親孝行していますか?
孝行したいときには親はなし、とよくいいます。
ひと通りの人生の大きなイベントを無事に通り抜け、子どもも独立し、自分の人生もあらかた先が見通せるようになってきた、そんな時に「さて次は何をしよう」と考えて初めて頭に浮かんでくるのが「親孝行」というものなのかもしれません。自分の人生を振り返り、親の人生と重ね合わせて、「ああ苦労をかけたな、たいへんだっただろうな」と共感できるようになって初めて心から親孝行をしたいと考えるようになれるのだと思います。
ここではこの「親孝行」について少し考えてみましょう。
親孝行とは「親から自立すること」⁉︎
ある女性向けメディアの20代~70代の読者102名を対象にした調査によると「親孝行をしてきたと思うか」という質問に対しては、「非常に思う」「思う」をあわせると実に8割の人が親孝行をしてきたと回答しています。
それでは、どんなことを親孝行として捉えているのでしょうか。
「あなたにとって、親孝行とはどんなことですか」という質問の回答として多かったのは、「自分自身が健康であること」「親に経済的負担をかけないこと」「自分自身が堅実な暮らしをすること」というもの。これら3つを総合すると、「親に迷惑をかけずに生活をする」ということを親孝行と考えている人が多いということがわかります。これはこの調査が女性向けメディアの読者を対象に行ったものであることが少なからず影響しているかもしれません。
次に多かったのが「親の介護や身の回りの面倒をみること」、「親に定期的に会いに行くこと」でした。これらは自分から積極的に親と接触する機会を持つ行動をとっているタイプの親孝行といえます。同様の行動といえる「親と定期的に連絡を取ること」や「親が孫と一緒に過ごす時間をつくること」が次に多い回答となっていることから、親孝行といえば、「一緒に過ごす時間をつくる」ことと捉えている人が多いということがわかります。
親孝行の捉え方に親子間でギャップも
一方で親は何をして欲しいと思っているのでしょうか。
子と大きく差があった項目に印をつけてみました。
これをみると、子どもが考えるのと同様に親は子どもが元気で堅実に暮らしてくれることを一番の望みと考えているようです。一方で、少し意外だったのは「孫と一緒に過ごす時間をつくること」の割合が低かったことです。親としては孫よりも実の子どもと一緒に過ごす時間を持ちたいと感じているというのが本当のところなのかもしれません。
離れて暮らしていても、みまもることはできる
親が望む親孝行は「子どもが元気に堅実に暮らし、頻繁に会いにきてくれること」であることがわかりました。しかし、今の時代は親と遠く離れて暮らす世帯も多く、なかなか実践できないというのが現実なのではないでしょうか。
「高齢の親の健康や暮らしが心配だけど、そう頻繁には行けないし……」。そんな世帯の方は離れていても親をみまもることができる「みまもりサービス」を利用してはいかがでしょうか。
ALSOKの「HOME ALSOKみまもりサービス」はボタンひとつでガードマンの駆けつけを要請することができますし、健康の不安にも気軽に利用できる相談サービスがあります。別途Webカメラも併用すれば、たとえ遠く離れて暮らしていても、親の暮らしぶりを子が自身でみまもることも可能です。
また、なによりこうしたサービスを利用することで親とのコミュニケーションを頻繁に取るきっかけとすることができます。遠く離れて暮らす親へのプレゼントとして、導入を検討してみてはいかがでしょうか。