本当に安全?2階で女性が一人暮らしをするメリットとデメリット
女性の一人暮らしで集合住宅を選ぶ際1階は防犯上好ましくないといわれています。では、2階と1階では防犯上どのくらいの違いがあるのでしょうか。たしかにマンションなどの場合、上層階になるほど家賃も販売価格も高くなります。それはなぜなのでしょうか?
ここではマンションの2階ならではのメリットやデメリット、さらに選ぶときの注意点などについて解説していきます。
マンションの2階はメリットがいっぱい!
まずは2階に住むメリットについて考えてみましょう。
家賃・価格が安い
まずは上層階に比べて家賃が安いことです。分譲マンションの場合は、1階は専用庭など1階にしかない設備が付いていることも多く、2階がもっとも販売価格が安いというケースもあるようです。予算を抑えつつグレードの高いマンションに住みたいが1階は嫌という人には2階は多くの場合最良の選択肢となります。
日当たり
次は日当たりです。多くの場合1階よりも日当たりの条件はいいはずです。ただし、都心などで中高層の建物が密集しているような場所では日が当たる時間が極端に短い場合もあります。実際に行ってみて確認しておいた方がいいでしょう。立地によってはまったく日が入らないという部屋もあり得ます。
プライバシーの確保
女性の一人暮らしですから部屋のプライバシーも重要です。これについても窓のすぐ前を歩行者が通るということはないので、1階よりは人目を気にせず生活することができます。また、高いところが苦手という人でも2階であれば一戸建てと大差がないので、中高層マンションが初めてという人にも抵抗なく住みやすいというのもメリットのひとつです。窓から通りの街路樹が視線に入ってきて癒される、葉が微風に擦れ合う音が心地よいなどという意見もあります。
ただ、周りに中高層のマンションなどが林立しているような箇所では横や上からの目線が気になる場合もあります。こちらについても事前に実際に現地に行って確かめておいた方がいいでしょう。
視線を遮るためにベランダが外から見えない形で囲われているような物件もよくありますが、こと2階の場合はこれは避けた方が賢明です。2階から侵入する空き巣はベランダのガラスを割って入ることが多いのですが、ベランダ内が外から見えないようになっていると、空き巣の格好の隠れ場所になってしまいます。目隠しされていないベランダの物件を選び、部屋の中を探られないようにミラーカーテンなどを引いておくようにしましょう。
また、部屋のベランダや共用廊下などに登ってこられるような足場となるものが付近にないかもよく確認しておきましょう。電信柱、街路樹、物置、自転車置き場の屋根、室外機、塀・柵などです。また、雨どいも空き巣はよく登ります。雨どいを伝ってベランダや共用廊下などに入れないようになっているかについてもよく確認しておく必要があります。
こうした登りやすい足場となるようなものが付近にある場合、空き巣にとって2階は1階と変わらないどころか、見つかりにくいという意味で1階よりも狙いやすい物件であるということができます。くれぐれも注意しましょう。
その他
その他、実際に2階に住んでいる人からの声としては以下のようなメリットが挙げられています。これらに強く共感できる人は2階ライフを満喫できる人といえるでしょう。
- エレベーター待ちがなくて楽
- ゴミ出しが楽
- 火災や地震など、緊急時に避難しやすい
- タワーマンションなどの場合、地震でも比較的揺れが少ない
- 上層階と同じ施設・サービスが使える(タワーマンションなどの場合)
2階に住むデメリット
では今度は2階に住むことで生じるデメリットについてみてみましょう。
分譲マンションは売却しにくい
賃貸や永住するつもりで購入するなら問題はないのですが、いつか売却しようという考えがあるようなら、分譲マンションの2階はあまりおすすめしません。やはり一般的には2階はその建物のなかでもっとも条件が悪い階のように思われているところがあり、いざ売却しようするといい条件で販売することができないことが多いからです。買い手側としてはさまざまな条件を選べるわけですから、わざわざ2階を買うのであれば、グレードや立地などに対して価格がとびきり安いなどの理由がなければ選ばないということです。女性の一人暮らしで分譲マンションの2階を選ぶときにはこのことを容認できるかどうかということをよく考えてから決めるようにしてください。
階下が駐車場やロビーの場合底冷えがする
これもよく言われる2階ならではのデメリットです。床暖房などが完備されていればそれほど気になるポイントではないかもしれません。しかし、温度だけでなく、階下が駐車場やロビーの場合は、機械式駐車場やエレベーターの機械音が以外に響くということもあるので注意が必要です。これを確かめるには住人がよく出入りする時間帯に内覧するのが一番です。音は壁や床を伝ってくるので、ただ立って聞くのではなく、壁や床に手を付けたり、耳をつけたりして、どのくらいの振動を感じるかを確かめるようにしましょう。
また、付近の音がうるさいというのもよく聞く話です。近くに飲み屋街があって週末の夜には酔っ払いが騒ぐとか、深夜に限って前面の道路に大型トラックがよく通るとか、近所に学校があって生徒がいる時間はうるさいなど、いろいろなケースがあります。これについては近所の人に聞いてみるのが一番です。人の出入りが少なく、話が聞けそうな人を見つけられない場合は、不動産屋さんなどに頼んで隣近所の人を紹介してもらうのも一手です。
虫が発生する
これもとくに女性の一人暮らしでは要注意のポイントです。
1階に飲食店などが入っている物件はどうしてもゴキブリなどの発生は避け切れません。なるべくならそうした物件は避けた方がよいでしょう。また、近くに川や池などの水が溜まる環境がある場合も要注意です。虫の発生が気になるという方は近くにこのようなスポットがないかを注意深く確認しておいた方が賢明でしょう。
いかがでしょうか。
2階に住むメリットとデメリットをまとめてみました。
とくに分譲マンションの2階を購入する場合にはそれなりの覚悟が必要となりますが、それ以外は以下のような条件さえ整っていれば、2階に住んでも後悔することは少ないのではないでしょうか。
- 眺望が良いうえに日当たりも十分な部屋であること
- 自動ドアやエレベーターに階段が使え、さらにエントランスなどの自動ドアや機械式駐車場などの操作音が気にならないこと
- 窓のすぐ横を人が通ることがなく、話し声や足音が気にならない対策がされていること
- 1階に飲食店が入っておらず、近くに川や池など水の溜まる場所がないこと
- 防犯上の危険が感じられるような箇所がないこと
ホームセキュリティ導入でさらなる快適を
こうしてみていくと、条件さえ整えば2階に住むこと自体は悪いことではなさそうです。とくにより高いグレードの設備のよいマンションに住むことができるコストパフォーマンスはとても魅力的です。
ただし、先にも触れた通り、周辺の環境によっては1階よりも空き巣に狙われやすいというのも事実です。より快適に暮らすためには不安の芽は摘んでおきたいところです。
こんなときにはホームセキュリティがおすすめです。
ホームセキュリティは24時間365日セキュリティシステムが自宅を見守ります。留守でも在宅時でも、不審者の侵入があればセンサーが自動で検知し、専門のトレーニングを積んだプロのガードマンが駆けつけます。とくに女性の一人暮らしであれば、緊急時にガードマンがきてくれるのはとても心強いものです。
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