窓が防犯対策のカギ

防犯 2024.03.07更新(2020.03.27公開)
窓が防犯対策のカギ

自宅の安全対策を考える場合、泥棒などの不審者に侵入されない家づくりをすることが大切になります。まずは自宅がある周辺の環境チェック、そして自宅が一戸建て住宅なのかマンションなのかによって、とるべき防犯対策のポイントは違ってきます。では、泥棒が犯行をあきらめる家にするには、どのような対策をおこなえばいいのでしょうか。実際の被害実態の特徴をもとに、住宅タイプにあった防犯対策や周辺環境づくりについて考えてみましょう。

目次

侵入窃盗の実態と対策

戸建て住宅

一戸建て住宅における侵入窃盗の侵入口と侵入手段の割合
一戸建て住宅における侵入窃盗の侵入口と侵入手段の割合

出典:警察庁「令和4年の犯罪」

侵入の手口は、その住宅の形態によって侵入場所や手段が異なっていますが、一戸建て住宅で特に注意したいのが「窓」です。
「無締り」の居室やベランダの窓からの侵入が、全体の半数を超えて最も多い侵入経路となっています。ゴミ捨てなど短い時間の外出でもすべての窓や玄関を施錠して出かけるよう習慣づける努力をしましょう。空き巣は数分で犯行を終えてしまいます。また、ゴミ捨てなどで自宅に戻った際に空き巣と鉢合わせしてしまうと今度は身体的な危害を加えられるリスクもあります。
次に侵入手口として多いのが「ガラス破り」です。
これに対しては窓の防犯を強化する対策を考えましょう。一番効果的なのは、窓に「防犯フィルムを貼る」か、窓ガラスをフィルム入りの「防犯ガラスに換える」ことです。窓破りの手口としてサッシとガラスの間のゴムの部分にドライバーなどを差し込んでこじ開けるように割るのが最も多くなっています。通常のガラスはこの手口によって数秒で大した音もなく割れてしまいますが、防犯フィルムを貼っておけば窓ガラスは割れにくくなり、侵入に時間をかけさせることができるようになります。泥棒の7割が侵入に5分かかったら諦めるといったデータもありますので、まずは窓の防犯対策としてこの防犯フィルムを貼ることをおすすめします。

また、窓の鍵が簡単に回されないようにロック機能がついたものを選ぶのはもちろんのこと、窓の上下に補助錠をつけたり、振動や開閉を検知して音が鳴る防犯アラームを窓につけたりするのも効果的といえるでしょう。

窓の次に注意すべき場所は玄関です。
玄関は補助錠を付けたツーロック式にして簡単には侵入できないよう装備しましょう。侵入に時間がかかりそうだと泥棒に思わせることが重要です。
また、ガードプレートを設置して鍵の破壊やこじ開けを防止することも有効です。
さらに10年以上同じ鍵を使っているという人も要注意です。古い鍵は比較的開けやすくなっています。できるだけピッキングのしにくいディンプルキーに交換しましょう。
一戸建ての場合は自宅外周の門扉やフェンスの対策も大切です。
門扉は周辺の住人なども利用する人目につく通りに面して設置すること。フェンスをつくる場合にはフェンス際に垣根などを入れて泥棒が登りづらく、死角を作らない透過性のある縦格子で囲うことが望ましいといえます。
また、どうしても外からの死角になってしまうような場所には、歩くと大きな音の出る砂利やセンサーライトなどを設置することも侵入を躊躇させることに役立ちます。

マンション

マンションなどの共同住宅では、オートロック付きだから安心だろうとか、高層階だから侵入できないだろうと過信せず、玄関の戸締りや窓のロックには十分に気を付けてください。
3階建て以下の共同住宅でも4階建て以上の共同住宅でも、共通しているのはカギの無締りによる侵入手段が最も多いということです。オートロックが付いていても泥棒は簡単に侵入することができます。住人のふりをして入ることや宅配業者などに変装して入ることもあるでしょう。非常口や屋上からベランダに侵入してくることもあります。侵入してきた泥棒は、無締りの玄関や窓から侵入して犯行をおこないます。
また、3階建て以下の共同住宅では泥棒が窓から侵入してくる可能性が高くなっています。一戸建て住宅と同様に窓ガラス破りの対策をしっかり施しておきましょう。
マンション全体の防犯をチェックする場合には、屋上の入口に施錠がされているか、エレベーター前や廊下に防犯カメラが設置されているか、踊り場などの共用部からベランダに飛び移れそうな場所がないか、などのポイントを確認しておくことも重要です。

3階建て以下住宅における侵入窃盗の侵入口と侵入手段の割合
3階建て以下住宅における侵入窃盗の侵入口と侵入手段の割合
4階建て以上住宅における侵入窃盗の侵入口と侵入手段の割合
4階建て以上住宅における侵入窃盗の侵入口と侵入手段の割合

出典:警察庁「令和4年の犯罪」

周辺環境の防犯対策

泥棒がいやがる周辺環境づくりも大切です。住宅への侵入をもくろむ泥棒が犯行をあきらめる理由では、声をかけられることが圧倒的に多くなっています。近所の人に声をかけられたり、ジロジロ見られたりすることで泥棒は逃げていきます。日頃から近所づきあいを大切にして街の連帯感を高めることで、犯罪に強い街の環境をつくることが防犯対策の第一歩だといえるでしょう。
反対に、近所との付き合いが疎遠で街の連帯感がないという環境は、泥棒にとっては非常に都合の良い場所となってしまいます。

犯行をあきらめる要素

出典:警察庁「住まいる防犯110番」

周囲の環境や住民への関心が薄れた地域や街では、街の美化や安全対策も進まず、街の環境悪化が住民全体のモラル低下につながり、やがては犯罪の温床と化してしまう、という負のスパイラルへ陥る可能性もあります。
泥棒があきらめる家づくり・地域づくりにおいては、日頃から近所づきあいを大事にすることも重要なポイントとなります。地域で連帯感を持って美化活動や防犯パトロールをしている街は、不審者にとっては近づきにくい場所でもあるのです。

安心のホームセキュリティ対策

泥棒などの侵入窃盗の被害を防止するには、有効な対策を施す必要があります。防犯グッズによる対策もそのひとつですが、自前で窓や玄関に防犯対策するだけではなかなか完璧とはいかないのが実情です。
そんなときにおススメしたいのがホームセキュリティです。
ALSOKのホームセキュリティなら24時間365日、機械警備システムが自宅への不審者の侵入を見守ります。ほとんどの空き巣は下見を行うといいますが、よほどのことがない限り警備会社のステッカーが貼り付けてある家を狙うことはないでしょう。
それでも万一不審な侵入を検知した場合にはガードマンが駆けつけます。居空きや忍込みなど、手口によっては侵入者と鉢合わせになってしまう可能性もあることを考えると、専門のトレーニングを受けたガードマンの存在はとても心強いものです。また、不在時に空き巣に入られ、家人がすぐに対応できないような場合にも、ガードマンが駆けつけ警察への通報など必要な措置を適切に行いますし、その後の対処の仕方などについても相談に乗ってくれます。

ALSOKのホームセキュリティならニーズに合わせてさまざまなセキュリティプランを選択いただけます。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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