashihoken.or.jp/individuals/kizon/search.php
リフォーム時は防犯対策強化のチャンス
天井や内壁、床の張り替えを含む大規模なリフォームを検討されている方は、同時にホームセキュリティの導入も検討されることをおすすめします。一般に、建物の2階以上の窓から不審者に侵入され、犯罪被害に遭うような事件も発生していることから、2階以上の窓からの侵入などに備えて侵入感知センサーをこの機に導入してみてはいかがでしょうか。
ALSOKのホームセキュリティは回線不要だから設置も簡単です。オンラインセキュリティを導入すれば、不審者の侵入などの異常発生時にガードマンが自動で駆けつけるため安心ですし、また、押し売りや急病で困ったときにはボタンひとつで非常通報をすることもできます。また、せっかくきれいにリフォームした家を守るという意味でも、絶大な効果があります。ぜひ一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。