庭のお手入れは必要?雑草除去や落ち葉清掃など庭掃除の方法とコツ
くつろげる家をつくるためには、家の中をきれいで清潔に保つことが大切です。しかし屋内だけでなく、庭もきちんとお手入れをすることで暮らしはより快適にできます。
この記事では、庭のお手入れをする必要性やお手入れに欠かせない道具、雑草や落ち葉の処理方法や芝生を管理するコツなどをご紹介します。
庭のお手入れは必要?
まず、快適な家づくりのためにはなぜ庭のお手入れが欠かせないのかについて見ていきましょう。
お手入れしないと夏に蚊が増える
庭のお手入れをしないでいると、雑草がどんどん伸びてしまいます。梅雨の時期に草むしりをさぼっていたら、どんどん雑草の背が高くなり困った経験がある方もいると思います。夏の時期に庭の雑草を増やしっぱなしにしておくと、庭の蚊が多くなって悩みの種を増やしてしまいます。
花粉症の原因になる
雑草には、ブタクサなどアレルギー症状の原因となる植物が含まれることもあります。それらの植物が開花する時期に花粉症を引き起こす可能性もあるため、雑草は見つけたらすぐに除去することがおすすめです。
雑草を放置するほど手入れが大変になる
雑草には丈夫で繫殖力の強い種類も多く、伸びたまま手入れせずに放っておけばおくほど強く根を張ります。雑草が高く伸びないうちに刈ったり抜いたりしておくことで、次回以降のお手入れも楽になります。
秋の落ち葉も放置すると害虫の原因に
秋には庭木や周囲の街路樹などの葉が枯れ、落ち葉となって庭に溜まります。この落ち葉も放っておくと、庭に害虫を増やす原因になってしまいます。落ち葉の掃除もこまめに行い、家に害虫が入って来ることを予防しましょう。
庭のお手入れで使う道具
庭のお手入れのおもな作業は、草刈り・草むしりと庭木の剪定、そしてごみや落ち葉の掃除です。最小限そろえておきたい庭のお手入れ道具には、以下のようなものがあります。
軍手
草を手で抜くときや刃物を持つときにケガをしないよう、軍手は必ず着用しましょう。トゲのある草木で手をケガすることもあるため、できるだけ厚地のものを着用するのがおすすめです。
鎌・のこぎり・枝切ばさみ
草を刈ったり庭木を剪定したりするために、この3種類の刃物はあったほうが良いでしょう。
虫よけスプレー
庭にはさまざまな虫が潜んでおり、手入れの最中に毒を持つ虫に刺される危険もあります。必ず虫よけスプレーを用意し、庭に入る前に使用しましょう。
あると便利な庭の掃除用具
上記でご紹介した基本の道具のほか、ホークや熊手、ブロワー、草刈り機などがそろっているとさらに庭のお手入れが便利で安全にできます。ホークとはシャベルの先端がフォーク状になった園芸用品で、庭の手入れ時には土をひっかいて起こすことで雑草を根こそぎ抜きやすくできます。熊手は落ち葉や抜いた雑草をまとめて片付けるときに便利です。ブロワーは、風を出しその風圧で落ち葉や草などを飛ばしたり集めたりする送風機です。
庭のお手入れ道具準備チェック表 | |
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厚手の軍手 | □ |
鎌 | □ |
のこぎり | □ |
枝切ばさみ | □ |
虫よけスプレー | □ |
あると便利な庭のお手入れ道具チェック表 | |
熊手 | □ |
ホーク | □ |
ブロワー | □ |
草刈り機 | □ |
庭のお手入れ時には長袖を着用しよう
庭のお手入れ時には擦り傷や切り傷といったケガや、虫刺されなどの危険がともないます。また草木に触れることでかぶれなどの症状を起こす可能性もあるため、必ず長袖シャツを着用しましょう。さらに長ズボンと長靴を着用すると、より良いでしょう。皮膚の露出は可能な限り避けることが望ましいのですが、熱中症が予測されるほど暑い日に無理をして庭に出ることは控えましょう。
雑草除去の方法とコツ
雑草を除去する方法というと、シンプルな「草むしり」や「草刈り」を思い浮かべる方が多いでしょう。ここでは、雑草の除去方法をご紹介しながら少しでも効率的に雑草を除去できるコツもご説明します。
雑草除去の方法
草むしりをする際は、雑草が短いうちに根こそぎしっかり抜き取るようにしましょう。伸びてしまった草は、シャベルやホークで土を起こして根を除去すると良いでしょう。また、広い庭の雑草除去を1度にしようとすると体力を消耗しますし、暑い日は熱中症の危険もあります。小さなスペースや日陰から始めていき、広いスぺースは何度かに分けて行うなど、疲れない計画的に方法で進めていきましょう。
雑草除去のコツ
草を抜くときは、軍手では滑って力が入りにくいことがあります。その際には、ゴム手袋にはきかえると作業しやすくなります。草の根元の部分をしっかり持ち、茎や根をちぎらないように気を付けながら根こそぎ抜きましょう。根が張っていて手だけでは抜きにくければ、シャベルやホークで土を起こしながら抜いていくと良いでしょう。掘り起こして穴が開いた土は、あとでならして平らにします。
また、花壇や家庭菜園ではない場所の草取りには、除草剤を使用する方法も1つの手です。除草剤には草や根を枯らす作用のほか、雑草を新しく生えにくくする効果が期待できるものもあります。
効率よく落ち葉を処理するには
落ち葉の掃除も、草取りほどではありませんがなかなか大変な作業です。便利な道具を用意して、効率よく集めて捨てられるようにしましょう。
落ち葉集めに役立つのは、やはり竹ぼうきや熊手といった伝統的な庭のお手入れ用品です。手で集めるより早く落ち葉をまとめることができ、手も汚しません。
もっと短時間で落ち葉の清掃をしたい場合には、ブロワバキュームという屋外掃除機(掃除機のように吸引機能のあるブロワー)を使ったり、専門業者に依頼したりする方法もあります。
芝生のお手入れ
雑草や落ち葉は除去や清掃をすれば良いのですが、庭の美しさを演出する芝生はつねに育てて守るお手入れをしなければなりません。
芝生のお手入れは、芝が青い春から秋にかけてだけ必要なのではなく、年間通じて季節ごとのお手入れをしなければなりません。
芝生に生える雑草は通年除去が必要ですし、芝生の休眠期と呼ばれる冬季間も、芝に芝用着色剤を使用すると、保温効果がたかまり、霜や寒さから守られます。
芝の品種によってスケジュールは異なりますが、季節に合ったお手入れを年間通して行い、美しい芝生をつくりましょう。
庭木剪定時の注意点
庭木のある庭は、それら樹木のお手入れも欠かせません。枝切ばさみで伸びた部分をこまめに剪定することがおもなお手入れ方法ですが、危険がともなうため注意点もあります。
まず、無理に高所作業を行わないことが大切。高い木は造園業者さんに剪定を依頼するなど、プロに任せるようにしましょう。ご自身で剪定する際は刃物を扱いますので、ケガに十分気を付けましょう。また、1箇所の剪定に集中しすぎると全体が見えず、上手に枝切りできなくなることがあります。全体のバランスをその都度見るようにし、きれいに枝がそろうよう切りすすめていきましょう。
庭のお手入れで出たごみの処理方法
庭のお手入れで出る抜いた雑草や落ち葉、剪定したあとの枝などは「可燃ごみ」として処理します。ただし、量が多くなってしまった場合は業者に相談する方法もあります。業者へ依頼すれば雑草除去から処理までまとめて行ってくれることもあるため、庭のお手入れ自体も楽に済ませられます。
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まとめ
庭をきれいに保つことで、お家の暮らしもぐんと快適になります。雑草や落ち葉など庭のトラブルの元を見つけたらすぐに対処し、庭を荒らしてしまわないようにしましょう。
まずはご自身で行えるお手入れをリストアップしながら、自分たちではできない高所作業や害虫駆除などを業者へ依頼する計画も一緒に立てて進めると良いでしょう。