土地探し中の方必見! 土地選びのポイントを解説
注文住宅を建てる場合、相続などで既に土地を所有している方でなければ、土地探しからスタートすることになります。
これから先何十年も長く住むのですから、住み心地の良い家を建てたいもの。そのために、土地探しは非常に重要です。
この記事では、現在土地探し中の方へ向けて、できるだけ「良い土地」を手に入れるための土地選びのポイントを解説していきます。
土地を探す方法
住宅用地を探す方法は、大きく4つあります。
インターネットで探す
最も手軽な方法はインターネットで探すこと。不動産仲介業者のWebサイトなどには、販売中の土地も掲載されています。
インターネット上には、多数の売地の情報があるため、希望条件に近い土地を複数ピックアップして比較検討できるのはもちろん、希望のエリアのおおよその価格相場も掴むことが可能です。
一方、Webサイトに掲載されている写真や情報だけでは実態を把握できないため、あくまで希望条件に近い土地をピックアップするだけにとどめておき、気になる土地があった場合は、掲載している不動産仲介業者に連絡をして、必ず現地を確認した上で契約をするようにしましょう。
希望のエリアを歩いて探す
ある程度希望のエリアが決まっている場合は、実際にそのエリアへ足を運び、歩いて土地を探す方法もあります。土地探しと併せて周辺の状況もチェックできますし、Webサイトには掲載されていない掘り出し物に出会える可能性も。
気になる土地に「売地」の看板が立っている場合は、記載されている連絡先へ問い合わせてみましょう。
また特に看板などがない場合でも、持ち主に連絡がついたら売ってもらえることもあります。不動産仲介業者に相談して、土地の持ち主を調べてもらいましょう。
不動産仲介業者に探してもらう
最も一般的なのが、不動産仲介業者に土地を探してもらう方法です。たくさんの売地の中から希望の条件に当てはまるものを紹介してもらい、その中から選ぶことができます。
ただし、あくまで仲介業者のため、紹介してもらった土地に理想の住宅が建てられるかどうかまではわからない場合も多いです。
そのため不動産仲介業者で土地を購入する場合は、契約を結ぶ前に、注文住宅の設計を依頼するハウスメーカーや工務店の一級建築士さんと一緒に現地へ足を運び、建ぺい率、容積率のほか、接道義務を果たしているか、整地や地盤の改良工事が必要なさそうかなどを確認してもらうことをおすすめします。
ハウスメーカーや工務店に探してもらう
注文住宅の建築を依頼するハウスメーカーや工務店に、土地探しから依頼するという方法もあります。
ハウスメーカーや工務店に土地探しを依頼すると、理想の住まいを実現できる土地を探してもらえるため、満足のいく住宅を建てられる可能性が高くなります。土地と建物を併せた見積もりを出してもらえるので、予算をオーバーするリスクが低くなるのも、ハウスメーカーや工務店に土地探しを依頼するメリットの一つです。
また一般的には出回っていない売地の情報を持っていることもあり、土地の選択肢が増える可能性も。
注文住宅を建てる前提で土地を探している場合は、土地探しからハウスメーカーや工務店に依頼してみるのもおすすめです。
土地選びのポイント
ここからは、できるだけ「良い土地」を手に入れるための土地選びのポイントを解説していきます。建ぺい率、容積率などももちろん重要ですが、ここでは主に、一般の方でも自分でチェックできるポイントをご紹介していきます。
地盤や水捌けをチェック
災害大国日本において、災害に強い土地であるというのは、土地選びにおける最重要ポイントです。
必ず地盤をチェックし、大地震が起きても地盤沈下や液状化、土砂崩れなどが起こらない土地かを確認します。
地盤調査は土地を購入してからしか行うことができないため、購入前の段階では、ハザードマップや古い地図などをチェックしましょう。
ハザードマップの液状化の恐れがある地域に含まれていないか、また昔、田んぼや沼、湖だった場所の埋め立て地ではないか、地下水が通っていないかを確認します。
万が一、地盤が弱い土地を購入してしまった場合は、住宅を建てる前に地盤改良工事が必要なため、プラスの費用がかかってしまいます。
近年は水害も多いため、ハザードマップで浸水地域に含まれていないかも併せてチェック。
また雨天時の水捌けも重要です。特に周囲よりも低くなっている土地の場合は、雨水が流れてきて溜まっていないか十分確認しましょう。
周辺の状況や交通状況をチェック
土地の利便性は住む上で重要なポイントです。
近くにスーパーやコンビニ、病院、公園、図書館などの施設、銀行、郵便局などがあるか、またお子さんがいる場合は、小中学校までの距離もチェックしておきましょう。
最寄駅やバス停までの距離、通勤時間帯の電車やバスの混雑状況、車を使う場合は、渋滞が起きないかといった交通状況も確認しましょう。
現在は施設が少なかったり、交通の便があまり良くない地域でも、数年以内に開発の予定があったり、新興住宅地の土地であったりする場合は、今後土地の価値が上がる可能性があります。現地調査と併せて、行政などの土地開発情報も確認しておくようにしましょう。
周辺の治安についてもチェックが必要ですが、この点については、記事の後半で詳しくご紹介します。
また見落としがちなポイントですが、昔からの住人が多いのか新しい人が多いのか、独身が多いのかファミリーが多いのか、子育て世代が多いのか高齢者が多いのかなど、どんな属性の住人が多いのかもチェックしておくと今後のご近所付き合いの参考になるでしょう。
日当たりや騒音などの住環境をチェック
住まいにとって、日当たりは重要です。一般的に、南向きが日当たりが良いとされていますが、南向きでも周囲の建物の影になると日光が遮られてしまいます。
隣接する建物の影響で日陰にならないか、近くに空き地がある場合は、高層マンションなどが建つ可能性がないかをチェックしておいた方が良いでしょう。
また騒音や異臭の発生する施設が近くにないかも確認することを忘れずに。
土地を選ぶ際の注意点
ここまで土地を選ぶ際のポイントをご紹介してきましたが、ここからは土地を選ぶ際に絶対に押さえておきたい注意点をご紹介していきます。
必ず現地に足を運んで土地を確認する
土地を購入する際は、かならず現地に足を運んで実際の土地をチェックしましょう。可能であれば、注文住宅の設計を依頼するハウスメーカーや工務店の一級建築士さんに同行してもらうのがベストです。
いくつか実際の土地をチェックする際のポイントをご紹介しておきます。
- 建ぺい率や収容率、また幅員4m以上の道路に土地が2m以上接しているか(接道義務)
- 土地の周囲の道路には、建築用車両が入れるだけの幅があるか(積雪のある地帯では、幅員4.5m以上ないと除雪車が入れません)
- 土地の形や傾斜、また道路と土地に高低差はないか(整地が必要ないか)
- 地盤の改良工事は必要なさそうか
- 隣地との境界がはっきりしているか(境界標は境界点全てに設置されているか)、隣接する建物が近すぎるなどはないか
- 隣地との高低差はないか
- 雨水が溜まっていないか(雨の日)
- 日光を遮る建物はないか
- 騒音や異臭を感じないか
など。
上記のチェックリストを持って現地を確認し、気になる点はメモを残しておくことが大事です。
また比較検討用に、スマホなどで土地の写真を撮っておきましょう。長さや傾斜などを記録する際は、その場所だけでなく、比較対象になる人やものと一緒に撮影すると、後から写真を見た時に度合いがわかりやすくなるためおすすめです。
土地周辺の治安の確認は念入りに
土地の現地調査で、特にチェックしておきたいのが治安です。
昼間と違い、夜になると暗い通りに一変するということもあるため、必ず日中と夜の2回以上現地を訪れましょう。
最寄の駅やバス停などから土地まではもちろん、土地周辺を歩いてみて、人通りが少なく見通しの悪い場所はないか、街灯が少なくて夜暗い場所はないか、また周辺のスーパーやコンビニ、公園などの利用者の雰囲気も確認しましょう。
収集日以外にゴミが出されてないか、長期間放置されているであろう自転車や落書きなどはないかといったところも治安チェックのポイントの一つ。こういった小さなルール違反が目に付くエリアは、治安が悪い、あるいは、今後悪化していく可能性があるため避けた方がよいでしょう。
地域の治安状況については、警察などが作成している犯罪情報マップも併せてチェックしてみてください。
比較的治安が良いと思われる地域に土地を購入した場合でも、新しい住まいで安心して過ごすために、ホームセキュリティを導入されるのがおすすめです。
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