初めて一人暮らしをする女子学生の防犯対策!女性が気を付けるポイントは?
一人暮らしを始めると、実家を離れる寂しさと自分だけの自由な空間が手に入る嬉しさの入り混じった、複雑な心境を実感しますよね。初めての一人暮らしにはさまざまな準備が付き物ですが、なかでも力を入れて取り組んでおきたいのが防犯対策です。特に女子学生の場合は、実際に犯罪に遭わないことは勿論、怖い思いをしないために万全な対策が必要です。この記事では、女子学生の一人暮らしで気を付けたいポイントや、おすすめの防犯対策をご紹介します。
目次
女子学生が一人暮らしする際に気を付けるポイント
以下は、警察庁の犯罪統計による2011年から2022年までの国内における住宅を対象とした侵入窃盗の認知件数をグラフにまとめたものです。
発生認知件数は年々減少傾向にあり、この12年間で約4分の1に減少しています。しかし2022年の認知件数が16,524件であることから、現在も1日あたり45件以上は侵入窃盗が発生しているといえます。
ここでは女子学生が一人暮らしをする際、特に意識したい部屋探しにおける防犯のポイントをご紹介します。
治安の良いエリアを選ぶ
具体的な物件探しをする前の段階で、居住地を決める際にも防犯を考えてエリア選定することが大切です。空き巣などの侵入盗や街頭犯罪の発生が少なく、治安が良いといわれる地域を選んでおきましょう。土地勘がない場合は物件探しの際に不動産会社へ相談すると、地域の住環境について詳しく教えてもらえる場合もあります。
セキュリティに配慮した物件を選ぶ
防犯対策を積極的に実施している物件を選ぶことで、一人暮らしの安心感が増します。マンションの場合はオートロックや共用部に監視カメラが備わっている物件がおすすめですし、部屋の窓に防犯シャッターが付いていると心強いでしょう。室内にモニター付きインターホンが付いていることは、防犯上必須条件ともいえます 。
2階以上の部屋に住む
防犯を意識して物件を探す場合、2階以上の部屋を選ぶことがおすすめといわれています。女子学生の場合は特に「1階の部屋は避ける」心積もりで部屋探しをすると良いでしょう。防犯面以外でも、1階の部屋は不快な虫が入りやすく、冬は部屋が底冷えしやすいなどのデメリットがあります。
女性の一人暮らしでの部屋探しでは2階以上を大前提とし、可能であれば3階以上の部屋を選んでおくことがおすすめです。
管理人付きの物件を選ぶ
エントランスに受付があって管理人が常駐している物件や、アパートであれば1階に大家さんが居住している物件も防犯面でおすすめです。住人以外の不審な人物が立ち入ろうとすると一声かけるなど、先回りの対応を行ってくれるためです。
一人暮らしの女子学生がすべき防犯対策
防犯面に気を配る必要があるのは、物件探しの段階だけではありません。部屋を決めて実際に一人暮らしを始めてからも、行うべき防犯対策があります。ここでは、一人暮らしをする女子学生が日常的に行うべき防犯対策をご紹介します。
洗濯物を外に干さない
外に干した洗濯物が女性一人分だと見て分かることで、その部屋で女性が一人暮らしをしていることを知られてしまいます。男性用の肌着を一緒に干すなどの工夫をするケースも見かけますが、洗濯物が盗難に遭うリスクもあるため、可能であれば外干しは避けましょう。
決まった道を通らない
通学で利用する経路の通過時間やルートがいつも同じだと行動の特定が容易になり、不審者に犯罪の計画を立てやすくさせてしまいます。日々の帰宅時間をずらす、ときには途中で寄り道をして経路を変えるなど、同じ行動パターンにしない工夫で、犯罪のターゲットとなることを防ぎましょう。
表札にはフルネームを書かない
出入口に表札を掲示する必要がある場合は、フルネームで1名分のみ表記することは避けましょう。書かれた名前から女性が一人で住んでいることを推測されないよう、苗字のみ表記することがおすすめです。
上記をはじめとする、女子学生の一人暮らしに必要な防犯対策については、以下の表もご覧ください。
自宅での行動 |
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表札は苗字のみにする |
洗濯物は外干ししない |
必ず1人でエレベーターに乗る |
外での行動 |
一人暮らしであると知られないよう、買い物はできるだけまとめ買いにする |
毎日同じ道を通って通学しない |
店頭で公共料金を支払うときは毎回違う店で行う(個人情報の特定を避けるため) |
一人暮らし女子学生におすすめ防犯グッズ
女子学生の一人暮らしでの防犯対策には、身元を知られないことや室内への侵入を困難にする工夫が特に大切です。防犯対策というと手間やお金がかかるイメージがありますが、手軽に入手できて役立つ防犯グッズは数多くあります。取り入れやすく効果的なおすすめ防犯グッズを、いくつかご紹介します。
厚手でシンプルな色柄のカーテン
窓用のカーテンも、厚い遮光タイプなら夜間の室内照明を外から見えにくくできます。犯罪を直接防止するものではありませんが、誰がどんな暮らしをしているか分かりにくくすることで、不審者のターゲットとなる可能性を低くできます。
カーテンの色柄は外から見えやすく、女性が好む色や柄のカーテンが見えることで不審者に狙われやすくなる恐れもあります。カーテンの色柄を選ぶときは、性別を意識させないシンプルなものを選定しましょう。
窓ガラス防犯フィルム
空き巣の侵入経路は玄関ドアの他、窓からのケースも少なくありません。窓にも、不審者の侵入を防ぐ防犯アイテムを取り入れましょう。窓からの侵入には、鍵周りの窓ガラスを壊して解錠する方法や、ハンマーなどで窓を叩き割って直接侵入する手口が用いられます。これらの防止には、ガラスの破損を防ぐ防犯フィルムが有効です。防犯フィルムが貼られた窓ガラスは1度や2度の打撃では壊れにくく、侵入をあきらめさせる効果が期待できます。
外用センサーライト
不審者を窓やベランダへ近づかせないためには、人が近づくと一定時間点灯するセンサーライトを、室外の窓際やベランダに取り付けることも有効です。周囲を明るく照らして不審者を近づきにくくさせる他、ライトが強く光ることで外の異変を室内の住人に知らせる効果もあります。センサーライトにはコード式のものや乾電池式、クリップ式など様々なタイプがありますので、設置場所に合わせて選ぶことができます。
防犯ブザー
通学時の徒歩移動中に路上犯罪に巻き込まれることを防ぐため、防犯ブザーを必ず携行しましょう。一目で防犯ブザーであることが分かるものを選び、バッグの持ち手に吊り下げるなどして、視覚効果で不審者の警戒を促すことも効果的です。
盗撮・盗聴センサー
一人暮らしの女性は空き巣や路上犯罪だけでなく、盗撮や盗聴の被害に遭うケースも少なくありません。盗聴器や隠しカメラの微弱電波を探知する盗撮・盗聴センサーも市販されていますが、精度に差があるため盗聴器探索の専門会社に依頼することをおすすめします。また、電波を出さないタイプの隠しカメラもあるため、この場合に対応できる赤色LEDの反射によって小さなカメラレンズを発見できる機能を備えたものもあるようです。
玄関ドア用のぞき見防止金具
マンションやアパートの玄関ドアには、室内から外の様子を確認できるドアスコープが付いている場合があります。しかし、ドアスコープを加工したり特殊な器具を使ったりすることで、外から室内をのぞくことも簡単にできてしまいます。室内をのぞかれることを防ぐため、ドアスコープ用のカバーを取り付けておきましょう。
ALSOKのホームセキュリティ
セキュリティに配慮された部屋を選び、恵まれた住環境のエリアで暮らしていても、万一の犯罪に巻き込まれる可能性はゼロではありません。自分自身と部屋を守るため、その万一に備えることも重要です。
ALSOKでは、一人暮らしの賃貸住宅にも簡単に設置できるホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」をご提供しています。ピッキングによる侵入やガラス窓の破壊をセンサーが検知して自動通報するだけでなく、不審な来客で危険を感じたときはボタン1つで緊急通報も可能。最寄りの警備センターから、ガードマンが急行し対処します。
設置も操作も簡単で、費用もリーズナブルなHOME ALSOK Connectの導入を、ぜひご検討ください。
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超高感度探査機器で様々なタイプの盗聴器・盗撮器を探索。コンセントの中やベッドの下なども確認いたします。
もし情報が洩れていると少しでも感じたら……。
できることから防犯対策を実践しよう
初めての一人暮らしは、心細い気持ちになる機会が多いものです。そんなときに住居安全面の不安まで上乗せされてしまったら、気楽な一人暮らしというわけにはいきません。楽しい新生活を実現するには、自分自身や部屋を守るための対策も欠かせません。まずは犯罪やトラブルに遭わないための防犯対策をしっかり行い、その上で万一何かが起こっても身を守ることができるように備えを万全にしましょう。