冬の食べ物を楽しもう!12月が旬の野菜・果物・魚を使った料理も紹介
本格的な寒さが到来する12月。師走の時期でもあるため、忙しく過ごす方も多いのではないでしょうか。そんな12月は、体作りを助けてくれる食材が旬を迎えます。
本コラムでは、12月に旬を迎える野菜や果物、魚をご紹介します。旬の食材を使った料理もご紹介しますので、参考にしてみてください。
目次
忙しい師走の時期は、おいしい旬の食べ物で栄養補給!
12月の平均気温は7℃台と、寒さが身に染みる季節です。湿度が低く乾燥する上、忙しい時期でもあるため、体調管理には十分に気をつけたいところ。12月に旬を迎える食材は、ビタミンが豊富で免疫力アップのサポートをしてくれるものが多いです。疲労回復にも役立つため、積極的に旬の食材を食卓に取り入れましょう。
12月が旬の食材とは?野菜・果物・魚に分けて解説
寒さが強まる12月は、体があたたまる鍋やスープがおいしい時期。旬の食材も鍋やスープにして食べることでおいしくいただけます。12月に旬を迎える食材は、下記の通りです。
【12月が旬の食材】
- 大根
- 水菜
- 小松菜
- 野沢菜
- みかん
- ゆず
- イチゴ
- たら
- 牡蠣
- ホタテ
12月が旬の野菜
大根
大根は、春の七草のひとつである「すずしろ」として知られていて、古くから日本人に親しみのある野菜です。さまざまな種類がありますが、主に流通しているのは、甘みがありみずみずしい「青首大根」です。
葉に近いほど甘く、先端になると辛味が増します。そのため、先端は薬味や漬物にして、葉に近い部分や中央部分は、煮物に使うがおすすめです。
大根の根には、消化を促進する複数の消化酵素が含まれています。そのうちのひとつであるジアスターゼは胃腸の動きを活発にして、胃もたれや2日酔いを防ぐといわれています。冬は忘年会や新年会などでお酒を飲む機械も多いことから、積極的に摂取したい野菜です。
また、大根の葉の部分には、カロテンなどのビタミンやミネラルが多く含んでいます。
水菜
水菜は、京都原産の野菜で「京菜」ともいいます。「水菜」という名前は、畑の作物と作物の間に水を引き入れて育てていたことが由来です。
水菜は冬が旬で、京都では水菜が並び始めると冬本番といわれています。
水菜は、カロテンやビタミンCといったビタミン類や、カルシウムや鉄分、カリウムなどのミネラル類、食物繊維も多くたくさんの栄養素を摂取できる野菜です。
小松菜
江戸時代に、小松川(東京の江戸川区周辺)で栽培されていたことから小松菜と名付けられたといわれています。小松菜は1年中出回っている野菜ですが、旬は冬です。耐寒性があり、霜にあたることで甘みがアップし、おいしさも増します。また、β-カロテンやビタミンB群、ビタミンK、鉄分、カルシウムなどの栄養がたっぷり。ビタミンKは鼻血などの際に血を止めるはたらきや、骨の健康維持に役立つとされる栄養素です。丈夫な体作りを手助けしてくれるカルシウムは、ほうれん草の3倍以上含まれているといわれています。
また、小松菜はアクが少ないため、下茹でが不要で食べやすい野菜です。油炒めにしたりおひたしにしたりと使い勝手が良く、冬の食卓におすすめの食材です。
野沢菜
野沢菜の旬は冬です。12月は、特に徳島県で多く収穫されます。漬物として食べるイメージがあるかもしれませんが、生の野沢菜は油で炒めたり味噌汁に入れたりしてもおいしく食べられます。
野沢菜には、β-カロテンやビタミンC、食物繊維、カリウムなどが多く含まれています。便秘の解消や生活習慣病の予防、むくみの解消などさまざまな効果が期待できます。
12月が旬の果物
みかん
冬の果実の代表ともいえるみかん。出回っているみかんは温州みかんというものです。中国からきた柑橘が元となって日本で生まれた品種といわれています。ビタミンCが豊富で、風邪の予防や美肌効果などに期待できます。
ゆず
ゆずは奈良時代から栽培されているといわれている果物です。みかんなどと一緒の柑橘類ですが、皮が硬い・酸っぱい・種が多いなどの理由からそのまま食べるのには向いていません。皮や果汁を料理やお菓子、ドリンクなどの風味づけとして使うのが一般的です。
そんなゆずには、カリウムやビタミンCが多く含まれています。みかんと同様に風邪予防や美肌効果などに期待できる果物です。
イチゴ
イチゴは、冬の代表的な果物であり、12月頃から春にかけて旬を迎えます。イチゴには、ビタミンCが豊富で約7粒で1日に必要な量を摂取することができます。
そのため、イチゴも風邪予防や美肌効果に期待できる果物です。
12月が旬の魚
たら
たらはスーパーなどで1年中見かける魚ですが、12~3月に産卵期に向けて浅場に上がってくるため、もっとも流通する時期だといわれています。オスの白子も発達してくる時期のため、たらの身だけでなく白子もおいしい時期。寒くなればなるほど旬を迎えるため、鍋の具材として定番でもあります。
たらは、脂質が少なくたんぱく質が多い魚です。他にも貧血予防などに役立つビタミンB12が含まれています。
白子とたらの身を一緒に食べるなら、昆布だしの鍋がおすすめです。たらは他にもムニエルなどの洋食にも向いています。クセがなくたんぱくな味わいなので、さまざまな料理に合いますよ。
牡蠣
牡蠣は、種類によって旬が異なります。11~4月に旬を迎えるのが真牡蠣です。真牡蠣は産卵後(産卵期:6~9月)栄養が減るため、産卵に向けて栄養を蓄える冬が旬となります。
夏に旬を迎える岩牡蠣と比べて小ぶりですが、うま味が凝縮していてクリーミーな味わいを楽しむことができます。旬の時期を迎える牡蠣は、生で食べるのが一番おいしいとされています。他にも、炊き込みご飯やホイル焼きにしても良いですね。
牡蠣は、ビタミン類・亜鉛などのミネラルが豊富です。亜鉛は皮膚炎や味覚障害などの予防や、免疫力の向上に役立つといわれています。おいしいだけではなく、栄養がたっぷりなのも魅力です。
ホタテ
天然のホタテの旬は、年に2回訪れます。1回目が春で、2回目は冬です。冬のホタテは、産卵に向けて蓄えることから、大きく成長し、生殖層も大きく育っているのが特徴です。
ホタテには、筋肉や体を作るたんぱく質や、疲労回復に役立つビタミンB1などが含まれています。冬のホタテは良い出汁がでるとされていて、鍋やお吸い物などに入れると美味しくいただけます。
12月が旬の食材を用いた料理を紹介
ここからは12月旬の食材を使った料理を紹介します。
鍋料理
寒い冬は、あたたかい料理が食べたくなるのではないでしょうか。冬の定番料理でもある「鍋料理」。体をあたためてくれる鍋は、旬の食材である大根や水菜、たらや牡蠣などを入れても美味しくいただけます。味付けも、しょうゆや味噌だけではなく、最近ではトマトやカレーといった洋風の鍋もあり、さまざまな味で鍋を楽しむことができます。
おでん
おでんも冬の定番料理。寒い冬にぴったりなあたたかい料理です。おでんには、旬の大根を入れるのがおすすめ。大根を入れることで、消化を促進してくれ、胸焼けや胃もたれを防止してくれます。出汁のうま味がたっぷり染み込んだ具材は体をあたためてくれるでしょう。
フルーツヨーグルト
ヨーグルトにフルーツを加えることで、より美味しく食べられます。
また、ヨーグルトはたんぱく質やカルシウム、そして腸内環境を整えてくれる乳酸菌が多く含まれています。
ビタミンや食物繊維が豊富なフルーツと合わせることで、たくさんの栄養を摂ることができ、健康の維持に役立ちます。
12月は料理時の火災に注意しよう
寒い冬はあたたかい料理がおいしく感じる季節。スープやお鍋など体があたたまるメニューを作ることも多くなりますよね。また、12月は空気が乾燥してくることもあり、火災が起こりやすい時期です。料理する際は火の取り扱いには注意するとともに、住宅用火災警報器の点検や消火器の使用期限、設置場所の確認など防災対策も見直すようにしましょう。
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まとめ
12月に旬を迎える食材には、寒い冬を乗り越えるために必要な栄養がたっぷりと蓄えられています。1年の終わりはなにかと忙しい時期で、体調も崩しやすいため、旬の食材でしっかりと栄養補給していきましょう。