老後は不安?趣味や生きがいで楽しく彩る老後の暮らし方について

老後は不安?趣味や生きがいで楽しく彩る老後の暮らし方について

高齢者・介護 2024.01.31更新(2021.03.23公開)
老後は不安?趣味や生きがいで楽しく彩る老後の暮らし方について

老後の暮らしについて考え始める年代に差し掛かると、期待することよりも不安に感じることのほうが多くなりがちです。年金生活に入ることでの経済的不安や、定年退職後に周囲の人とのコミュニケーションが減ってしまう不安など、つい「老後はとにかく不安だらけ」と考えてしまっていませんか?
この記事では、皆さんの老後も安心して楽しく健康に暮らすための秘訣についてご紹介します。

老後の生活に対する不安

老後の生活に対する不安

以下は生命保険文化センターの調査において18歳~64歳の方3,851名に聞いた「老後の生活に対して不安を持っているか」の回答比率をグラフ化したものです。

「老後の生活に対して不安を持っているか」の回答比率グラフ

出典:令和4年度生活保障に関する調査(生命保険文化センター)

上図の「非常に不安を感じる(18.9%)」「不安を感じる(28.2%)」「少し不安を感じる(37%)」を合計し、84.1%の方が老後に何らかの不安を抱えているという結果になりました。
現役世代の方の約8割が老後の暮らしに不安を感じており、ご自身に関すること、ご家族に関することの両者において多くの不安要素を懸念している様子がうかがえます。

ご自身に関する不安

ご自身に関わるおもな老後不安としては「自身が病気や怪我をすることへの不安」や「自身が介護を受ける立場になる不安」など健康上の不安、また「経済的に苦しくなる不安」が多く挙げられています。

ご家族に関する不安

ご家族に関する不安としては「家族の病気や怪我」「自身の親の介護問題」「配偶者の介護問題」など、ご家族の健康面を不安に思う内容が中心となりました。

健康面、経済面での不安を感じている人がかなりの数いることが分かり、なかでも「公的年金で支給される金額だけで暮らせるか不安」と考えている方は多いようです。経済面の不安よりも多数の方が感じている健康面の不安も家計に直結する問題ですから、何より健康であることが経済面での安心感にもつながると言えます。

老後も健康を保つ暮らし方について

老後も健康を保つ暮らし方について

老後に不安を感じないよう、今から老後資金の貯蓄などを行っている方は多いでしょう。もちろんお金は大切ですが、経済面で問題が発生しないよう努めるには健康管理も大事です。
日々の健康管理はもちろんのこと、老後においても元気に暮らすためにはどのような生活を心がけると良いのでしょうか。

老後の趣味や生きがいを見つける

多くの方に老後にも十分な時間が確保されている、長寿の時代になりました。年を取ったからと言ってただじっとして暮らしているより、何か打ち込めるものを見つけることでこれからの時間をより有意義にできるはずです。

適度な運動を心がける

高齢になると、運動不足が体調面に影響を及ぼすことも増えていきます。意識的に適度な運動を日々継続的に行い、体を動かすことで調子を整える習慣を作りましょう。何か特別なスポーツに限らず、ラジオ体操や踏み台昇降などの軽い運動を継続的にするだけでも効果的です。

健康的な食事

健康な人は、日々食べたいものが変化すると言われています。基本的にはその欲求にしたがって、日替わりでさまざまなものを食べることで食生活のバランスが整うと言われています。少しずつでも多くの品目を摂り、主食のほか野菜も肉も魚も、卵や乳製品もまんべんなく食べられることが理想的です。とはいえあまり神経質になりすぎず、体に負担のないよう多くの種類の食物を一日三食しっかり摂りましょう。

老後に趣味を持つことの重要性

老後に趣味を持つことの重要性

老後のお金や、介護予防など健康に関することを早いうちから考え、準備を始めている方は多いでしょう。しかし、老後の趣味についてじっくり考えてみた経験はあるでしょうか。老後に趣味を持つことは、心身の健康を保つことにおいてもとても重要なのです。

認知症予防につながる

国立研究開発法人国立長寿医療研究センターの調べでは、老後に趣味を持つことは認知機能の維持に役立つという結果が得られています。
60歳以上の方へ休日や余暇の過ごし方を「家でごろ寝」「買い物、外食」「趣味」の3項目より選定してもらい調査を行いました。その結果「家でごろ寝」「買い物、外食」は認知機能の維持とあまり関連がない一方で、「趣味」は認知機能低下のリスクを抑えることが分かりました。空いた時間を趣味に活用することが、認知症予防にもつながると明らかになったのです。

家族以外とのコミュニケーションの場になる

勤めに出ていれば、さまざまな人とのコミュニケーションの場が得られます。しかし退職してしまったら、人付き合いそのものの機会がなくなってしまう……と、不安を感じる方は少なくないでしょう。
退職後も趣味を持っていれば、同じ趣味を通じた交流の場が生まれます。そこで多くの人とコミュニケーションを図ることで、ご家族以外とも会話や行動をともに楽しめる機会が得られるでしょう。

定年後も楽しく趣味を続けるコツ

定年後も楽しく趣味を続けるコツ

現在趣味をお持ちの方なら、定年退職後もその趣味を続けて行ければと考えているかもしれません。今趣味があるなら、老後にそれを活かさない手はないでしょう。しかし、せっかくだから新しい趣味に挑戦したいという方も少なくないはずです。定年後も趣味を続けていくには、以下のように取り組むと上手くいきやすいでしょう。

助走期間を設ける

新しい趣味を始める場合には、助走期間を設けておくことがおすすめです。様子を見ながら少しずつ趣味を始め、じっくり時間をかけて楽しみ方を習得すると長続きするでしょう。いきなり頑張りすぎてしまうと早く飽きてしまったり、燃え尽き症候群のようになって一気に意欲が失われたりすることもあり得ます。
趣味の一環として習い事に通う場合には、教室で無料体験を用意してくれている場合が一般的ですからそれを活用しましょう。体験講座からスタートすることで、その手応えによって継続するかどうかを検討する時間を確保できます。
カルチャーやクリエイティブ系の趣味に多いケースとして、最寄りの公共施設で活動を行っている場合もあります。街の文化教室などよりも安価で、気心の知れたご近所さんと同じ趣味を楽しめるチャンスになるでしょう。

かかる費用を把握しておく

さまざまな趣味がある分だけ、取り組むためにかかるコストも異なります。旅行や山歩きなど移動をともなう趣味は交通費や宿泊費が必要ですし、音楽やスポーツは道具や利用施設にお金がかかる場合もあります。趣味に使える月々の費用をある程度決めておき、それに合わせてご自身がもっとも楽しめそうな趣味を見つけることも良い方法でしょう。
比較的コストがかからない趣味としては、短歌や俳句、絵手紙などクリエイティブ系の活動が挙げられます。また、近隣の散策をかねて軽いウォーキングやジョギングを続けることも良いでしょう。シンプルですが、お孫さんと一緒に遊ぶ時間を適度な運動を兼ねた趣味の時間にすることもおすすめです。

60歳以上の男女に人気の趣味ランキング

60歳以上の男女に聞いた人気の趣味を、1位から5位までのランキング形式で以下にご紹介します。

1位:パソコン・インターネット

2位:日帰りの旅を含む旅行

3位:本を読むこと(読書)

4位:映画を観ること(映画鑑賞)

5位:音楽を聴くこと(音楽鑑賞)

パソコン・インターネットや旅行が上位にランクインし、知的好奇心を満たせる趣味や活動的な趣味の人気が高いことが分かります。しかしその一方で、読書や映画、音楽鑑賞など身近で気軽に楽しめる趣味も根強く高い人気を維持しています。

ALSOKのみまもりサポートを暮らしにプラス

老後に趣味を楽しみながら、健康長寿を実現できれば何よりです。ご自身による健康管理はもちろん大切ですが、見守ってくれるご家族が遠くにお住まいなど、1人暮らしや夫婦暮らしでは不安を感じることもあるでしょう。
ALSOKでは、ご高齢の方だけで暮らす世帯向けの見守りサービス「みまもりサポート」をご提供しています。日ごろの安否確認から、ご自身の状況に変化を感じたときに緊急通報できる仕組みまで、さまざまな状況で身を守る対処を簡単な操作で行えます。遠くで暮らすご家族に、ご自身の状況を通知できる機能もあります。悠々自適の暮らしに、安心して自分の時間を楽しむ余裕をプラスできます。

まとめ

今は仕事や子育てが生きがいという方も、老後にはそれらが一段落する時期がやってきます。新しい生きがいを見つけ、いつまでも元気に楽しく暮らすことは「健康長寿」の実現にも欠かせません。
気軽に楽しめる趣味があるだけで、今後の不安を和らげて余計なストレスを回避できるかもしれません。今の趣味をこのまま続けるもよし、新しい趣味に挑戦するもよし。ご自宅に安全安心な環境を整え、生き生きと活動的な老後を迎える準備をしておきましょう。

この記事に関連する商品

HOME ALSOK Connect
お買い上げプラン
月額費用4,070円(税込)
  • スマホで簡単に警備操作
  • 24時間365日の徹底警備。緊急時にはガードマンが現場に急行
  • お手頃価格で家計も警備も安心
HOME ALSOK アルボeye
カメラ稼働式
月額費用2,750円(税込)
  • 自宅内に設置したカメラの映像をスマホでいつでも確認!
  • もしもの際はメールで異常を通知+ガードマンが駆けつけ
  • ご高齢者様の見守りなどの利用にも