新築住宅によくあるトラブルとは?事例と回避方法
せっかく家を新築したものの、引き渡しの際や住み始めた後に思わぬトラブルに見舞われたという事例は少なくありません。これから新築住宅を建てる予定がある人は、トラブルを避けるためにもその実情について知っておくと安心です。新築住宅で快適に暮らすため、よくあるトラブル例や回避方法について紹介します。
住宅トラブルの多くは新築時に起こっている
紛争処理の住宅種別と紛争処理申請までの期間
公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターによると、2023年3月31日の時点で住宅に関する紛争処理事件は2,019件です。最も相談が多いのは戸建注文に関するトラブルで、67.1%を占めています。次いで多いのは戸建分譲で、全体の15.2%という結果でした。また、トラブルの起こった時期では、69.9%が住宅を引き渡してから3年未満で紛争処理の申請を行っています。最も多いのは1年未満で、全体の33%。住宅に関するトラブルの多くは新築時に起こっているといえます。少しもめた、というだけでも嫌なものですが、引き渡し拒否や裁判など大きな問題に発展することもあるので注意が必要です。
新築時のトラブル事例
では、具体的にどのようなトラブルが起こっているのでしょうか。ポイントを絞って紹介しましょう。
公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの調査結果によると、紛争処理の申請時に最も多かった内容は「修補」についてでした。引き渡し後のトラブルを回避するためにも、入居の時点で壁の汚れや変形、ひび割れなどがないかをしっかりと確認し、雨の日には雨漏りしている部分がないかを忘れずにチェックしましょう。また、2009年10月1月からは新築住宅の引き渡しに際して、住宅事業者に住宅瑕疵担保責任保険への加入もしくは住宅瑕疵担保保証金の供託が義務化されています。そのため、図面と違うなど明らかな施工ミスが見られる場合、ハウスメーカーは無料補修などの補償を拒否することはできません。施工ミスか判断がつかないときには、ホームインスペクター(住宅診断士)や弁護士など第三者の立ち合いを依頼するのもおすすめです。
設計・雰囲気などがイメージと違う
たとえ施工ミスや不具合が確認できなくても、住宅のデザインや雰囲気がイメージと違うように感じる場合もあります。このようなトラブルを防ぐためには、建設時に住宅会社と念入りに打ち合わせを行い、思い描いている住宅のイメージをなるべく具体的かつ正確に伝えなければなりません。また、イメージを共有するために、パース(外観や室内の立体的な絵)や模型を用いるのも一つの方法です。打ち合わせの段階で具体的なイメージがわかない場合、どのような方法を用いればよいか、住宅会社に相談してみるのもよいでしょう。
思わぬ追加費用がかかった
住宅の完成後に追加費用を請求され、想定していた以上に高額な料金を支払うことになったというケースもよく見られます。途中で設備が変更されるようなことがあった場合には、その都度、追加費用を確認し書面を保存しておきましょう。住宅会社に任せきりにせず、工事の内容や費用の見積もりを逐一チェックすることが、トラブルの防止につながります。
入居が遅れる
予定日までに工事が終わらず入居できないというのも代表的なトラブルです。工事が遅れた理由が施工会社にある場合は、仮住まいの家賃を補償してもらえる可能性もあるため、必ず確認しておきましょう。事前に工程表をもらっておけば、スケジュールが遅れた場合の証拠になるため大切に保管しておきましょう。実際の建築現場を見に行ったり、工事の管理体制や進捗状況について質問したりするのも効果的です。トラブルの被害を最小限におさえるためにも、希望日に入居できなかった場合を想定した対策を考えておきましょう。
納得のいく安全・安心な住まいをALSOKホームセキュリティで
新築住宅を建てる際は、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。トラブルを避けるには、施工の段階で住宅会社としっかり打ち合わせを行い、意思疎通をはかりながら信頼関係を築いておくことが重要です。さらに、理想の住まいで安心して暮らすためには、適切な防犯対策も欠かせません。大切なマイホームと家族を犯罪や火災などの脅威から守るためにも、ALSOKホームセキュリティの導入を検討してはいかがでしょうか。
ALSOKのホームセキュリティなら24時間365日ALSOKが自宅への不審者の侵入を監視、万一不審な侵入を検知した場合にはプロのガードマンが駆けつけます。居空きや忍び込みなど、状況によっては侵入者と鉢合わせになってしまう可能性もあることを考えると、専門のトレーニングを受けたガードマンの存在はとても心強いものです。
相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。