旬の野菜を育てよう!6月に植えたい家庭菜園に適した野菜5選
6月は梅雨時期を迎えるため、お子さんのいる家庭では、外に遊びに行けずに退屈している方もいるでしょう。そこでおすすめなのが、家庭菜園です。雨が多い6月でもポイントを抑えれば植えられる野菜があります。今回は、6月に植えられる家庭菜園に適した野菜を5つご紹介します。
6月に野菜を栽培する際の注意点
6月は、ちょうど梅雨の時期です。雨が降る日が多いため、野菜を栽培する際は、いくつか注意点があります。
まず、土の水分量が多くなると根腐れや病気になってしまう恐れも。そのため、6月に植える際は過湿気味の土壌でも植えられる野菜を選んだり、水はけを良くするために雨除けを行ったりしましょう。
雨除けをする際は、熱がこもってしまわないように風通しを良くするのがポイント。できれば、雨の日が続く前に種まきや苗植えをしておきたいところです。
梅雨時期は、雑草の生育も早いため、こまめに雑草を抜く必要があります。
梅雨の季節!6月に植えたい野菜5選
湿気が多くじめじめとした季節ですが、植えられる野菜があります。ここでは、梅雨の季節でも植えたい野菜を5つご紹介します。
さつまいも
さつまいもは、家庭菜園であれば苗から育てるのが一般的です。5~6月ごろが苗植えの時期を迎え、4月ごろからホームセンターなどで苗が出回りはじめます。
さつまいもの特徴
さつまいもは、やせ地でも育てることができる野菜です。畑じゃないと育たないイメージがありますが、深めのものならプランターでも育ちます。
育て方のポイント
苗を購入したら、水を入れたバケツで一度吸水させます。植え付けは、株間を30cm間隔で、ツルを斜め45度にして地面に苗の3~4節ほど埋めていきます。
プランターで育てる場合は、深さが60cm以上あるものを選びましょう。寒さには弱いため、気温が上昇したときに育てるのがおすすめ。
また、さつまいもは、水はけの良い乾いた土壌で育ちます。そのため、日当たりが良い場所で育てるようにしましょう。肥料をまいてしまうと、葉や茎だけが大きく育ち、実が小さくなってしまうことも。基本的には、無肥料で育てていきます。
収穫期
さつまいもの収穫時期は、10~11月です。掘り出したさつまいもは、少し乾燥させるのがポイント。晴れた午前中に掘り出して、乾かすようにしましょう。半日から1日天日干しすることで、さらに甘みが増します。
秋の収穫を楽しみに家族で苗つけをしてみるのも良いですね。
きゅうり
きゅうりは、6月から育てることができる野菜です。種からでも苗からでも育てることができます。初心者の方でも育てやすい野菜です。
ミネラルやカリウムがたっぷり含まれているので、夏バテ予防に最適な野菜。冷たい麺類に合わせてもおいしいですよね。
きゅうりの特徴
きゅうりは、ツル性の植物のため、周囲に巻き付きながら成長していく特徴があります。成長が早いこともあり、収穫しそびれると巨大化してしまうこともあるため注意が必要です。
育て方のポイント
きゅうりの苗は、風で折れてしまうなど安定しにくいため、支柱を設置しましょう。また、誘引も必要です。
プランターは1株に対して直径30cm以上は必要なので、深めのもの選ぶようにしましょう。土は、野菜用の培養土を利用します。
収穫期
きゅうりの収穫期は、7~9月です。種まきから収穫まで約70日と周期が早くなっています。すぐに収穫できる野菜を育てたいなら、おすすめの野菜です。ただし、周期が早い分、こまめな管理も必要です。
らっかせい
らっかせいは、苗も出回っていますが、一般的に種から育てることが多いようです。種まきは、5~6月の暖かくなってくる時期にするのが適しています。
らっかせいの特徴
らっかせいは、一年生の草本で、草丈は25~50cmほどになります。そして、黄色い花を咲かせる特徴があります。昼間に開花した花は、子房柄という茎を数日かけて地面に向かって成長。この子房柄が地面に入り込んで実になります。このことから、落花生と書くと書きます。
育て方のポイント
ポリポットに種まきをして苗を育ててから畑に植え付けをしていきます。
らっかせいは、プランターで育てることもできますが、その場合は直径30cm以上のものを用意する必要があります。
収穫期
らっかせいの収穫時期は、10~11月に迎えます。
しそ
しそは、プランターでも育てることができる野菜です。種を植えても、苗から育ててもOK。
種植え・苗植えは、6月ごろから開始していきます。比較的痩せた土でも育てることが可能です。生命力が高いため、はじめて家庭菜園に挑戦する方にもおすすめ。
しその特徴
しそは、一度育つとたくさんの葉が茂ります。収穫してもわき芽から次々と葉が生えてくるため、一度きりではなく何度も楽しむことができる野菜です。
育て方のポイント
しそは、日当たりが良い場所でも半日陰でも基本的に育ちます。とはいえ、日が足りないと香りや色が悪くなってしまうことも。真夏の強い日差しも葉を傷める原因となるため、寒冷紗の利用をおすすめします。
また、しめった土を好みます。乾燥しているとしおれてしまうことがあるため、水切れには注意しましょう。
寒冷紗(かんれいしゃ)
荒く平織りで織り込まれた薄い布を「寒冷紗(かんれいしゃ)」と言い、農作物や植物を覆って保護する資材の1つです。
種まき後の乾燥防止や夏の強い日差しを防ぐ役割のほかに、害虫や鳥から種を守ったり、寒さや風を防いだりする目的で使われます。農業用の寒冷紗は、強度のある合成繊維やポリエステル製の糸が使用され、網目状になっているのが特徴。通気性もよく、水も通すため、寒冷紗をかけたまま水やりができます。ガーデニングでも寒さや暑さに弱い植物の霜よけや日よけに使われることが多く、1年中活躍するマルチアイテム。
収穫期
しそが収穫できるのは、6月~9月ごろです。定植から30~40日後、草丈が30センチほどに成長してきたら収穫可能です。下の方の葉から順に摘んでいきます。
ミント
ミントはハーブの1種です。スーッとするペパーミントもあれば、アップルミントのように種まき・苗を購入して植えることもできます。どちらも4~6月ごろに行うのが適しています。
ミントの特徴
生命力が強い植物なので、鉢植えでもしっかりと育つ性質があります。暑さにも寒さにも強い植物です。
育て方のポイント
強い日差しに当てすぎてしまうと、葉が枯れてしまうことも。そのため、ミントは半日陰の風通しの良い場所で育てることをおすすめします。用土はハーブ用または、野菜用のものを利用しましょう。
また、ミントは地植えもできますが地下茎で繁殖していくため、爆殖植物と呼ばれるほど繁殖性が強いという性質があります。そのため、地植えをすると、ものすごく増えていく可能性があります。一度地植えをしてしまうと、抜くのに大変なことになってしまう恐れも。
そのため、1つの鉢で1種類のミントを育てることをおすすめします。
収穫期
ミントの収穫時期は、5月下旬~9月で、真冬以外であれば収穫することができます。
ALSOK関連コラム
マンションでできる家庭菜園については、下記のコラムでご紹介しています。家庭菜園は庭だけでなく、ベランダでも楽しめます。マンションにお住まいの方は、併せてご覧ください。
また、家庭菜園を行うことは防犯対策にも繋がります。
庭の状態は、空き巣や泥棒が侵入しやすいかどうかを見定める1つのポイントです。庭に雑草が生えっぱなし、庭木の手入れがされていない場合は、防犯意識が低いと判断され空き巣や泥棒から「侵入しやすい家」とみなされる可能性があります。
家庭菜園など庭のお手入れを行うことで、空き巣や泥棒に「防犯意識が高い家」という印象を抱かせることができるでしょう。
下記のコラムでは空き巣に侵入されない庭造りのポイントをご紹介しています。
家庭菜園を楽しむと同時に庭の防犯についても考えてみてはいかがでしょうか。
ALSOKの取り組み
ALSOKでは、地球の環境問題を人類の課題と考え、CO2排出量などの具体的な削減目標を掲げて環境汚染の防止と環境負荷の低減に努めるとともに、気候変動問題および自然環境保護活動を行っています。
使用エネルギーを削減するために、低燃費車・バイクなどの導入などを積極的に行っているのはもちろん、被災地での植樹と維持管理活動の継続などの環境保全と緑を守る取り組みも実施しています。
家庭菜園を楽しもう!
子どもと一緒に野菜を育てることで、野菜がどのように成長していくのか知ることができ、食育の1つになります。野菜を作る大変さ、難しさを学ぶことができるので、食べ物への感謝につながるでしょう。家庭菜園で作った野菜が食卓に並ぶと、いつも以上に楽しくなるのではないでしょうか。梅雨時期だからこそ、ご家族で家庭菜園を楽しんでみてください。