【ALSOKアンケート】いまどき小学生のお留守番事情~小学校入学時の子どもへの不安~
新型コロナウイルスの感染拡大で入学式を延期した小学校が多くあるようですが、ALSOKでは新入学シーズンを機に、小学生の子どもがいる共働き家庭の男女500人に対して「小学生のお留守番実態調査」を実施しました。
主な調査結果についてはプレスリリースにて発表した通りですが、ここではプレスリリースでは書ききれなかった詳細な内容をシリーズコラム化してお届けいたします。
第5弾は「小学校入学時の不安とその対策」についてです。
約6割の人が子どもの小学校入学時に何らかの不安を感じている
お子さまが小学校に入学するタイミングで何か不安に感じたことはありますかと聞いたところ、「不安を感じた」と答えた人が20.0%、「どちらかといえば不安を感じた」という人が38.6%と、合計で半数を超える58.6%の人が何かしらの不安を感じていたことがわかりました。
これを親の年代別でみてみましょう。
親の年代が進むにつれて不安が少なくなっている傾向がよくわかります。
何かしらの不安があるという人の割合は20-30代で68.8%であるのに対し、40代では56.2%、50代では53.0%となっています。新米パパ・ママたちがさまざまな不安と向き合いながら子育てに奮闘している様子が感じられる結果となりました。
小学校入学時の不安TOP3は「安全に通学できるか」「友達はできるか」「授業についていけるか」
お子さまの小学校入学のタイミングで「不安を感じた」という人に、どのようなことに不安を感じたかを聞いたところ、もっとも多かったのが「安全に通学できるか」で72.4%、次に多かったのが「友達はできるか」で66.9%、3番目に多かったのが「授業についていけるか」で43.7%でした。
これを親の年代別に見てみると、20-30代、40代の親の不安が大きかった「友達はできるか」「給食を食べられるか」「授業についていけるか」など、子どもの学校環境への適応能力についての心配度合いが50代では相対的に低く、「毎朝起きられるか」「学童保育」など日々の現実的な習慣についての不安が逆に比較的大きくなっていることがわかります。
小学校入学時の対策TOP3は「通学路を歩いて練習」「キッズ携帯をもたせる」「自分の名前が書けるように練習」
お子さまの小学校入学のタイミングで不安を感じたという人に、どのような対策をしていたかについて聞いたところ、対策のTOP3は「通学路を歩いて練習」(46.8%)、「キッズ携帯を持たせる」(21.2%)、「自分の名前をかけるように練習」(18.8%)でした。
また一方で、「とくに何もしなかった」という人も26.3%おり、忙しい共働き世帯の実情を伺がわせる結果となりました。
これを親の年代別にみてみると、「キッズ携帯を持たせるようにした」「自分の名前をかけるように練習した」が40代で比較的低く、50代では「通学路を歩いて練習した」「嫌いな食べ物を食べる練習をした」「朝起きる練習をした」が他の年代よりも低い反面、「学習塾に通わせた」「近所の友達に相談した」「インターネットで解決方法を調べた」が顕著に高くなっていることがわかります。
また、「とくに何もしなかった」は20-30代で比較的低くなっているようにみえます。
小学校への出前授業「ALSOKあんしん教室」
ALSOKでは2004年から社会貢献活動の一環として小学校への出前授業「ALSOKあんしん教室」を実施しています。これまで累計約5万回、のべ約159万人の小学生を対象に防犯等に関する授業を行なってきました。小学校低学年向けには「安心して登下校」、中学年向けには「安心してお留守番」などのプログラムを実施し、お子さまに自身の身を自身で守る方法などをお教えしています。
ALSOKあんしん教室のプログラム
≪安心して登下校≫(45分) | 小学校低学年/小学校高学年向け |
登下校中に危険な目に遭わないために、『自分の身は自分で守る』という危険回避の心構えを学びます。警視庁考案の防犯覚え言葉『いかのおすし』を軸に、ロールプレイング形式で展開される授業です。 | |
≪安心してお留守番≫(45分) | 小学校中学年向け |
『家と自分の身を守る』という留守番の心構えと危険回避方法を学習する授業です。「留守番は家に帰る前から始まっている」という命題から、留守番時の5つ注意点を『いいゆだな』という覚え言葉にして教えます。また、留守番中に起こりうる不番電話への応対を再現し、その対処方法を学びます。 | |
≪安心な街ってなんだろう≫(45分) | 小学校高学年向け |
仮想の街の地図を基に、危険な場所はどのような場所か、何に気を付けて行動すればいいのか、グループで意見を出し合い発表します。景色や状況から危険を察知する感覚を養う「地域安全マップづくり」の事前学習に適した授業です。 | |
≪安心にインターネット≫(45分) | 小学校高学年向け |
インターネットを介した犯罪やトラブルに遭わないための注意点について考える授業です。ワークシートの課題をすべて解くと、「情報発信時の5つの注意点『かきくけこ』」、「6種類の危険なメッセージ『あくまがでた』」の二つの覚え言葉が明らかになるという「ゲーミフィケーション」の要素も読み込まれています。 | |
≪人の命を助けるって何だろう≫(45分) | 小学校高学年向け |
AEDの学習や心肺蘚生法の体験などを通じて、「思いやりの心」と「一歩踏み出す勇気」の大切さについて学ぶことのできる、道徳的要素を含んだ救急救命授業です。(監修:国士館大学大学院救急システム研究科 医学博士 田中秀治教授) |
お子さまの通学時のリスクを少しでも減らしたいという方にALSOKの「まもるっく」
「まもるっく」は携帯電話を利用した持ち運びが可能なセキュリティシステムです。GPS機能を搭載しており、いざというときにはストラップを引くことで緊急通報をすることができます。緊急通報が発信され、異常が確認されるとGPSの位置情報を頼りにALSOKのガードマンが現場に急行します。
お子さまに「まもるっく」を携帯させておけば、保護者の方はいつでもお子さまの居場所を確認することができますし、通話機能もあるので連絡をとることも可能です。
お子さまの小学校入学で登下校が心配・不安という方はぜひ一度検討されてみてはいかがでしょうか。