年末大掃除チェックリスト~大掃除を無駄なくパッと終わらせるためのポイントは?

年末大掃除チェックリスト~大掃除を無駄なくパッと終わらせるためのポイントは?

掃除 2020.08.14(2021.12.23更新)
年末大掃除チェックリスト~大掃除を無駄なくパッと終わらせるためのポイントは?

年末大掃除は、掃除する箇所も多く、溜まった頑固な汚れを落とさなければならないためたいへんな労力が要ります。大掃除をスムーズに進めるためには、あらかじめ掃除箇所と掃除内容をピックアップし、チェックリストを作成してから掃除に取り掛かることがポイントです。ここでは大掃除を効率よく進めるためのチェックリストの作成法についてご紹介します。

大掃除チェックリスト~道具編~

年末の大掃除では、家の中のほとんどの場所の掃除を計画している方も多いでしょう。まずは各所の掃除に使う道具をピックアップし、道具のチェックリストを作成しましょう。

掃除道具のチェックリスト
チェック チェック
マスク ゴム手袋
キッチン
雑巾・ふきん 油汚れ用洗剤
掃除用スポンジ 重曹
ラップ クエン酸
掃除用ミニブラシまたは歯ブラシ 除菌・掃除用アルコールスプレー
台所用中性洗剤 漂白剤
洗面所・風呂場 トイレ
掃除用スポンジ トイレ掃除用ブラシ
掃除用ミニブラシまたは歯ブラシ 雑巾・お掃除シート
浴室用洗剤 掃除用ミニブラシまたは歯ブラシ
カビ取り剤(塩素系漂白剤) トイレ用中性洗剤
ウロコ取り専用洗剤 クエン酸
除菌・掃除用アルコールスプレー
リビング
フローリングワイパー 住居用洗剤
掃除機 ガラスクリーナー
ハンディモップ スクイージー(水切りワイパー)
雑巾
和室 寝室
掃除機 フローリングワイパー
雑巾 掃除機
柄の長いモップ(鴨居や天井用) ハンディモップ
はけブラシ(障子用) 雑巾
布団クリーナー
ベランダ 玄関
ほうき・ちりとり ほうき・ちりとり
デッキブラシ 雑巾
バケツ デッキブラシ
雑巾 ハンディモップ
住居用洗剤 住居用洗剤
塩素系漂白剤・除菌用アルコール(鳥のフンなどに使用)

掃除用洗剤のおすすめは?

リビングや子ども部屋、キッチンや浴室など、家中をまるごと大掃除できれいにしようと考えている場合は、場所や汚れに合わせた使いやすい洗剤の選定も重要。家の場所ごとのおすすめの洗剤もチェックしておきましょう。

1.リビングや子ども部屋の掃除にはフローリングに適した住居用洗剤を

リビングなど居室の掃除には、フローリングの床にも壁にもマルチに使える住居用の液体洗剤を準備すると良いでしょう。液体洗剤は二度拭き不要のものも増えているので、スピードや効率を重視したい方におすすめです。
窓ガラスをきれいにするために、ガラスクリーナーも忘れず用意しましょう。

2.キッチンの掃除には油汚れ用洗剤を。自然派洗剤もおすすめ

キッチンのがんこな油汚れを落とすには、レンジまわり・コンロ用の油汚れに対応した液体洗剤がおすすめ。食品を扱うため、重曹やクエン酸などの自然素材でできた洗剤も準備しておくと良いでしょう。重曹は研磨作用があるため、シンクの黒ずみ汚れなどにも効果的です。重曹は水200ml/小さじ2杯、クエン酸は水200ml/小さじ1杯を目安に溶かして使用し、汚れに応じて調整しましょう。

3.浴室・洗面所の掃除にはカビ取り剤や鏡のウロコ取りを用意

浴室や洗面所などの水回りは、黒カビ汚れに悩まされがちです。カビ取り剤(塩素系漂白剤)を正しく使って、たまった汚れをすっきり落としましょう。鏡のウロコ汚れは落としにくい汚れの代表格ですが、近年はこするだけできれいにウロコ汚れを落とせる専用クリーナーがあります。

このように、各部屋の特徴や汚れに合わせて洗剤を選び、効率的にお掃除をすることが大掃除では特に重要です。道具と一緒に洗剤も不足なくそろえて、万全の準備をしておきましょう。

大掃除のためのチェックリストの作り方

掃除箇所と内容をリストアップし、紙に書き出すなどして「見える化」させることが大切です。そうすることで、掃除に必要な時間や、効率的な順番を洗い出すことができます。年末大掃除を「整理整頓」「掃除」「洗濯」の3ステップに分け、それぞれの掃除内容をチェックリスト化しましょう。

整理整頓から始める

まず、洋服の整理から始めます。古くなった服や長い間着ていない服を処分し、クローゼットの中を整理しましょう。次に、本棚に眠っている不要な本を処分し、スペースを作ったら本棚の外に積んでいた本を収納していきます。不要な雑誌や新聞は自治体のルールに従ってゴミに出しましょう。
続いて整理するのは食料品です。賞味期限切れのものを処分し、冷蔵庫と食品棚を整理していきます。食器棚にある使わなくなった食器も処分してしまいましょう。食料品や食器の整理が終わったら、日用品や文房具などの細々したものを整理していきます。化粧品なども、古い物は一気に処分してしまうのがコツです。最後に、プレゼントや旅先のお土産など、処分の判断に迷いやすいものを片付けます。まず、大量の写真が場所を圧迫するようであれば、データ化して保存すると空きスペースを確保できます。また、お土産やプレゼントは「十分に使用した」と思えるものや年月が古いものを思い切って処分することが肝要です。

掃除箇所を決める

掃除をする際には、掃除場所を項目別に分け、それぞれについて掃除内容を決め、リスト化するとスムーズです。まず、掃除箇所を「家全体」「家具・家電」「水まわり」などの大きなカテゴリーに分け、それぞれについて「窓」「リビング」、「ソファ」「冷蔵庫」、「キッチン」「バスルーム」といったように細分化します。さらに、掃除箇所ごとにどのような掃除が必要か(拭き掃除する、水拭きするなど)を簡単にまとめましょう。

洗濯物は個別にリスト化する

洗濯については、アイテムをリストアップし、それぞれについてどのような洗濯が必要かをまとめてチェック項目にします。たとえば、寝具については「布団は天日干し、枕カバーとシーツは洗濯」、洋服については「汚れ、汗じみを確認し、家で洗濯するものとクリーニングに出すものとを分ける」といったように決めてから洗濯していきます。

担当を決める

職場のオフィスを大掃除するときには、部署ごとに担当者を決めて行っている方が多いでしょう。ご家庭でも同様に、ご家族のなかで「お父さんはお風呂場」など担当箇所を決めておくと混乱がありません。また、「いつから始めて何日までに終わらせる」といったように、期日も大まかでよいので設定しておきます。

適度な計画にする

年に1度の大掃除を完璧にしたい気持ちは分かりますが、無理をするのは禁物です。年末年始は外来を休んでいる医療機関も多く、無理をして怪我をしてしまったとき大変な思いをするかもしれません。年末が忙しくなかなか掃除のために時間を割けない場合もあるでしょう。無理をせず早めに掃除を始めるなど、余裕を持った日程で計画を立てましょう。

大掃除用チェックリスト項目のテンプレート

場所ごとに分けた大掃除用チェックリスト項目のテンプレート見本をご用意しました。ぜひ活用してみてください。

大掃除用チェックリスト項目のテンプレート1
大掃除用チェックリスト項目のテンプレート2

キッチン

設備や家具の他、キッチン家電や調理器具などもリストアップして掃除の対象としておくとよいでしょう。普段からきれいに使っていて大掃除の必要がない箇所は、チェック済みにしておくと効率的です。

洗面所、お風呂場

洗面所とお風呂場は別々のリストにしてもよいですが「水回り」として1つにまとめてもよいでしょう。床拭きやカビ落としはもちろん、鏡を磨くことも忘れずチェックリストに含めましょう。

トイレ

毎日使用するトイレは、普段からこまめにお掃除をしているという方も多いのではないでしょうか。大掃除の日には、トイレタンクや換気扇など普段は省略してしまいがちな箇所も丁寧に掃除をしましょう。

リビング、和室、寝室

居住空間となるリビングや和室、寝室は、家具の下にたまったホコリやゴミなど隅々まで掃除します。エアコンや換気口の掃除も忘れずに行い、すっきりと快適な空間をつくりましょう。

ベランダ・玄関

外気の影響を受けやすいベランダ・玄関は土埃や砂などがたまりやすい場所です。まずはしっかりとほうきでゴミを掃き出してから雑巾で拭き掃除をします。
ベランダに鳥のフン汚れがある場合は、マスクとゴム手袋をしてから塩素漂白剤をつけて拭き取り、アルコールスプレーで消毒をしましょう。

継続的に使えるチェックリストを作っておけば、誰がどの場所を何日に掃除するかなどがひと目で分かり、ご家族が「どこを掃除して良いかわからない」と困惑することを防げます。また、「今年はキッチンを重点的にきれいにしよう」など、事前に詳細な計画を立てやすくなるでしょう。

たいへんそうだな、と感じたらプロにおまかせも

換気扇の油や浴槽の頑固なカビ汚れなど、なかなか完璧に掃除することが難しい箇所もあります。そのような時は、掃除のプロに依頼するのも有効な手段です。ALSOKのハウスサポートが提供する「清掃サポート」であれば、なかなか落ちない油汚れやカビも専門の技術でキレイに落としてくれます。キッチンや浴室、トイレ、窓ガラスや網戸などさまざまな掃除箇所に対応可能です。電話で要望を伝えれば、ALSOKハウスサポートデスクが掃除に最適なスタッフを手配してくれます。定期的に利用するか必要な時のみ依頼するかなど、回数を自由に選べるのもメリットです。

年末大掃除で汚れをしっかり落とし、家を清潔に保つことは大切ですが、すべて完璧にやろうとすると考えただけで負担に感じてしまい、結局は断念ということにもなりかねません。たいへんそうだなと感じたら、プロに任せてしまうほうが効率的に大掃除を終わらせることができます。

結論:大掃除がはかどるかどうかはチェックリスト次第!

家の大掃除は、無計画のまま始めてもムダに時間がかかり効率が良くありません。掃除の前にチェックリストを作成し、該当箇所の掃除が終わるごとにチェックしていけば、進捗も把握しやすくスムーズに進みます。もっとも、自分の力では完璧に掃除するのに限界があることもあります。その場合は、清掃のプロに依頼し、一気にスッキリさせてしまいましょう。

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