定年退職後は妻と一緒に念願の長期旅行!その間の留守宅の管理はどうする?
定年退職後は、長年支えてくれた妻への慰労も兼ねて、長期旅行を計画する方も多いようです。子どもたちも無事独立し、まとまった休みも取れず頑張ってきた自分たちへのご褒美に、夫婦でのんびり豪華客船のクルーズ旅行を計画する人もいるでしょう。そこで、ここではクルーズ旅行にかかる費用や日数、注意点などについて紹介していきます。
海外の船旅にはどんなものがある?料金はどのくらい?
船旅の料金はどのくらいかかるのでしょうか。日本発着の人気の船旅の価格や特徴を簡単に紹介しておきましょう。
飛鳥Ⅱ
アラビアンリゾート104日間コースの場合、最安価格で1人約420万円、最高価格で約2600万円です。他に、ウィーンやドバイなどを回るコースがあります。夫婦2人だと最低でも船代だけで840万円はかかる計算になります。
JTBチャータークルーズ
サン・プリンセスで行く世界一周チャータークルーズ98日間のツアーで、最安価格が1人約210万円から、最高価格が約870万円となっています。
ぱしふぃっくびいなす
アジアクルーズ32日間コースの場合、最安価格で1人約100万円から最高価格で約540万円です。マニラ、フーコック島、バイチャイなどを回ります。別料金でオーバーランドツアーのオプションを選べます。
クイーンエリザベス号
豪華客船として有名なクイーンエリザベス号ですが、日本周辺と韓国など近場を回る比較的短期間のツアーがあります。10日間コースの最安価格は1人約22万円から、最高価格は約75万円です。
MSCマフィニカ
世界遺産を回るエーゲ海の旅11日間のツアーが数種あります。最安価格は1人約33万円から最高価格は約98万円となっています。
ピースボート
地球一周の船旅104日間南半球航路の料金は、最安価格が1人130万円から、最高価格が395万円です。
クルーズ費用以外にかかる費用についても心積もりを
クルーズ旅行にはクルーズの船代以外にも何かとお金がかかるものです。乗船中にも、飲食代や遊興費など有料サービスを利用した分は別途支払いが必要です。その他にも、出発前の準備段階から費用がかかるため、計画的に準備をして心積もりしておきましょう。
準備にかかる費用の内訳は
日本発着のクルーズ船でも海外を回る場合はパスポートが必要です。発行に日数がかかるため、余裕を持って申請しなければなりません。パスポートの有効期限にも注意が必要です。各社で対応が異なり、パスポートの残存期間によっては乗船申し込みができないことがあるため、確認のうえパスポートの更新手続きをしておきましょう。更新費用や新規取得費用に6000~1万6000円程度かかります。また、立ち寄り先の国によっては査証(ビザ)が必要になる場合があり、費用が900~6000円程度かかります。
渡航先によっては予防接種が必要なため、抗体を調べたりワクチン接種費用もかかったりします。さらに、クルーズ旅行には強制加入の保険は付帯していますが、十分な保障が得られないため任意で個人的に別の海外旅行保険に加入しておくと安心です。長期旅行ともなると、使い勝手の良い身の回り品を持ち込みたくもなるでしょう。それらの荷物が入る大きめのスーツケースも必要になります。長期旅行でもスーツケースをレンタルしているところもありますが、購入するのとどちらがお得かよく検討してみてください。
船内のジムやプールを利用する際のスポーツウェアや靴、水着などを購入するならその費用もかかります。出港場所までの交通費も見逃せません。港まで近ければ良いですが、飛行機や新幹線などを利用する場合は2人分の往復の交通費が必要です。
クルーズ費用に含まれていないものは
港湾税(ポートチャージ)が別途かかります。また、船内のレストラン等での別途追加料金が発生する飲食代や、医療費、有料サービス利用料金、また寄港地での観光費用もその都度必要です。気をつけたいのは、インターネットや電話などの通信費用です。船によってWi-Fiが使える場合もありますが、時間制限が設けられていたり、衛星回線の高額費用が請求されたりすることがあるようです。アプリなどをバックグラウンドで自動アップデートする設定などにしている場合は大量のパケットが発生する場合もありますので、くれぐれも注意しましょう。
船旅で長期不在にする際に注意すべきこと
自分たちのご褒美として定年退職時の退職金からクルーズ費用や一切合切の旅行資金を賄う場合、金額の多寡にもよりますが、老後の生活資金の目減りという不安がないわけではありません。金融庁が発表した老後資金の2000万円問題。これは現在の夫婦二人世帯の退職後の生活に必要な資金を試算したものですが、長寿化が進んでいる現在では今後さらなる金額が必要となってくることも想定されます。クルーズの旅行費用が今後の生活資金に与える影響を考慮して、無理のない範囲で予算配分するようにしましょう。
また、世界一周クルーズなどで自宅を長期間留守にするということは、それだけ犯罪に遭う可能性が高くなるということも考えておきましょう。長い間留守宅とわかると、不審者が侵入して住み着いてしまうという事態も起こり得ます。空き巣に入られた場合は、被害に気づくのも遅れ、まんまと財産一式が盗まれてしまうかもしれません。犯人はやすやすと逃げおおせてしまいますし、大切な財産を取り戻すことも難しいでしょう。それだけでなく、長期不在の留守宅とわかると処理に困るような廃棄物を庭に不法に投棄されたり、犯罪組織の物品や金品の送り先として自宅ポストを不正に使われたりということもあります。
こうした不安を回避するためにはセキュリティサービスの導入をおすすめします。
ALSOKでは、遠隔地から室内の様子を監視でき、緊急時にはガードマンが駆けつけも要請できるサービス「アルボeye」を提供しています。スマホから自宅に設置したカメラの映像をいつでも確認できるとともに、侵入者を感知するとすぐに異常を知らせてくれます。
また、長期不在の別荘や空き家専用のセキュリティサービス「るすたくサービス」は、ガードマンが月に1度留守宅を見回り、たまった郵便物やチラシの回収や自宅の気になる部分をチェックする長期間自宅を留守にするときには安心のサービスです。
長期間不在にする自宅の留守の管理をしてくれる身内や親族が近くに住んでいれば良いですが、そうでない場合、身内といえども定期的に留守宅を管理してもらうのは難しいものです。遠方から交通費をかけて見てもらうぐらいなら、留守宅を管理してくれるサービスを提供している警備のプロに頼むのが安心です。
ALSOKの「るすたくサービス」なら、ガードマンが見回っていることを周囲に知らせることで犯罪の抑止にもなります。せっかくの楽しい旅行ですから、安心して留守中の自宅を守れるサービスを検討してみませんか。