家庭用金庫だけでは不安な点も!その防犯対策は本当に正しい?
重要な書類など大切なものは自宅の金庫に保管している人も少なくありません。以前の金庫は見た目がシンプルで、無機質な印象を受けやすかったですが、現在の家庭用金庫は部屋に馴染むものも多いため、防犯対策として気軽に金庫を使用できるようになりました。この記事では、家庭用金庫の使用目的と防犯効果について紹介します。
目次
家庭用金庫があれば防犯対策は万全?
「丈夫で防犯性能の高い金庫があれば、自宅にある重要書類や財産などを安全に守ることができる」というイメージをもっている人は多いのではないでしょうか。しかし、実際には家庭用金庫はスペースをとらないように小型化されており、重さも1人もしくは2人ほどいれば簡単に持ち運べます。金庫を開けることが難しかったとしても、金庫ごと持ち去ることが可能なのです。もし、防犯対策を金庫だけにしようと思うのであれば、重さが100kg以上あるもの、床に固定する等せめて持ち去り対策のできるものを選択した方が賢明かもしれません。
一方、家庭用金庫の中には衝撃を与えられることで大きなアラームが鳴ったり、暗証番号が複雑になったりしているものもあります。暗証番号2つを組み合わせて開錠するタイプは時間がかかりますし、暗証番号の覗き見がしにくいものは暗証番号そのものを知られにくいのがメリットです。家庭用金庫の購入を検討している人は、できればこのような機能があるものがおすすめです。
家庭用金庫はどういう使用目的に向いているのか?
「家庭用金庫を防犯対策に使用していても、持ち去られる可能性があるならば不要では?」と考えてしまいがちですが、自宅にあれば役立つ機能もあります。それは金庫の多くが「耐火」に優れている点です。火事が起きてしまった場合、大切なものをまとめて持ち出す余裕があればいいのですが、そうとは限りません。しかし、家庭用金庫の中に大事なものを入れておけば守れる可能性が高まります。家庭用金庫の耐火性能については分類表示されており、30分・1時間・1時間30分・2時間・3時間・4時間などがあります。耐火時間が長くなればなるほど金庫のサイズは大きく、重さのあるものは高額になりがちです。
火災対策としては、金庫に1時間以上の耐火性能があるものが向いています。「令和5年版消防白書」によると、建物火災の放水開始から鎮火されるまでの時間は発生件数の約23%が30分以内であり、1時間で約43%近くが鎮火されていることがわかっています。つまり、1時間ほどの耐火機能がある金庫を使用していれば、半数近くが金庫の中のものを守れるということです。できれば耐火時間だけではなく、衝撃落下などの試験にも合格したものを選択するのがおすすめです。またチェックすべき点として耐水機能もあります。消火活動の中で金庫が大量の水で濡れるため、金庫内に水が浸入しにくいことも重要なポイントとなります。
家庭用金庫に入れておくと安心なもの
家庭用金庫を購入する際、まずは「どのくらいのサイズのものを選ぶのか」を考える必要があります。金庫のサイズを選ぶために、金庫に保管したいものを選定しましょう。
よく家庭用金庫に入れられているものの例をあげると、現金や貴金属類・株や保険などの証書類・不動産などの権利書・預金通帳など、重要度が高いものがあげられます。こういったものは家の中の引き出しなどに入れておくのは心配ですし、火災などがあっても影響を受けないように保管したいものです。
ほかには、母子手帳や子どもの通知表・子どもが描いた絵・写真・家族の思い出をおさめたUSBメモリー・ハードディスク、普段使わない鍵などもあります。
金庫に保管したいものをすべて書き出し、それらが保管できるサイズを考えることが重要です。金庫内のサイズはミリ単位で細かく表示されているので、保管したい書類などのサイズに合わせて選択することができます。
次に金庫を置く予定の場所に購入する金庫のサイズが合っているかどうかをチェックします。出し入れすることを考え、設置場所の幅や奥行きに扉の開閉部の余裕をもたせることも大切です。小型のものでも金庫は意外と重さがあるので、とくに棚などに設置する場合は重さに耐えられるかについても考えておく必要があります。
火災対策として書類など紙類を保管するだけであれば耐火機能のみで十分ですが、USBメモリーやハードディスクなども保管する場合には、紙よりも高温に耐えられる機能が必要です。専用の耐熱用品がオプションとして用意されているタイプもありますので、そうしたものを選ぶとより安心できます。金庫は災害時に大切なものを守りたい人に非常に有効です。
家庭用金庫は防災や防犯に有効?
家庭用金庫は災害時に役立つものの、空き巣に金庫ごと持ち去られる可能性があります。盗まれないためには、空き巣の侵入そのものをさせない工夫が必要です。
ALSOKのホームセキュリティは、玄関や窓、居室内に設置したセンサーが侵入者を感知するとALSOKガードセンターに通知しガードマンが駆けつけて一次対処します。侵入者と鉢合わせする可能性があることも考えると、ガードマンの存在はとても心強いものです。
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