父親の単身赴任で子どもに与える影響は?

単身赴任2021.03.26

企業によっては、遠方の会社に転勤・異動を命じられることもあるかと思います。独身であれば自分だけの話で済みますが、世帯主の場合は自分だけではなく、家族にも影響を与えかねません。特に小さい子がいる家庭の場合は、気を付けるべきことがたくさん。

そこで今回は、単身赴任することになった家庭が、子どもに対して気を付けるべきことについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

単身赴任で子どもに与える4つの影響

単身赴任で子どもに与えられる4つの影響
単身赴任で子どもに与えられる4つの影響

そもそも小さい子どもが、単身赴任という言葉を完全に理解することほぼできません。したがって、父親と長期間会えなくなった場合、子どもにも何かしら影響がもたらされると考えておいた方がいいでしょう。以下は、父親の単身赴任で考えられる子どもへの影響です。

子どもの情緒が不安定になる

子どもが小さいほど、親の存在は大きいもの。そんな大きな存在が近くにいるのといないのとで、子どもが抱く不安な気持ちの度合いは大きく異なります。その反応はさまざまですが、子どもによっては精神面に大きく影響してしまい、情緒不安定になるケースも考えられるでしょう。

母親に対してあたりが強くなる

家庭内の雰囲気や親の性格にもよってしまいますが、もし父親が子どもにとって威厳がある存在で精神的なストッパーになっていた場合、いなくなることでそのストッパーが効かなくなるケースがあります。そしてその影響は、母親や周囲に向けられる可能性が高いです。例えば、急に反抗的になって言葉遣いが悪くなったり、幼稚園や保育園、学校で乱暴になったりと素行が変化してしまう恐れがあります。

父親の存在感が薄くなる

こちらも小さい子どもであるほど起こりやすい影響です。そもそも子どもは、常に行動をすることが多いと身近な存在になりやすいもの。にもかかわらず、父親の単身赴任ともなれば、父親の存在感が薄くなるのは不可避なのかもしれません。

コミュニケーションの不足・どう接したらいいかわからなくなる

親子のコミュニケーションは、育児においてとても重要です。しかし単身赴任をしてしまうと、今まで以上にコミュニケーションが不足し、いざ帰宅したとしても子どもからスキンシップが取りづらくなったり、遠慮がちになったりする可能性があります。

家族に与える影響は?

単身赴任によって影響を受けるのは、子どもだけではありません。家族全体や家そのものにも影響を及ぼします。中でも、セキュリティの問題はとても重要です。今まで一緒に暮らしていた夫が単身赴任で長期間家を空けるとなったとき、家に頼れる相手がいなくなることに不安を感じる方は少なくないでしょう。

このように、単身赴任は子どもや残された家族にとって大きな影響を与える可能性があります。

単身赴任で気を付けること、乗り越える方法

単身赴任で気をつけること
単身赴任で気をつけること

単身赴任をしている親、子どもと一緒に残っている母親のどちらにも、いくつか気を付けるべき点があります。以下に挙げる点を徹底するかしないかで、子どもや家への影響に差が出ると言っても過言ではないでしょう。

時間ができた時は、こまめに帰宅

たとえ単身赴任中でも、可能な限り帰宅して子どもとスキンシップやコミュニケーションをとりましょう。特別なことをしなくても、子どもを抱きしめてあげたり、一緒にお風呂に入ったり、久しぶりに顔を合わせたことに喜びを表すだけでも、子どもには愛情が伝わります。

また、子どもから直接話を聞くのも良いでしょう。家族から一度聞いた話でも、あえて子どもに直接聞くことで子どもはより喜びます。自分に興味を持ってくれているとも思うためです。ちなみに、父親も子どもに自分のことを話すのもおすすめ。お互いの様子を報告しあうことで、子どもは安心して父親がいない時間を過ごせるようになるでしょう。

子どもが親の帰りを心待ちにするような声かけを

上述したように、父親の単身赴任中は母親のフォローも大切です。子どもと常に一緒にいる母親が「パパも○○ちゃんに会えなくて寂しがってる」や「パパはみんなのためにお仕事頑張ってくれている」といったことを伝えて、父親が離れていても家族を大事に思っていることを子どもに理解させるはたらきかけをしましょう。

コツとしては、会話の中にできるだけ父親の話題を出すと良いかもしれません。子どもによっては、父親の話を切り出す良い機会と思い、色々話を聞いてくることもあるでしょう。そのときに、子どもの目を見てしっかり話してあげてください。また、子どもが楽しい話をしてきたときは「その話、パパが帰ってきたらしてあげようね」と伝えてみるのも効果的です。きっと子どもは父親の帰宅を心待ちにするようになるでしょう。

毎日5分でも、テレビ電話で通話する

インターネットの環境が充実している現代。たとえ遠く離れていても、さまざまなツールを使えば簡単に顔を見て話すことができます。毎日5分でもいいので親子の時間を作ってあげると、子どもはそれを楽しみに色々と頑張ったり、母親のお手伝いに精を出したりします。子どもと少しでも会話する時間を作る努力を惜しまないようにしましょう。

父親の悪口を子どもの前で言わないこと

単身赴任で父親がいないことで寂しさを感じるのは、母親も同じです。育児のほぼすべてを任される責任も負うわけですから、当然ストレスも溜まるでしょう。しかし、だからといって子どもの前で父親の愚痴をこぼしたり、喧嘩している姿を見せたりするのは好ましくありません。子どもは親の背中を見て育つともいうように、母親が父親の悪口を言えば、子どももそれを真似する傾向にあります。場合によっては父親のことが嫌いになったり、存在自体を軽んじたりすることも考えられるのです。なるべく他の方法でストレスや不安を解消するようにし、子どもに悪影響を及ぼさないようにしましょう。

不在時にはホームセキュリティを

上述したように、夫の単身赴任中はセキュリティを強化しておいて損はありません。ALSOKのホームセキュリティは、安心できる防犯対策としておすすめ。どんなライフスタイルのご家庭でも、24時間365日迅速に対応してくれるのがメリットです。

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単身赴任の影響を乗り越えるには、夫婦の協力が必要不可欠

単身赴任は、当時者はもちろん残される方にもさまざまな負担や影響が考えられます。また、それらを乗り越えるのには、夫婦の協力が必要不可欠です。夫婦で常に思いやり、協力し合う姿を見せれば、子どもにも良い効果が期待できるはずです。また一緒に暮らせるようになる日を楽しみに、お互いに協力し合いましょう。

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