【ALSOKアンケート】いまどき小学生のお留守番事情~子どもだけでのお留守番への対策~
新型コロナ感染拡大で入学式の実施を取りやめた小学校が多くあるようですが、ALSOKでは新入学シーズンを機に、小学生の子どもがいる共働き家庭の男女500人に対して「小学生のお留守番実態調査」を実施しました。
主な調査結果についてはプレスリリースにて発表した通りですが、ここではプレスリリースでは書ききれなかった詳細な内容をシリーズコラム化してお届けいたします。
第4弾は「子どもだけでの留守番に対する不安を解消するための対策」についてです。
子どもだけで留守番をさせるときの対策は「約束事を決める」が断然トップで71.4%
子どもだけで留守番をさせたことのある人の対策のTOP3の第1位は「留守番をするときの約束事を決める」で71.4%、次いで第2位が「キッズ携帯を持たせる」で32.1%、第3位は「録画機能付きインターホンを設置する」で18.1%という結果になりました。また、全体の1割程度の人は「何もしていない」ということも明らかとなりました。
子供だけで留守番をさせることに不安を感じないための対策をしていますか。
(複数回答/回答者数423人)
1位 | 留守番をするときの約束事を決める | 71.4% |
---|---|---|
2位 | キッズ携帯を持たせる | 32.1% |
3位 | 録画機能付きインターホンを設置する | 18.1% |
4位 | 災害時の集合場所や行動を決めておく | 10.7% |
5位 | GPS昨日付きの携帯端末で所在地を把握する | 8.1% |
6位 | スマートフォンやゲーム機のペアレントコントロール機能を利用する | 8.1% |
7位 | 留守番中の電話は親の携帯電話に転送する | 6.5% |
8位 | ネットワークカメラを設置して家の中の状況を確認する | 5.8% |
何もしていない | 10.5% |
これを親の年代別でみたものが次のグラフです。
TOP3の順位こそ変わりませんが、対策の内容を細かくみると親の年代による特徴が現れているようです。
まず、「キッズ携帯を持たせる」「ネットワークカメラを設置して家の中の状況を確認する」の2つの対策は20-30代の若い世代の数字が大きくなっています。
また、「ペアレンタルコントロール」「録画機能付インターフォン」という対策は50代が比較的高い数値になっており、「何もしてない」では40代が多くなっていることがわかります。
留守番をするときの約束事のTOP3は「知らない人が訪ねてきても扉を開けない」「家に帰ったらすぐにカギをかける」「火は絶対に使わない」
留守番時の対策として約束事を決めていると回答した人に、約束事の内容を聞いたところ、もっとも多かったのは「知らない人が訪ねてきても扉を開けない」(79.8%)で、次いで「家に帰ったらすぐにカギをかける」(68.1%)、「火は絶対に使わない」(53.7%)の順となりました。
Q.子供だけで留守番をさせることに不安を感じないための対策をしていますか。
(複数回答/回答者数307人)
1位 | 知らない人が訪ねてきても扉を開けない | 79.8% |
---|---|---|
2位 | 家に帰ったらすぐにカギをかける | 68.1% |
3位 | 火は絶対に使わない | 53.7% |
4位 | 知らない人から電話がかかってきたら、電話に出ない | 47.6% |
5位 | 外出するときは行き先を親に伝える | 32.2% |
6位 | ゲームや動画を見過ぎないよう時間を決めておく | 30.0% |
7位 | 家に帰ったら、親に連絡する | 20.5% |
8位 | 外出するときは携帯電話などGPS端末や防犯ブザーを持っていく | 16.6% |
9位 | 困ったことがあった場合に駆け込む先を決めておく | 16.6% |
これを親の年代別でみてみると次のグラフのようになりました。
全体の傾向は各年代とも大きな差異はないものの、こちらについても細かなところで年代特有の傾向が垣間見える結果となりました。
「家に帰ったらすぐにカギをかける」「困ったことがあった場合に駆け込む先を決めておく」の2つは50代の数字が比較的高くなっています。また、「火は絶対に使わない」の項目では20-30代の数値が比較的に高いものになっていることがわかります。
~留守番は、家に帰る前から始まっている~5つの約束「いいゆだな」を親子で確認!
留守番中の犯罪被害を防ぐためには、これから留守番するということを犯行者に見抜かれないように注意して行動することが大切です。そのためには、学校や外出先から家に帰るとき、すなわち「留守番する前」から気をつけておくべき約束があります。
ALSOKでは、この約束を「いいゆだな」という覚え言葉にして小学生に教えています。
小学校低学年くらいだと、カギの使い方に不慣れなため、玄関扉の開錠に手間とってしまう子が多いものです。玄関先で手間とっていると、これから留守番するということがばれてしまったり、背後が無防備になってしまったりと、防犯上よくありません。留守番を任せる前には、カギの開け方の練習をしておくこともおすすめします。
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い
えのカギを見せない
これから留守番することがわかってしまうので、家に着くまではカギは人から見えないところにしまっておく。
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い
えのまわりをよく見る
家の近くに人が隠れていないか、または尾行われていないか、家にへいる前に確認する。
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ゆ
うびん受けをチェック
郵便受けがいっばいだと空き巣が家に誰もいないと思って入ってきてしまうかもしれない。留守番前に取り込むようにする。
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だ
れもいなくても「ただいま!」
家の中に家族がいるように見せかけ、子供だけで留守番していると悟られないようにする。
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な
かに入ってすぐ戸締り
カギが開いていたら、悪い人が入ってきてしまうかもしれない。玄関だけではなく、家全体の戸締りを確認してから留守番を開始する。
- ●お留守番の合言葉『いいゆだな』を家の中に貼っていただけるようプリントにまとめましたので是非ご活用ください。
約束事は決めているものの、「やっぱり子どもだけでの留守番は心配」という方には
どんどん成長して一人前になっていく子どもたち。そんな子どもたちの成長をみていると、頼もしくもあり、寂しくもあり、というのが親心というもの。
しかし、どれだけ約束事を決めていたとしても小学生はまだまだ子ども。子どもだけでの留守番は心配でしかたない、という方向けの対策としてはホームセキュリティの導入がおすすめです。
ALSOKのホームセキュリティを導入すると、お子さまが帰宅した際にスマホに通知を受け取ることもできます。当然在宅時の防犯や火災も安心で、侵入者や火災があれば自動で警報を発信してくれますし、いざというときにはガードマンが駆けつけてきてくれます。
また、ALSOKが提供している「アルボeye」では、子どもの留守番にピッタリなWebカメラをご用意しています。マイク、スピーカー、温度センサーなどがついていますので、留守番中のお子さまの様子を職場から見守ることができます。また、急なお子さまの体調不良など、異常を感じた際にはガードマンの出動を要請することもできますので、すぐに自宅に帰れない事情がある場合にも安心です。
小さなお子さまを持つ共働き世帯の方は究極の対策として、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。