いつも在宅していれば安心?ホームセキュリティの必要性とは
共働きで留守が多い家庭は、人が常にいる家庭と比較して空き巣被害が多い傾向にあります。「我が家は人が常にいるから安心」とホームセキュリティは不要だと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、侵入窃盗には空き巣以外の手口もあります。常に人が家にいる家庭であっても絶対に安心とは言い切れないのです。この記事では、人が常にいる家庭でもホームセキュリティがなぜ必要なのかを詳しく紹介します。
目次
侵入窃盗は手口もさまざま!それぞれの割合を知っておこう
自宅に家族の誰かが必ずいるから、ホームセキュリティを導入してもムダになると考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。人の目があれば家の中に侵入するのは難しいですが、だからといって、ホームセキュリティも不要だと考えてしまうのは早計です。なぜなら家に侵入する手口は空き巣だけではないからです。
警察庁が発表した「令和4年の刑法犯に関する統計資料」によると、住宅への侵入窃盗の手口で最も多かったのは「空き巣」でした。その割合は63.9%で、10,553件の被害がありました。次いで多かったのが「忍込み」で、こちらは25.2%(4,162件)です。そして、もうひとつは「居空き」で5.3%(878件)となっています。
この結果からもわかるように、侵入窃盗の被害は必ずしも「空き巣」ばかりとは限らないので注意が必要です。
「空き巣」と「忍込み」「居空き」の違いとは?
侵入窃盗の代表格である「空き巣」は誰もいない家に侵入する手口で、金品が盗まれる被害はあるものの、基本的に家人が不在なので身体的な危害を加えられる心配はありません。
一方、「忍込み」は家人が就寝中の夜間に侵入し金品を奪うこと、また「居空き」は家人が居間などに集まり、食事などをしている時を狙って侵入し金品を奪うことを指します。
このように「忍込み」や「居空き」は家人の在宅中に侵入して窃盗を働くため、場合によっては犯人と鉢合わせとなる危険があります。家人に見つかったことで開き直った犯人は何をするかわかりません。逆上して襲ってくる可能性も大いにあります。とくに女性の1人暮らしや昼間に在宅しているのが女性だけという家庭の場合、犯人が男性であれば力の差で不利になることも多く大変危険です。
家人が在宅している家でもホームセキュリティが必要となる理由はここにあります。
警備会社が提供するホームセキュリティであれば、異常があればすぐにガードマンが駆けつけるので、犯人との遭遇を未然に防止する強い味方となります。
「忍込み」や「居空き」を防ぐための対策方法
侵入窃盗は「無締り」による侵入方法が目立ちます。「無締り」は鍵をかけ忘れた玄関や窓から侵入する手口で、事前に下見したり、監視をしたりして家人が「玄関や窓に鍵をかけない」ことを確認して犯行に及ぶケースが多いようです。
住宅のタイプ別でみても、戸建て住宅、3階建以下共同住宅、4階建以上共同住宅のいずれも空き巣被害で最も多い手口は「無締り」による侵入が多いです。
忍込みや居空きについても、住宅タイプ関係なく「無締り」で侵入されるケースがほとんどですので、たとえ在宅中だとしても玄関や窓は必ず閉めて施錠するという習慣をまずは身につけるようにしておきましょう。
そのほか侵入窃盗に対する対策として、玄関ドアであれば補助錠を取り付けたり、ガードプレートを取り付けたりすることが有効です。補助錠があれば鍵を2つ開錠する必要が出るので侵入まで時間がかかります。また、ガードプレートはドアとドア枠の隙間に取り付けるもので、隙間にバールなどを使用してドア錠を破壊されないようにするものです。防犯性が高いCPマークの付いた建物部品に交換するのもおすすめです。
また窓に防犯フィルムを貼ったり、ドア同様に補助錠をつけたりするのも有効です。専用のウインドウフィルムを購入し、窓ガラス全体に貼ることで防犯効果を高めます。窓はクレセント錠であればロック付きのものにし、サッシ部分に補助錠を取り付けます。防犯性の高い建物部品は、たとえば面格子や窓用シャッターにするのも良いです。可能であれば、防犯ガラスにすると破壊しにくく、侵入に時間がかかります。同じく建物部品には防犯性が高いCPマークがついているものを選びましょう。
CPマークの付いている建物部品は一定の防犯性能検査に合格した建物部品なのでより安心して使用することができます。CPマークのついた建物部品にはドア・サッシ・防犯ガラス・防犯錠・ウインドウフィルムなどがあります。
この他、「押し入り」を防ぐためにはカメラ付きのインターホンを設置するのもおすすめです。カメラが付いていることで訪問者が誰かを確認できますし、怪しいと思ったときにはドア越しに対応することができます。
また、戸建て住宅では死角にあたる部分に歩くと音の出る砂利を敷いたり、死角を作らないように見通しの良いフェンスを設置することも有効となります。
在宅中も安心して過ごすためにはホームセキュリティが有効
侵入窃盗を防ぐ「防犯」という意味では、CPマーク付きの建物部品を取り付けたり、防犯グッズで防犯対策を施したりすることは有効です。しかし、どんなに対策をとったとしても100%侵入者を防ぐことはできません。万一、侵入されてしまったら、防犯グッズでは対応できないのです。
しかし、ホームセキュリティを導入しておけば、侵入者を未然に防ぐ「防犯」にも大きな効果を発揮するのと同時に、トレニーングを積んだプロのガードマンが駆けつけてくれるという安心感があります。
一人暮らしや昼間一人で在宅しているという世帯にもまさにぴったりの防犯対策ではないでしょうか。
この機会にぜひホームセキュリティの導入をご検討ください。
ALSOKのホームセキュリティなら月々4,070円(税込)から。ニーズに合わせたさまざまなプランをご提案いたします。相談は無料、お気軽にお問い合わせください。
あなたにお勧め:「ホームセキュリティはムダ」は誤解?導入のメリットを紹介!