保護者が危険から子どもの身を守るためにできること
子どもが小学生に上がると、小学校への通学や友達との外出で親元を離れることが増えていきます。それにともない事故や犯罪に巻き込まれるリスクも高まるため、保護者は子どもを危険から守るために対策をとる必要があります。
ここでは、子どもに起こりうる危険や保護者が子どもを守るにはどうしたらよいのか、その対策方法についてまとめました。大切なわが子が事故や事件に巻き込まれないように、正しい対策方法を身につけましょう。
子どもに起こりうる危険
子どもに起こりうる危険としては、偶然起きてしまう事故と不審者による人的な事件の2つが挙げられます。まずは、それぞれの危険について詳しくみていきましょう。
1道路や水辺などにおける事故
私達が普段生活する環境には、さまざまな事故の要因があります。自転車で坂道を下っていて止まりきれずに道路に飛び出してしまった、駐車場で遊んでいたら車にぶつかってしまったなど、子どもの行動範囲やできることが増えるとともに事故のリスクも増えていきます。
特に夏は水辺での事故リスクも増えるので、普段から事故の危険性について説明しておくことが大切です。
平成21年に行われた厚生労働省「人口動態統計」によると、不慮の事故は5~9歳で亡くなった子どもの死因第一位、10~14歳では死因第2位になっていることがわかっています。[注1]
それだけ子どもにとって不慮の事故のリスクは身近なもので、無視できるものではありません。
2不審者による連れ去りや強制わいせつ
不審者による連れ去りや強制わいせつの被害も、子どもに起こりうる危険としては無視できません。警視庁の調査によると、平成28年時点での子どもの犯罪被害件数は約1万7,000件に上っています。[注2]
年々件数は減少傾向にありますが、略取誘拐の件数は増加傾向にあるため、安心することはできません。また、強制わいせつの件数もほぼ横ばいになっているため、こちらに対しても十分な警戒が必要です。
不審者による連れ去りや強制わいせつは、子どもの命を危険にさらすだけではなく、心身に深いダメージを負わせてしまう原因にもなります。こういった犯罪からわが子を守るためにも、しっかりと日頃から防犯の重要性を教えておくことが大切です。
保護者が取り組める子どもを守る方法
子どもを事故や事件から守るには、どのような対策をしていけばよいのでしょうか。子どもが小さかったりこれから小学校に上がったりする保護者にとって、具体的な防犯対策はまだイメージしにくいかもしれません。
ここからは、保護者が取り組める子どもを守る方法についてご紹介していきます。
1「いかのおすし」を教える
「いかのおすし」は、警視庁と東京都教育庁が考案した防犯標語です。「いかない、のらない、おおきなこえをだす、すぐにげる、しらせる」の頭文字を取ったものです。子どもに教えるときはより具体的な内容が伝わるように、以下のように教えていきましょう。
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「いか」ない:
知らない人には何を言われてもついていかない -
「の」らない:
ドライバーに話しかけられたら、すぐに車の進行方向の反対に逃げる -
「お」おきなこえをだす:
危ないと思ったら、大きな声や防犯ブザーで助けを呼ぶ -
「す」ぐにげる:
知らない人が近づいてきたら、お店や110番の家などにすぐに逃げる - 「し」らせる:
いつもと違うことがあったら、すぐに近くの大人に知らせる
言葉で教えるだけではなく、逃げ方や防犯ブザーの使い方などをシミュレーションすると、より実践しやすくなります。
2「110番の家」のチェックや利用方法を確認する
110番の家とは、地域ぐるみで子どもの安全を確保することを目的とした避難所のことです。身の危険を感じたときなどに安心して駆け込める場所として、自治体や学校が依頼して、民家や店舗が協力しています。
通学路や生活圏にある110番の家を一緒に確認するだけではなく、実際に利用するときの流れをシミュレーションしてみましょう。子どもは異変があっても、知らない人の家に駆け込むことに抵抗感を抱いてしまうこともあります。シミュレーションの内容を経験として身につけることで、万が一のときもスムーズに助けを求められるようになるでしょう。
3危険マップを作って危険を具体的に知ってもらう
子どもに正しく危険を理解させて身を守る行動をしてもらうには、どこにどのような危険があるかを具体的に説明する必要があります。分かりやすく地図などに危険な場所と内容をまとめて、それを見ながら実際に現地を歩くと子どもでも理解しやすいでしょう。
「人気が少なくて暗いから不審者が多くて危険」「工事現場の近くだから近づくと危険」と大人が当たり前のようにわかっていることも、子どもには理解できていないことがあります。
特に不審者に関する情報に関しては、「子どもに変なことを教えたくない」と言葉を濁して説明する保護者もいるかもしれません。しかし、何が危険かがわからないと正しい判断も難しいものです。子どもの理解度が低ければ、最悪の事態を招くリスクを高めてしまいます。
「ここには体を触ってくる変な人が出る」「工事していると上から物が落ちてくることがあるから、反対側を歩いてね」と、子どものレベルに合わせてわかりやすく説明するようにしましょう。
4個人情報を漏らさないように徹底する
どんなに保護者が「知らない人にはついていかないでね」と言い聞かせても、大人に名前を呼ばれたら子どもは信用してしまうものです。
「〇〇ちゃんだよね?僕はお母さんの知り合いで…」「〇〇に住んでいるんだよね?隣の家なんだけど、お母さんに代わりに面倒を見てって頼まれて…」と言われると、子どもは警戒心を緩めてしまうかもしれません。
犯罪に巻き込まれないようにするためにも、子どもはもちろん、家族の個人情報を決して漏らさないように注意しましょう。学校以外では名札を外す、持ち物の見えるところには名前を書かない等の対策をしているところもあります。こうした対策を通じて子供にも個人情報保護の大切さを教えるようにしてください。
子どものために準備しておきたい防犯グッズ
子どもを事故や犯罪から守るために欠かせないのが、防犯グッズです。ここでは、子どものために準備しておきたい防犯グッズをご紹介します。
1GPS付きのキッズフォン
防犯対策として、GPSのキッズフォンを持たせるのがおすすめです。日頃から子どもに持たせておけば、緊急時の連絡や位置把握がスムーズにできます。
また、防犯ブザー機能も搭載されており、ブザーを鳴らすと親御さんに連絡がいき、依頼に応じて警備会社のスタッフが駆けつけてくれます。防犯に必要な機能が揃っている優秀なアイテムといえるでしょう。
近年は小型で丈夫なものも増えてきたので、遊び盛りの子どもに持たせても安心です。
子どもを危険から守るには、まず危険を理解してもらうこと
大人にとっては当たり前の危険も、子どもにとっては未知のものです。まずは何が危険かを具体的に理解してもらい、万が一のときの行動を一緒にシミュレーションして子どもを危険から守るようにしてください。
子どもに持たせる防犯グッズとしては、ALSOKのまもるっくがおすすめです。ストラップを引くだけで防犯ブザーの鳴動と緊急通報が可能で、保護者からの依頼があればガードマンが駆けつけて子どもを守ります。子どもを守るひとつの手段として、ぜひご活用ください。
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