大掃除がはかどる裏技を紹介いたします!
大掃除できれいにしなければならない場所は意外に多く、なかなか思うように掃除が進まないこともあるかもしれません。
今回は、そんな手間のかかる大掃除で活用できる裏技と便利グッズについてご紹介していきます。大掃除の手間を軽減するためにも、ぜひ参考にしてください。
大掃除に活用できるおすすめ裏技5選
さっそく、大掃除に活用できる裏技についてみていきましょう。今回は、5つの掃除を楽にする裏技をご紹介していきます。
1頑固な汚れは全部つけ置きしてしまう
はじめにご紹介する裏技は、掃除したいものをまるごとつけ置き洗いしてしまう方法です。普段の掃除でつけ置き洗いをしている方も多いかもしれませんが、大掃除ではこのつけおき洗いが非常に掃除を効率化してくれます。
つけ置き洗いが役立つ掃除箇所とおすすめの洗剤は、以下の通りです。
【酸素系漂白剤】お風呂場
浴槽にお湯を張り、酸素系漂白剤を溶かします。その中に洗面桶や椅子、シャンプーボトルなどを入れて1晩おくだけです。浴槽の皮脂汚れも浮くので、お風呂がまるごときれいになります。
つけ置きしたアイテムは、シャワーとスポンジで軽く撫でるだけでカビや皮脂汚れが落ちていきます。床に水をためて酸素系漂白剤を溶かせば、床のヌメリやカビにも効果的です。
【重曹】キッチン・洗面周り
キッチン周りの油汚や洗面周りの皮脂汚れには、酸性の油やタンパク質と反対の性質を持つアルカリ性の重曹が有効です。65度以下のお湯で重曹を溶かし、汚れが気になる五徳や鍋、食器などを入れてください。1晩置いたらよく洗い流し、掃除は完了です。
五徳の焦げつきが頑固な場合は鍋に重曹とお湯、五徳を入れて沸騰するまで煮て10分放置する方法がおすすめです。汚れが浮いて、スルッと取れるでしょう。
2ラップパックで洗剤の浸透率をアップ
落ちにくいカビや頑固な汚れには、ラップパックがおすすめです。ラップで洗剤を密封することで浸透率がアップし、こすらずとも汚れを落とせるようになります。
ラップパックの方法は、汚れが気になる部分に洗剤をかけて、キッチンペーパーを乗せてラップで密封するだけと簡単です。洗面台の鏡やシンク、油汚れが飛び散ったキッチンの壁などにおすすめの掃除方法です。
また、お風呂場のパッキンに発生したカビ除去にも役立ちます。頑固なカビがあるときは、カビ取り剤とラップパックで撃退しましょう。
3キッチンの排水口にアルミホイルを入れておく
キッチンの排水溝は汚れやすく、ヌメリやカビが気になりやすい場所です。そんなキッチン掃除を楽にするには、丸めたアルミホイルを排水口に入れておく裏技がおすすめです。
アルミホイルは、濡れると細菌やバクテリアの発生を防ぐ効果がある「アルミニウムイオン」という金属イオンを発します。使い終わったアルミホイルを丸めて排水口に設置しておけば、排水口のヌメリやニオイを防いでくれる効果が得られるのです。
大掃除だけではなく日常の排水口掃除の手間も減らせるので、ぜひ日常的に取り入れてみてください。
4湿気がある日に網戸を掃除する
なかなか頻繁に掃除をする機会のないベランダや網戸は、気付かないうちに汚れてしまいやすい部分です。だからこそ、大掃除でしっかりと掃除をしておくようにしましょう。
湿気がある日が網戸を掃除するのに適した日となります。
網戸についている小さなごみが、湿気を含むことによってまとまりやすくなり、周りに散ることを防いでくれます。ゴミを落としやすくするためにも湿気がある日に網戸の掃除をすることをお勧めします。
網戸を掃除するときは小さなほうきで汚れを払い落とし、雑巾2枚で挟み込むように網戸を拭いていきましょう。ベランダを掃除するときはほうきで大まかなゴミを取り、気になる汚れがあればデッキブラシと薄めた中性洗剤でこすり落としていきます。
5油汚れは温めてやわらかくする
キッチンの掃除をするときは、「温めてから汚れを落とす」ことを徹底しましょう。キッチンの主な汚れの原因である油は、熱することでやわらかくなって落としやすくなります。
- 五徳を洗うときはお湯につけてからこする
- キッチン周りはお湯で濡らした雑巾で掃除する
上記のことを意識すると、キッチン掃除がグッと楽になるでしょう。
大掃除で活用できる便利グッズ5選
次に、大掃除で活用できる便利グッズについて解説していきます。どれも簡単に手に入るものなので、掃除を始める前に揃えておきましょう。
1重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダ
重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダは、天然由来の成分で安全性の高い掃除の定番アイテムです。専用の洗剤がなくてもこの3つのアイテムがあれば掃除ができるので、必ず準備しておきましょう。
それぞれが得意な汚れは、以下の通りです。
-
重曹:アルカリ性で水に溶けにくく、研磨作用がある
油汚れ・手垢・タバコのヤニ・カビ・消臭 -
セスキ炭酸ソーダ:強アルカリ性で水に溶けやすく、研磨作用はない
油汚れ・手垢・タバコのヤニ・カビ・シミ落とし -
クエン酸:酢でも代用可能で、除菌作用がある
石鹸カス・水垢
2軍手・ストッキング
意外かもしれませんが、軍手や穴が空いたストッキングも掃除では大活躍します。ゴム手袋をした上に軍手をすれば、軍手がぞうきんに早変わりします。物を触る感覚で掃除ができるので、細かい隙間や曲線面の掃除も簡単に行えるでしょう。
また、ほうきの柄やハンガーの先にストッキングを被せれば、高所のホコリ取りができます。エアコンの上や電球カバーなど、普段の掃除では手の届かない場所も安全に掃除できます。
3メラミンスポンジ
メラミンスポンジは、メラミン樹脂から作られた細かい空洞があるスポンジです。空洞が汚れを絡め取り、消しゴムのようにポロポロと剥がしてくれます。
水垢やキッチンの油汚れ、網戸や壁紙などの汚れを削り落としたいときに便利です。ただし、こすりすぎると材質を傷つけることもあるため、使用時は力加減に注意が必要です。
4酸素系漂白剤
「過炭酸ナトリウム」が主成分の酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤と比べると穏やかな漂白力なので、さまざまな場所の掃除に使用できます。金属や革製品、大理石や畳などには使用できませんが、布やプラスチックなどの素材には問題なく使用できるので、住宅の掃除にとても便利です。
洗濯槽の掃除や浴室のつけ置き洗い、玄関タイルの漂白など使い道はさまざまです。普段の掃除や洗濯にも役立つので、家に常備しておくと役に立つでしょう。
5ゴム手袋
掃除の定番アイテムであるゴム手袋は、実はカーペットの掃除に役立つ便利グッズです。ゴム手袋をしてカーペットやソファを撫でると、ホコリやゴミがくるくると丸まって取り除けます。
掃除機では吸いきれないゴミも取れますし、丸めたらそのままゴミ箱に捨てるだけでいいので、手軽にカーペットやソファの掃除ができます。
大掃除のときに押さえておきたい注意点
大掃除のときは家の隅々まで掃除したくなってしまいますが、無理をして怪我をしないように十分に注意する必要があります。「重い家電をどかそうとして腰を痛めてしまった」「高所を掃除しようとして椅子に乗って転倒した」など、大掃除中の怪我は決して珍しいものではありません。
東京消防庁の調査によると、東京都内では平成20年から平成24年までの5年間に、2,202人もの方が掃除中の事故によって救急搬送されていることがわかっています。特に12月中の怪我が最も多く、ほかの月と比べると2倍近くの方が救急搬送されています。[注1]
このように、大掃除のときは非常に怪我のリスクが高いため、十分に注意することが大切です。自分で掃除することが難しいと判断した場所は無理して掃除せず、プロに依頼したほうが安全性は高いでしょう。
[注1] 東京消防庁:掃除中のケガに注意!!
裏技&便利グッズで大掃除を効率的に進めよう!
大掃除は裏技や便利グッズを使うことで、手間を減らして効率的に進めていくことが可能です。年末に慌てて始めると思わぬ怪我のもとになるので、早めに準備して計画的に大掃除を進めていきましょう。
「自分では手の届かない場所もしっかりと掃除したい」「大掃除の時間がない」という場合は、プロに依頼して掃除してもらうのもひとつの手です。ALSOKのハウスサポートなら、プロの技術でなかなか落ちない汚れも落とします。ぜひ大掃除に役立ててください。
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