リフォームのトラブル回避策
リフォームを行う上で注意したいのが「思った通りのリフォームになっていない」というトラブル。設計と違った仕上がりだった、想定以上のお金が掛かった、すぐに不具合が出たなどなど‥。その原因がどこにあるのか、これからリフォームを考えている人に役立つ情報を紹介します。
リフォームと同時に防犯対策はいかがですか?
ALSOKのホームセキュリティについてくわしくみる思った通りのリフォームになっていなかった‥
いざリフォームを行って「満足」という人もいれば「不満足」な人もいるでしょう。事前の話し合いや説明を念入りにしたにも関わらず、「イメージと違う」「予算オーバー」「聞いてないことがあった」などなどトラブルがあるのも事実。では、実際の出来上がりイメージが違ったという人はどのくらいの割合でいるのでしょうか。
過去5年以内にリフォームを行った482人を対象とした2016年の「住まいのリフォーム調査」から、その結果をみてみましょう。
だまされた⁉︎
今回のリフォームで「だまされたことがある」と回答した割合は11.8%でした。「イメージと違っていたことがある」は13.7%で、この2つをあわせるとおよそ4人に1人が「イメージと違っていた」という経験をしていることが分かります。
ではこれを年齢別にみてみましょう。「リフォーム会社にだまされたことがある」と答えた人の割合は20代に多い傾向にあることがわかります。
社会経験が浅い人が多く、商習慣などに関する経験や知識が少ないこともあって、相手に多くを期待しすぎてしまうのがこの年代なのかもしれません。結果として依頼先への相談やコミュニケーションの理解に行き違いが生じてしまい「だまされた」と感じてしまうことが多いのではないでしょうか。
依頼当初と“話が違う”と思ったこと
では、どのようなところで当初と“話が違う”と感じたのかをハウスメーカー、工務店、リフォーム会社の依頼先ごとに見てみましょう。
トラブル上位について考えていくと、まず1位の「費用が当初の見積もりよりも高くなった」(13.5%)については、よくよくの確認が必要になるでしょう。定期的に工事の確認をすることと、依頼していない作業がないか、をチェックすることも大切です。もちろん、信頼関係によって依頼をしているわけですから、業者側が不愉快にならないように配慮することも考慮しなければなりません。支払いトラブルは思わぬ方向に向かってしまうこともあるので、注意が必要です。続く2位「工期(完成するまでの期間)が延びた」(12.4%)ですが、工事期間の延期は仮住まいへの引越しや完成するまでは旧居で過ごす必要もあり、想定外の費用が生じることがあります。なぜ工期が長引くのか理由を確認すること、事前に工期の遅れが予想される事象について知っておくことが大切になります。こちらも負担の増加に関わる理由ですので、トラブル回避の対策を講じておきましょう。
「費用が当初の見積もりよりも高くなった」「オプションでつけると言っていたサービスや設備がなかった」については、ハウスメーカーで数値が高くなっています。また、工務店、リフォーム会社では「特に話が違うと感じたことはなかった」がハウスメーカーに比べると高くなっています。それぞれに一長一短があるため一概にいえませんが、リフォームを頼む際には、入念にチェックしながら話を進めていく方が良い結果に繋がりやすいといえそうです。
次にリフォームの成功度合いを依頼先ごとに見てみましょう。
「大成功だった」と答えた人の割合は、ハウスメーカーにリフォームを頼んだ人が一番多くなっています。つまり、きちんと話をすり合わせながら進めることができれば、ハウスメーカーによるリフォームは満足度の高い結果を生み出すことができる可能性が高いという見方もできそうです。
依頼は「口頭ではなく内容を残せる方法で」
トラブル回避策としていえることは、リフォーム工事の発注に関する事項はなるべく「口頭ベース」ではなく、依頼した内容を記録として残せる「書面やメール」などの手段で交渉をすることが大切です。記録に残しておけば後で「言った言わない」の水掛け論になることを避けることができます。これからリフォームを考えている方はぜひ、このことを心に留めておいていただきたいと思います。
防犯対策も忘れずに
せっかくきれいにリフォームした家も、不審者の侵入などで荒らされてしまったら台無しです。リフォームを実施する際にはぜひ防犯対策を強化することも視野に入れて検討してください。
実はリフォーム時はホームセキュリティを導入するいい機会でもあります。なぜなら配線を壁や天井などに埋め込むことで、作り付けのようにきれいに施工することができるからです。
どうせリフォームするならついでにホームセキュリティも同時に導入して、快適で安心な暮らしを満喫してみてはいかがでしょうか。