飛行機に持ち込み禁止なものはどれ?機内に持ち込みできない手荷物と注意点

飛行機に持ち込み禁止なものはどれ?機内に持ち込みできない手荷物と注意点

お役立ち情報 2021.08.17
飛行機に持ち込み禁止なものはどれ?機内に持ち込みできない手荷物と注意点

飛行機に乗る際は、機内への持ち込みや預け入れにさまざまな制限があります。機内に持ち込める手荷物のことを「持ち込み」と呼び、空港カウンターに預けられる荷物を「預け入れ」といいます。このルールを知らずに荷物を持ち込もうとしてしまい、普段使用しているものを機内に持ち込めず没収されてしまうことになったら困りますよね。
そこで今回は、飛行機に持ち込み禁止なものや注意点についてご紹介します。事前に持ち込みできるものとできないものを知っておくと手荷物検査で焦らずに済むので、飛行機に乗る際はぜひ参考にしてみてください。

飛行機に持ち込めないものがあるのはなぜ?

飛行機に持ち込めないものがあるのはなぜ?

飛行機に乗る前には、必ず空港で安全上の確認のための手荷物検査が行われます。この検査はテロ対策やハイジャック防止、火災などのリスクを防ぐために行われていますので、検査を通過しなければ飛行機に乗ることはできません。
保安検査場で手荷物が再検査になると、飛行機の搭乗時間に遅れてしまう場合もあります。
このような事態を避けるためにも、予め持ち込みできないものを確認して検査をスムーズに済ませられるようにしましょう。

飛行機に持ち込みができないもの

機内へは危険物と判断されるものは、持ち込みが禁止されています。
どのようなものが機内への持ち込みができないのかをご紹介します。

燃えやすく、爆破の恐れがあるもの

燃えやすく、爆破の恐れがあるものは機内への持ち込みも預け入れもできません。
例えば、コンロ用カセットボンベやヘアスプレーなどの高圧ガス類、塗料や接着剤などの引火性液体、花火やクラッカーなどの火薬類、多量のマッチやライター燃料などの可燃性物質が挙げられます。

危険性のある化学薬品

毒物類、酸化性物質、その他有害物件、腐食性物質、放射性物質が挙げられます。これらも、持ち込み・預け入れともに禁止されています。
酸化性物質に当てはまるのは、酸素系漂白剤や瞬間冷却材などです。また、化学反応によって熱が発生する加熱機能付きのお弁当箱は、腐食性物質となるため持ち込みできません。

凶器と判断されるもの

材質や強度等において凶器になると判断されるものは、持ち込みができません。
ハサミやナイフ・カッターなどの刃物、工具、ゴルフクラブやバット、アイススケートシューズなどは、機内に持ち込みが出来ませんので、預け入れの手荷物に入れましょう。
持ち込み不可のものには模擬品や類似品も含まれるので、しっかり確認しましょう。

注意しよう!こんなものも持ち込み禁止

旅行先で花火やキャンプをしようと計画を立てている方もいるかと思います。
ここで注意したいのが、花火は火薬類、キャンプ用のガスボンベは高圧ガスに分類されるので持ち込み・預け入れが一切禁止となっています。
搭乗前に処分することにならないように持ち込み禁止のものは事前に確認し、現地で購入するようにしましょう。

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機内持ち込み・預け入れに条件がある手荷物

一部のものは一定の条件下であれば機内への持ち込み・預け入れが可能となっています。

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持ち込みできるルールや個数制限があり、条件を満たせば機内への持ち込みが可能となります。
その他機内への持ち込み・預け入れができないものや、条件によって持ち込みができるものに関しては国土交通省のホームページに詳細が記載されていますので、そちらをご確認ください。

リチウム電池を内蔵した電子機器は電源OFFが義務

スマートフォンやモバイルバッテリー、腕時計などリチウム金属電池を内蔵した電子機器は、リチウム含有量が2g以下であれば機内への持ち込みや預け入れが可能です。リチウムイオン電池内蔵の電子機器の場合は、ワット時定格量が160Wh以下であれば機内持ち込み・預け入れができます。

リチウム含有量がわからないときは、つぎの計算方法で割り出せます。

●含有量(g)=電池の容量(Ah)×0.3
※リチウム電池では容量1Ah あたりおおよそ0.3g程度のリチウムを含んでいます。

例)3Ahのリチウム電池の場合
3(Ah)×0.3g=0.9g

ワット時定格量がわからないときは、つぎの計算方法で割り出せます。

●ワット時定格量(Wh)=電池の容量(Ah)×電圧(V)

例)3.6V/10050mAhのモバイルバッテリーの場合 
mAhをAhにする場合は1000で割ります。
10.05(Ah)×3.6(V)=37.185(Wh)

お手持ちの電子機器の裏面、購入時の箱や取り扱い説明書に数値の記載があるので確認しましょう。

ただしリチウム電池は損傷などによって自然に熱を持ってしまい、発火や爆発を起こす危険があります。そのため預け入れの際は、電子機器の電源をOFFにすることが義務付けられています。
電源をOFFにした上で、損傷による発火などのリスクを防止するため、衣類やタオルなどで保護するようにしましょう。また、航空会社によって電子機器、予備電池の個数が制限されている場合があるので事前に確認しておきましょう。

国内線と国際線で持ち込みルールは同じ?

国内線と国際線で持ち込みルールは同じ?

国内線と国際線では持ち込みのルールや制限が異なるものがあります。
国際線の方が比較的制限は厳しく、国内線で問題なかったものが国際線では持ち込みができないという場合があります。特に液体物に関しては細かいルールがあるため、荷造りの際に注意が必要です。

国際線を利用するときの液体物持ち込みルール

国際線を利用するときの液体物持ち込みルール

国際線では、水分を含んでいるものはすべて「液体」と認識されます。制限の対象となる液体物は以下のようなものです。

国際線の液体物持ち込み制限になるもの

これらは機内へ持ち込む際、100ml(g)以下の容器に入れて、容量が1L以下のジッパー付き透明プラスチック製袋に入れます。100ml(g)を超える液体物の場合は預け入れであれば可能です。
規定の量を超えると、その場で処分・回収されてしまうため荷造りを行う際は入念に確認してください。また、航空会社によってもルールや制限が異なる場合があるので、各航空会社の公式ホームページを見ておきましょう。

電動車椅子の扱いについて

電動車椅子は航空機で安全に輸送するためのルールが定められています。バッテリーの種類やサイズ、重量によって預け入れの制限が変わるため、事前に各航空会社へ確認しておくと良いでしょう。
搭乗手続き時に空港カウンターにて預け、その後は空港にある車椅子に乗り換えます。
時間に余裕をもって早めにチェックインしておくことがおすすめです。

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まとめ

今回は、飛行機に持ち込み禁止なものや国内線と国際線の違い、注意点についてご紹介しました。細かいルールや制限がたくさんあるため、すべてを把握するのは難しいですが、飛行機に乗る際は必ず守らなければいけないことです。自分の手荷物がルールに違反していないかしっかり確認して、快適な空の旅を楽しんでください。

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