小窓の防犯対策には面格子と防犯ガラスがおすすめ!空き巣から家を守ろう
警視庁のデータによると、令和元年に発生した空き巣や忍び込み、居空きといった事件は、63.4%が窓を侵入口としているケースであることがわかります。[注1]
鍵のかけ忘れや、ドアの隙間を工具で破壊して侵入するといったケースが見られていますが、戸建て住宅の場合もっとも多いのがガラス破りです。
そのため、面格子や防犯ガラスを用いることで、空き巣対策に高い効果を期待できます。
この記事では、小窓に施せる防犯対策として、面格子と防犯ガラスの重要性や使用上の注意点について解説します。
空き巣は小窓を狙っている
警視庁のデータでもわかるように、空き巣の侵入口は多くの場合窓です。掃き出し窓のような大きな窓がある場合はとくに気をつけなければなりませんが、合わせて対策を考えたいのは防犯対策が手薄になりがちな小窓です。
小窓に面格子が取り付けられていない家も、ターゲットとして狙われる傾向にあります。小窓に対する徹底的な防犯対策を行いましょう。
面格子や防犯ガラスで小窓の防犯対策をしよう
小窓に対する防犯対策として、最初に考えられるのが面格子です。防犯性の高い4つの面格子について図にまとめました。
うちは網入りガラスだから大丈夫と思ってらっしゃる方は要注意です。一見防犯性能が高そうな網入りガラスは防犯対策としては不十分さが否めません。そもそも、網入りガラスは、火事による延焼を防ぐことを目的としたものです。バーナーやライターを用いることで、簡単に侵入を許してしまいます。
このような点から、徹底した防犯対策を行うなら、小窓にも防犯ガラスを使用した方がよいといえます。
空き巣は、窓ガラスに穴を空けたあと、ドライバーを用いて内鍵を解除して侵入するという手段を取ります。防犯ガラスは、2枚のガラスを組み合わせた構造になっており、こういった行為が容易にできないように作られています。
2枚のガラスの間に樹脂で作られた特殊な膜を接着して挟み込むことで、たとえ割られてもガラスの脱落を防いでくれます。
それだけでなく、樹脂で作られた膜そのものが穴の空きづらい作りとなっているため、侵入を許してしまうまで大幅に時間を稼ぐことが可能です。
開閉が可能な窓がある限り、空き巣のターゲットにされる可能性は否めません。今一度ご自宅の小窓を確認し、防犯ガラスへの交換をご検討ください。
防犯ガラスの使い方と使用上の注意
防犯ガラスには高い防犯性能が期待できますが、使用するうえでの注意点があることも知っておきましょう。最適な状態で使用できなければ、せっかく防犯ガラスに替えたのに防犯性能が薄れてしまうことになります。
1試験によって確かな防犯性能が認められている防犯ガラスを使用する
防犯ガラスは、メーカーによってさまざまな種類があります。高い防犯効果を実現するためには、防犯性能がしっかりと認められている防犯ガラスを使用するべきです。
防犯ガラスの性能は、打ち破り試験、こじ破り試験、焼き破り試験の3つの試験によって証明されます。
2防犯性能が認められているサッシを使用する
防犯ガラスを使用する際は、合わせて防犯性能が認められているサッシを使用しましょう。防犯ガラスに交換していても、サッシが解錠しやすい作りになっていると、意味を為しません。
専門業者に依頼して、サッシごと交換してもらう場合は気にする必要がありません。個人で行う場合や、ガラスのみを取り換える際は、防犯性能の認められているサッシか確認しましょう。
3併せて使用したいダイヤル式の防犯窓鍵
防犯ガラスであれば、空き巣の犯人によって侵入を許してしまうまでの時間を大幅に稼いでくれます。しかし、完全に侵入をシャットアウトしてくれるわけではありません。
多くの窓ガラスに使用されているのが、クレセント錠です。クレセント錠は半月型となっており、金具部分を上下に動かすことで、窓をロックします。
空き巣は、クレセント錠の周囲にドライバーなどで穴を空け、クレセント錠を解錠して侵入してきます。中途半端な状態でロックされているクレセント錠の場合、サッシを揺らすだけで解除されてしまう恐れがあります。
そのため、クレセント錠ではなくより強固にロックできる窓鍵に交換することで、より強固な防犯効果が期待できます。
おすすめなのが、ダイヤル式の防犯窓鍵です。任意の暗証番号によってロックしてくれるダイヤル式の防犯窓鍵であれば、容易に解除できません。
防犯ガラスと合わせて検討するとよいでしょう。
そのほかにも、ひとつの窓に対して複数の窓鍵を採用することで、さらに高い防犯効果が期待できます。
ホームセキュリティを活用し防犯の強化
防犯ガラスや防犯窓鍵、防犯効果が認められているサッシなど、小窓の防犯対策はいくつか挙げられますが、より強力な防犯対策を行うのならホームセキュリティの導入がおすすめです。
センサーやカメラを取り付け、万が一空き巣による侵入やガス漏れ、火災といった事態を察知すると、警備会社のガードマンによる駆けつけや110番通報、119番通報をしてもらえます。
24時間常に異常事態を監視しているため、万が一の際は瞬時に対応してもらえるのは何よりも安心です。より強力な防犯対策を実現したいのであれば、ぜひホームセキュリティの活用をご検討ください。
空き巣から家を守るために防犯ガラスの使用をご検討ください
空き巣による被害は、後を絶ちません。一見、防犯対策がなされているように見える家でも、犯人の視点ではターゲットに最適な場合もあります。
古くなった面格子や、網入りガラスなどでは、防犯効果が見込めません。防犯性能が認められている防犯ガラスへの交換を早めに検討しましょう。
防犯ガラスや防犯窓鍵、最適なサッシといったものを使用していれば、空き巣による被害を大幅に防げます。とくに、掃き出し窓よりも防犯対策が疎かになりやすい小窓には、防犯ガラスの使用がおすすめです。防犯ガラスへの変更が急にできない場合には、ガラスに貼る防犯フィルムもあります。
防犯ガラスと合わせてホームセキュリティを導入して、より安全な毎日をお過ごしください。
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