お宝入りの金庫の鍵が開かない!金庫の鍵トラブルの解決策
離れて暮らす親が突然亡くなり、実家を片づけていたら古い金庫が見つかったということはありませんか。しっかりと鍵がかかっている場合には、お宝が入っている可能性も考えられます。しかし、鍵の開け方を聞いていなかったというケースも多いでしょう。金庫の鍵は、いくつかの方法を試すと開けられることがあります。今回は、金庫の鍵の開け方を、鍵の種類別に詳しく紹介します。
金庫のタイプ別に紹介!鍵が開かないときの対処法
金庫には、シリンダー金庫やダイヤル式金庫、マグネット式、指紋式、ICカード式などさまざまな種類があります。まずは、実家の金庫がどのようなタイプかを確認してみましょう。
シリンダー式の金庫の鍵が入りづらい、もしくは回りづらいという場合には、鉛筆の芯をカッターなどで削って細かい粉を作り、回らなくなったキーにまぶしてみましょう。粉をまぶしたキーを差し込み、ゆっくりと動かしてみます。滑りがよくなり鍵が開くことがあります。
ダイヤル式で暗証番号が分かっているのに開かないというときには、ダイヤルの回し方が間違っている可能性があります。ダイヤル式の場合はまず最初に右方向に4回以上回してダイヤルを「0」にあわせるというファーストステップが必要です。これでロックがリセットされます。
たとえば暗証番号が「右10 左15 右20」だったとしましょう。これを開けるにはロックがリセットされた状態からまず右方向に回し「10」に3回あわせます。次に左方向に回し「15」に2回合わせます。最初に「15」が来た時点を1回目とカウントします。そして最後に右方向に回し「20」にあわせます。これでハンドルを下げ手前に引けば扉が開きます。
ダイヤルをきちんと回しているのに扉が開かないという場合は、金庫中にものが詰め込まれ過ぎている可能性が考えられます。ハンドルを下げる際や鍵を回す際に、金庫の扉を強く向こう側に押すようにしながら行うと開くことがありますので試してみましょう。
マグネット式の金庫で鍵を近づけても開かないときは、鍵の磁力が弱まっていることが考えられます。強力なマグネットを鍵に吸着させておくと磁力が回復することがあります。ホームセンターなどで強力な磁石を探して試してみることをおすすめします。
指紋式の金庫が開かないという場合は、電池が消耗してしまっている場合が多いです。電池交換の仕方は機種やメーカーによってさまざまですから、取扱説明書をみながら電池を交換します。センサー部分や手が汚れていると認識しにくい場合もあります。また、手荒れやケガなどでも認識されない場合もありますので、掃除をしたり、指の角度を変えてみたりを何度か試してみるのもいいかもしれません。
ICカード式の金庫が開かない場合も、電気切れを起こしている可能性が高いです。電池を交換しても開かないときは、メーカーに問い合わせをするか、町の金庫屋さんに相談してみましょう。
番号忘れや鍵の紛失の対処法
親から教えてもらった金庫のロック番号を忘れてしまうこともあるでしょう。また、鍵の在りかが分からない、鍵そのものを紛失してしまったというケースは多いものです。そういった場合には、金庫屋さんや鍵屋さんといった専門の業者に連絡をする方法もあります。しかし、専門業者に依頼すると、費用がかかることを覚悟しなければなりません。また、専門家でも開けられないケースや、金庫を壊すしかないといわれる可能性もあります。大切な金庫ですから、壊したくないという人も多いでしょう。
金庫メーカーに問い合わせると、開ける方法を教えてもらえる可能性が高いです。まずはメーカーに連絡をしてみましょう。しかし、セキュリティの観点から購入時の書類が必要だったりと、開けようとする人の本人確認が厳密に行われることが常ですので、その場で開けるのは難しいと覚悟しておきましょう。本人確認書類を送ったのち、後日郵送で開け方が届くというシステムになっているところも多いようです。
金庫は開いたけど空き家になる実家はどうする?
親と同居していなかった場合には、親が亡くなると実家が空き家になってしまいます。その家に誰かが住むのであれば問題はありませんが、空き家のまま維持する場合には管理や防犯対策をきちんと行うことが大切です。
空き家だと分かるとゴミを不法投棄されるようなケースもめずらしくなく、誰かが忍び込んで犯罪の温床になるという可能性もあります。さらに、家の手入れが行き届かないとどんどん家が傷んで、資産価値が下がる可能性も考えられます。
空き家になってしまう場合には、少なくとも月に1度は訪れて、室内の換気や通水、郵便物の回収や庭草の手入れなどを行う必要があります。しかし、実家とは遠く離れて暮らしている人などは月1回の訪問でも、交通費などを考えるとままならないという場合も少なくありません。
そのようなときには、ALSOKのるすたくサービスのご利用をおすすめします。るすたくサービスは、月に一度、外周の見回り点検と郵便物の回収を持ち主に代わって行うサービスです。オプションで換気や通水などにも対応できます。また、ホームセキュリティサービスを付加すると、異常を感知した場合にはガードマンが駆けつけます。不審者の侵入や火災やガス漏れなどの異常にも対応しているので安心です。