スマートロックとは?鍵の閉め忘れをなくそう
スマートロックとは、スマートフォンなどの機器を使って施錠や解錠、管理を行う機器及びシステムです。利便性やセキュリティ面でシリンダー錠より優れていると言われています。
今回は、スマートロックのメリットや選び方について解説します。
スマートロックとは?
スマートロックとは、スマートフォンなどの機器を使った施錠や解錠、管理が可能なシステムです。もともとあるサムターンや鍵穴にかぶせるように設置しシリンダー錠を交換せず使用できるタイプもあれば、錠自体がスマートロックと一体化しておりシリンダーごと交換が必要なタイプもあります。
スマートロックは、便利であることおよびお家などの防犯対策を高められることが大きな利点です。最近では、各種アシスタントAIによる音声コントロールに対応しているモデルもあります。
スマートロックは当初アメリカで注目されはじめました。アメリカではスマートホームデバイスが日本以上に活用されていますが、スマートロックもそのうちの1つです。
日本では、貸会議室、オフィス、ホテル、不動産の内覧などで活用されはじめましたが、最近では徐々に住宅での利用も増えてきています。
子どもだけで留守番をさせるときに、離れていても鍵の操作ができ、施錠・解錠の状況もわかるので安心、といった共働きの家庭が抱えていた悩みを解消できるのも注目を集めている理由といえるでしょう。
スマートロックを設置する5つのメリットを紹介
ここではスマートロックを設置する5つのメリットを紹介します。
1鍵の開け閉めに便利
スマートロックはスマートフォンのGPSとビーコンを利用しています。
そのため、スマートフォンをかばんやポケットに入れた状態でドアに近づくと自動で開錠したり、スマートフォンが家から離れたことを感知したら施錠したりする機能が搭載されているのがスマートロックの大きな特徴です。
ただし、使用するスマートフォンを感知する必要がありますので、電波の強弱に左右されることはあります。
また、自分でスマートフォンを操作して開閉できるタイプもあります。このように、スマートロックはその時の状況により施錠・開錠方法の選択が可能な点をメリットとして挙げられます。
2遠隔で操作できる
スマートロックなら、遠隔で鍵が開いているか閉まっているか確認することができます。もし、鍵の施錠を失念した時には、遠隔で鍵を閉める事も可能です。
逆に家族から連絡をもらって鍵を開けるということもできるため、家族のそれぞれが別々に鍵を持つ必要がなくなり、鍵の紛失リスクも少なくなります。また、誰がいつ鍵を開け閉めしたのかという履歴も自動で残るので、子どもがいる家庭に最適です。
3セキュリティを強固にできる
オートロック機能があるため鍵の閉め忘れがなくなり、無施錠という状況を防げます。
また、鍵穴やサムターンが露わになった一般的なシリンダー錠は、鍵の種類にもよりますが、ピッキングやサムターン回しといった不正な方法で解錠されてしまう可能性があります。しかし、スマートロックを鍵穴やサムターンに被せて取り付けることで、鍵穴やサムターンが隠れ、ピッキングやサムターン回しの犯行を防ぐ効果が期待できます。
さらにシリンダーごと交換するタイプであれば、鍵穴などが存在しないものもあるためピンキングやサムターン回しの手口で狙われることはなくなります。
4合鍵のシェアが可能
スマートロックには、指定した時間だけ有効なワンタイムパスワードを発行できるものもあります。この機能はシェアオフィス、コワーキングスペース、貸会議室、民泊などで利用されています。メールなどでゲストにパスワードを通知することで、人が待機して受付する必要がないため、コストの削減の手段にもなっています。
住宅でも、親族や親しい友人が不在時に訪ねてきたときや、ハウスクリーニングなどのサービス利用時にも役立ちます。合鍵を人に渡すことは紛失など大きなリスクになりえますが、スマートロックによる合鍵なら、利用時間や権限を管理できるうえ、利用履歴の確認も可能であるため、合鍵を渡すよりもずっと安心です。
5充電切れや紛失にはIDとパスワードで対応
スマートロックは、スマートフォンの充電が切れたり、紛失したりしてしまった場合には、別の端末にアプリをダウンロードしてログイン情報を入力すれば鍵を開けることが可能です。万一の場合は、家族や友人に協力してもらうことでも対応することができます。
スマートロックのデメリット
スマートロックは便利な一面、スマートフォンやスマートロック自体の電源が切れた場合に締め出されてしまうというデメリットがあります。緊急解錠用の物理鍵があるものであれば鍵を持っていれば開けられますが、鍵がない場合は、スマートフォンを充電したり、スマートロックの電池交換をしなければ解錠できません。そのため、スマートロックの機能や構造を理解しておくのはもちろん、電源が切れる前に電池交換を行なう必要があります。
また、スマートロックはタイプによって後付できないケースがあります。そのため、スマートロックの設置を検討している方は、事前にメーカーホームページを確認しておきましょう。
スマートロックを選ぶ際の3つのポイントと注意点
スマートロックを導入しようと考えたとしても、さまざまな特徴を持った製品があります。どれを選べばよいのか迷ってしまうという場合もあるでしょう。
そこで、ここではスマートロックを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
1機能や使いやすさから選ぶ
ほとんどのスマートロックにはオートロック機能やハンズフリー解錠が備わっています。ただし、以下の機能については違いがありますので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
合鍵の上限数
商品ごとに合鍵の上限が決まっています。店舗をはじめ来訪者が多い建物への設置の際は、想定される合鍵の数を事前に確認する必要があります。
緊急解錠機能
火事などで室温が一定以上になると自動で開くような機能です。緊急解錠機能は、スマートロックが故障した際にも解錠できるように、物理鍵もセットとなっています。緊急解錠機能は、オフィスのように不特定多数の出入りがある建物への設置にも適しています。
スマホ以外の専用端末キー
スマホ以外にカードキーなどで開閉できる機能です。スマートフォンを持たない小さなお子さんがいる家庭など、必要ならついているものを選ぶとよいでしょう。
電池残量通知機能
機種によってはスマートロック本体の電池残量をスマートフォンに知らせてくれるというものもあります。スマートロックは本体が電池切れしてしまうと施錠解錠ができなくなってしまいます。
そのため、電池残量通知機能が備わっていれば、事前に電池を交換できます。
2コストで選ぶ
各社のスマートロックの価格は約1~6万円です。機能の種類や内容が充実するほど価格は上がりますが、決して安い金額ではないので、予算と自分に本当に必要な機能を考えて選ぶことがおすすめです。
3取り付け方法で選ぶ
取り付け方法は大きく2つあり、粘着テープで貼付ける方法と穴をあける工事をする方法があります。
粘着テープで貼り付ける方法は取り付けが手軽で、壁やドアを傷つけないため、賃貸での使用におすすめです。しかし粘着テープは脱落してしまう可能性があります。万が一脱落してしまうと、いざ操作しようとしたときに施錠・解錠ができなくなってしまうため、張り付け面の確認などに注意が必要です。
穴をあける工事をする方法は設置に手間がかかりますが、固定力の強い点がメリットです。
スマートロックを導入してセキュリティを高めましょう
スマートロックは便利なだけでなく、遠隔操作ができたりセキュリティを強固にできたりするメリットがあります。ぜひご自身にあったスマートロックを導入して安全性を高めましょう。
ALSOKが運営する「ガードマンショップ.com」では、電池交換なしで約2年も稼働するスマートロックを取り扱っています。
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