【ALSOKアンケート】離れて暮らす親をもつ子どもの意識~犯罪被害に遭わないために~
新型コロナウイルスの蔓延により夏休みにも帰省できず、離れて暮らす高齢の親が心配だという人も多いのではないでしょうか。今回はALSOKが行った「離れて暮らす高齢の親を持つ子どもの意識調査」から、リリースでお伝えしきれなかった詳細な内容をお届けするシリーズ第3弾。離れて暮らす親の「押し売りや振り込め詐欺などの犯罪被害」に対する不安と、その対策について紹介します。
親の経済状況にも直結する重要課題
【Q5_1】親と直接会えないことによって、「親自身のこと」について不安に感じる・感じたことはありますか。当てはまるものをすべてお答えください。また、親に関して今後、「自分が関わること」について不安に感じる・感じたことをお答えください。(お答えはそれぞれいくつでも)
『親と直接会えないことによって、「親自身のこと」について不安に感じる・感じたことはありますか』という問いに対し、「親の押し売りや振り込め詐欺などの犯罪被害」が不安だと答えた人は15.6%でした。これは、「急な体調不良やけが」(60.2%)、「認知症、徘徊」(18.0%)に次いで3番目に多い回答です。
さらに、離れて暮らす親の「押し売りや振り込め詐欺などの犯罪被害」に対する不安を解消するために、どのような対策や行動を行ったか調査したところ、以下のような結果となりました。
【Q6_1】「親自身のこと」で不安に感じる・感じたことについて、不安を解消するためにどのように対策や行動を行いしたか。「自分が関わること」で不安に感じる・感じたことがあるものについて、不安を解消するためにどのような対策や行動を行いましたか。(お答えはそれぞれいくつでも)「押し売りや振り込め詐欺などの犯罪」
不安に感じつつも、何も対策や行動を行わなかったという人は4割以下にとどまっています。押し売りや振り込め詐欺は親の経済状況にも直結する重要課題なため、多くの人が何かしらの対策を講じていることがわかります。
具体的な解消方法として上位なのは
では、離れて暮らす親の押し売りや振り込め詐欺被害を不安に感じている人は、具体的にどのように対策しているのでしょうか。以下、意識調査で多かった回答を順番に紹介します。
連絡する頻度を増やす
最も多かった回答は、34.6%の人が答えた「連絡する頻度を増やす」でした。振り込め詐欺は、あまり子どもと連絡を取っておらず、子どもの近況や声が曖昧になっている人ほど引っかかりやすい傾向にあると言われています。密に連絡を取り合い、愛情のある会話を交わしていれば、他人が我が子のフリをするおかしな電話がかかってきたときなど、すぐに気づくことが可能です。また、こまめに連絡を取っていれば、親が押し売りで怪しい物を購入させられようとしている状況などにも気づいてあげられます。
WEBカメラで見守り
2番目に多かったのは、10.3%の人が回答したWEBカメラでの見守りです。振り込め詐欺や高齢者を狙った押し売りは、独り暮らしの家など、第三者の監視がないところで多く発生します。そのため、離れたところからでも親の自宅の映像を確認できるWEBカメラを利用している人が多いようです。
HOME ALSOKの「アルボeye」なら、部屋や親の様子を映像と音声で確認できるだけでなく、カメラに内蔵されたスピーカーを利用してカメラ側に話しかけられるため、いざというときにはその場で注意を促すこともできます。また、緊急時には警備員が駆け付けるサービスを付けることも可能です。
みまもりサービスに加入
親と離れて暮らしていて心配なのは、万が一の事態に自分で駆けつけることができないことです。HOME ALSOKの高齢者むけ警備サービスである「みまもりサポート」なら、いざというときに自分の代わりにプロのガードマンが駆けつけ。犯罪被害はもちろん、火災や天災時などの緊急事態にも安心できますし、24時間いつでも連絡できるALSOKヘルスケアセンターには、看護師や社会福祉士等の資格を持つスタッフが常駐しており、健康上の不安などを相談することも可能です。
自治体や近所の高齢者センターなどへ相談
親が住んでいる自治体や近所の高齢者センターなどへ相談しているという人も一定数いました。地域と連携を取っておくことで、気をつけるべき詐欺の最新情報などを入手できるというメリットもあります。
家族が犯罪に巻き込まれないために
今回の意識調査の結果、全体の半数以上の人が親の押し売りや振り込め詐欺などに対して何らかの対策をしていることがわかりました。親が犯罪に巻き込まれてから行動を起こすのでは手遅れです。親の健康状態や住環境などを踏まえた上で、事前に最適な対策を行うようにしましょう。